こんばんわ。
本棚を整理していたら、懐かしい雑誌が出てきた。表紙に海蔵寺の花菖蒲とマツバギクが並んでいる。2006年5月刊行のサライで、鎌倉特集号だ。
この雑誌に誘われて、花菖蒲とマツバギクといえば、いつ行く、今でしょ、と海蔵寺へ出掛けた。
花菖蒲とマツバギクの紅白の列は茅葺の庫裏の前にある。
おっ!咲いていそうだ。近寄ると、ばっちり。あのサライの表紙に負けない咲きっぷり!
ところどころ紫も混在しているが、まさに見頃の花菖蒲。そしてマツバギク。
サライの表紙と同じ向きで撮ってみる。
これに、北鎌倉を舞台にした小津安二郎監督の”麦秋”のスチール写真をつければ、2023年のサライ鎌倉特集号の出来上がり(笑)。
松葉菊は鐘楼の周囲にも咲き乱れている。
実は半月ほど前に海蔵寺を訪ねている。そのとき、マツバギクはもう咲いていたが、白花菖蒲は蕾だった。ほかにイワタバコ、八重ドクダミ、サツキ、京鹿子が盛りだった。現在、京鹿子はもう散り、サツキ、イワタバコも終盤に入った。一方、八重ドクダミはまだ元気。新顔は紫陽花、クチナシの花、ヒメシャラの花(もう終盤)、半夏生、萩といったところ。
いよいよ終盤を迎えたイワタバコ。ヤグラの周辺に。
さようなら、また、来年!
八重ドクダミ。
ヒメシャラは盛りをみない内に散っている。
半夏生が半夏生(7月2日)の来る前にはじまった。
さつき石仏さんのうしろではクチナシの花が咲き始めた。いい香り。
紫陽花は今が盛り。
山門前の萩が早くも。
偶然、手にした17年前のサライのお陰で、海蔵寺の初夏の紅白列、花菖蒲と松葉菊を見られてラッキー。おまけに、新旧交代の花々も見られたし。
では、おやすみなさい。
いい夢を。
明治神宮御苑の睡蓮