二泊三日の東北桜巡りをしてきた翌日なので、4年振りに開催される神田祭に行くのを明日にのばして、今日は近場の鎌倉文学館で遊んできた。ちょうど、太宰治展をやっていた。太宰の故郷は青森だし、昨日、青森に行ってきたばかりだし、なんて繋がりがいいんだろう。
日本近代文学館所蔵の”右大臣実朝”や”人間失格”の貴重な原稿や、太宰自身が描いた油彩画”自画像”まで観ることができて、それはそれで楽しめたのだが、そぼふる雨の中の庭園に出て驚いた。薔薇が、もう見頃を迎えていたのだ。ぼくは何度もここに来ているが、今までで最高のタイミングではないかと、思うほどの花盛りだった。暗い太宰から明るい薔薇へ、180度の転換も、ぼくの心模様に効果的に作用したのかもしれない(笑)。



加えて、スタジーの巨木も花盛り。老木はうつくしい(汗)。


高橋源一郎がこの展覧会の監修をしていて、彼の太宰論もパネル展示されている。その中に、小林秀雄の文章が引用されていた。”実生活を離れて思想はない。しかし、実生活に犠牲を要求しないような思想は、 動物の頭に宿っているだけである。”た、たしかに。
となる、自称思想家は多いことだろう(笑)。
鎌倉駅の西口から東口への地下通路に、この展覧会の紹介パネルが展示されている。


そして、太宰が愛した故郷の山、津軽富士こと岩木山。著作”津軽”で、”富士山よりもっと女らしく十二単の裾を、銀杏の葉を逆さにたてたように、ぱらりとひらいて左右の均整も正しく”と形容している。

ぼくも一昨日の夕方、素晴らしい津軽富士をみている。



日本近代文学館所蔵の”右大臣実朝”や”人間失格”の貴重な原稿や、太宰自身が描いた油彩画”自画像”まで観ることができて、それはそれで楽しめたのだが、そぼふる雨の中の庭園に出て驚いた。薔薇が、もう見頃を迎えていたのだ。ぼくは何度もここに来ているが、今までで最高のタイミングではないかと、思うほどの花盛りだった。暗い太宰から明るい薔薇へ、180度の転換も、ぼくの心模様に効果的に作用したのかもしれない(笑)。



加えて、スタジーの巨木も花盛り。老木はうつくしい(汗)。


高橋源一郎がこの展覧会の監修をしていて、彼の太宰論もパネル展示されている。その中に、小林秀雄の文章が引用されていた。”実生活を離れて思想はない。しかし、実生活に犠牲を要求しないような思想は、 動物の頭に宿っているだけである。”た、たしかに。

鎌倉駅の西口から東口への地下通路に、この展覧会の紹介パネルが展示されている。


そして、太宰が愛した故郷の山、津軽富士こと岩木山。著作”津軽”で、”富士山よりもっと女らしく十二単の裾を、銀杏の葉を逆さにたてたように、ぱらりとひらいて左右の均整も正しく”と形容している。

ぼくも一昨日の夕方、素晴らしい津軽富士をみている。


