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気ままに

大船での気ままな生活日誌

風と梅の円覚寺

2017-02-20 22:02:35 | Weblog

こんばんわ。

午後から強風が吹き始めた。こんな日でも散歩に出たい性分(汗)。今日の散歩のテーマは”風”にしようと、北鎌倉へ向かった。おっ家内に散歩はいいけど、電車には乗らないようにと厳命を受けたので、近場にしたのだ。北鎌倉なら、たとえ電車が強風で止まっても歩いて帰れる距離だから。

どうしたら、”風”を撮れるのか。駅までの道で、風に揺れているミモザを試しに撮ってみた。あんなに揺れているのに、写真にしてみると、そよ風が吹いている程度にしかみえない。

そうだ、目の前を歩いている女性の長い黒髪がたなびいてるところがいいかもしれない、とカメラを向けたら、突風がきて、ぼくもふらついたが、その女性もふらつき、思わぬシャッターチャンスをとらえた(汗)。

横須賀線は正常運転だったし、東海道線も問題なく、風の影響はまだ出ていなかった。予定通り、ひと駅先の北鎌倉で降り、しばらくぶりに(とはいっても、約ひと月ぶりだけど)、円覚寺を訪ねた。ここなら境内に大木も多いし、”風”を撮れるかも。

風がテーマだったはずなのに、円覚寺に足を踏み入れたとたん、風のことはすっかり忘れて梅、梅、梅と、梅のとりこになってしまった。それほど、梅が真っ盛りだった。

仏殿の横

選仏場と梅と僧侶

国宝・舎利殿と梅

仏日庵の開基廟と梅

康成の千羽鶴の舞台となった茶室、烟足軒(えんそくけん)と梅。

大方丈前の百観音と梅

黄梅院へ行って、はたと、忘れていた風のテーマを思い出した。はたはたとお堂の前の垂れ幕が揺れていた。

木像さんも倒れかけていた。

黄梅院なのに、黄梅はなく、代わりに、マンサクが見事に咲いていた。

山茱萸も色づいていた。

帰り際、ふと、空を見上げると、山門の上の雲が稀なる勢いで流れていた。でも、写真にすると、のどかな早春の空としかみえない。

大船駅に着くと、強風で東海道線の上りが止まっていた。茅ヶ崎方面へ出掛けていたら、おっ家内に叱られるとこであった。くわばらくわばら。

それでは、おやすみなさい。

いい夢を。
 

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杉本博司展 海景/ATAMI

2017-02-20 11:18:00 | Weblog

おはようございます。

MOA美術館のリニューアルオープン記念展として所蔵名品の展示のほか、杉本博司展が開催されている。杉本は、今回の改修工事で、展示スペースの設計も担当している。2015年に、尾形光琳300年忌記念特別展/光琳アート/光琳と現代美術という、近来にない素晴らしい展覧会が開催されたが、ここでも、”月下紅白梅図”と”華厳滝図”出展している。

本展にも、その月下紅白梅図が展示されているので、まず、それから、入ろうと思う。

光琳の紅白梅図屏風を撮影し、プラチナ・パラディウム・プリントという技法で印刷、黒はあくまでも黒く、また、諧調表現を駆使し制作。まるで、月光に当たる紅白梅のように仕上げた。

二作目は、映像作品の加速する仏。京都の三十三間堂の一千一体の十一面観音が、朝日を浴びて光り輝く瞬間を撮影し、それらの映像をループ化して、5分間で百万体の仏さまをみられるよう動画化した。ぼくも5分間、佇んで、不思議な感覚に浸った。

さらに、代表作”海景”シリーズの中から、熱海の海を撮影した海景-ATAMI。
1997年の正月、漁船もいなくなった熱海の海と日の出を撮る。意識的に、カメラの焦点を無限点の倍の位置に置く。月日は百代の過客、百代も前の先祖たちがみていた朝日を今、こうしてみているのだという感慨につつみ込まれたという。

海にうつる太陽光の帯

雲の切れ目から太陽の光線が射している、薄明光線

素晴らしい杉本博司展であった。

。。。。。

その日の朝、ぼくもホテルのベランダから、熱海の海の、日の出と月の出をみていた。マイ海景/ATAMI(笑)。

春一番の日。明け方も水平線には雲の帯が。月の出も少し遅れて、雲の上に現れたが一瞬で、また雲の中へ。半月に近くなっていたが、まるでお椀のような向きで東の空に昇ってくる。色はピンク色。いつか由比ヶ浜で、ピンク色のすばらしい満月の月の出をみたことがある。

また、雲間に現れたときは、傾いていて、色も消えていた。

そのあと出てきた朝日も雲の帯に遮られてしまった。

薄明光線のみ。

水平線に光りの帯。

海面に光りの帯

それでは、みなさん、今日も一日、午後からの大風に気を付けて、お元気で!

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