こんばんわ。
午後から強風が吹き始めた。こんな日でも散歩に出たい性分(汗)。今日の散歩のテーマは”風”にしようと、北鎌倉へ向かった。おっ家内に散歩はいいけど、電車には乗らないようにと厳命を受けたので、近場にしたのだ。北鎌倉なら、たとえ電車が強風で止まっても歩いて帰れる距離だから。
どうしたら、”風”を撮れるのか。駅までの道で、風に揺れているミモザを試しに撮ってみた。あんなに揺れているのに、写真にしてみると、そよ風が吹いている程度にしかみえない。
そうだ、目の前を歩いている女性の長い黒髪がたなびいてるところがいいかもしれない、とカメラを向けたら、突風がきて、ぼくもふらついたが、その女性もふらつき、思わぬシャッターチャンスをとらえた(汗)。
横須賀線は正常運転だったし、東海道線も問題なく、風の影響はまだ出ていなかった。予定通り、ひと駅先の北鎌倉で降り、しばらくぶりに(とはいっても、約ひと月ぶりだけど)、円覚寺を訪ねた。ここなら境内に大木も多いし、”風”を撮れるかも。
風がテーマだったはずなのに、円覚寺に足を踏み入れたとたん、風のことはすっかり忘れて梅、梅、梅と、梅のとりこになってしまった。それほど、梅が真っ盛りだった。
仏殿の横
選仏場と梅と僧侶
国宝・舎利殿と梅
仏日庵の開基廟と梅
康成の千羽鶴の舞台となった茶室、烟足軒(えんそくけん)と梅。
大方丈前の百観音と梅
黄梅院へ行って、はたと、忘れていた風のテーマを思い出した。はたはたとお堂の前の垂れ幕が揺れていた。
木像さんも倒れかけていた。
黄梅院なのに、黄梅はなく、代わりに、マンサクが見事に咲いていた。
山茱萸も色づいていた。
帰り際、ふと、空を見上げると、山門の上の雲が稀なる勢いで流れていた。でも、写真にすると、のどかな早春の空としかみえない。
大船駅に着くと、強風で東海道線の上りが止まっていた。茅ヶ崎方面へ出掛けていたら、おっ家内に叱られるとこであった。くわばらくわばら。
それでは、おやすみなさい。
いい夢を。