東京駅丸の内南口を出て、すぐ前にあった旧東京中央郵便局。そのあとに、建ったJPタワー内に、日本郵便の商業施設 ”KITTE”が、今年の3月21日に開業した。ようやく見学することができた。一階ホールに入ると、いきなり目に飛び込んでくる、巨大なしだれ桜の絵。三春の滝桜だな、とすぐ思った。”想い桜”という名前がついている。

やっぱりその桜だった、千住博画伯が昨年12月、葉も落ち、花もない枝だけの三春の滝桜をスケッチした。その枝にたくさんの人々が、大切な人への様々な想いを込めて、桜の花を咲かせた。展示がおわったあとは、ハガキ大に裁断され、それぞれ想う人に届けられるのだという。
ここに来る前、ぼくは東京駅近くのホテルで開催された、旧職場のOB会に出席していた。元上司の米寿と後輩の退職のお祝いという、おめでたい宴だったが、悲しいこともあった。それは、欠席者のハガキの通信欄のコピーが回ってきたときだった。重篤な病気で動けない、とか(奥様の連絡で)認知症になってしまったとか、悲しい文章がつづく。こういう会に元気に出席できるだけでも幸せなんだとつくづく思う。
ぼくは、この”想い桜”を見上げながら、長年、親しくさせていただいたKさんやTさんやIさんのことを想った。この桜の花のように元気を取り戻してください。
KITTEは、切手からきた粋なネーミングだが、建物もなかなか粋なつくり。



5階だったかに、旧東京中央郵便局長室が保存されている。そこから東京駅丸の内駅舎や丸ビルもみえる。


歌舞伎座みたいに、6階屋上庭園もある。

JPタワーも見上げられる。

丸の内駅舎もばっちり。

もう一度、”想い桜”。

そうそう、信州から来られたK君がお二人におくった祝辞の中で紹介された、一茶の還暦の句。思わず、ひざをたたく(汗)。
これからは丸もうけぞよ娑婆遊び
さあ、今日の娑婆遊びはどこにするか、丸儲けぞよ(大汗)。
。。。。。
追記
今日の娑婆遊びを済ませてから、図書館に寄って、一茶についての人物叢書を読んていたら、この句のことが出ていた。ちょっと違っていたので訂正します。正確にはこうです。
文政四年(59歳)。歳旦、中風の回復をみずから祝って、文をつくり
今年から丸もうけぞよ娑婆遊び
でも、意味はぼくらの解釈でもいいと思う。組織人であることは、多かれ少なかれ、心が中風にかかっているようなものだからネ。

やっぱりその桜だった、千住博画伯が昨年12月、葉も落ち、花もない枝だけの三春の滝桜をスケッチした。その枝にたくさんの人々が、大切な人への様々な想いを込めて、桜の花を咲かせた。展示がおわったあとは、ハガキ大に裁断され、それぞれ想う人に届けられるのだという。
ここに来る前、ぼくは東京駅近くのホテルで開催された、旧職場のOB会に出席していた。元上司の米寿と後輩の退職のお祝いという、おめでたい宴だったが、悲しいこともあった。それは、欠席者のハガキの通信欄のコピーが回ってきたときだった。重篤な病気で動けない、とか(奥様の連絡で)認知症になってしまったとか、悲しい文章がつづく。こういう会に元気に出席できるだけでも幸せなんだとつくづく思う。
ぼくは、この”想い桜”を見上げながら、長年、親しくさせていただいたKさんやTさんやIさんのことを想った。この桜の花のように元気を取り戻してください。
KITTEは、切手からきた粋なネーミングだが、建物もなかなか粋なつくり。



5階だったかに、旧東京中央郵便局長室が保存されている。そこから東京駅丸の内駅舎や丸ビルもみえる。


歌舞伎座みたいに、6階屋上庭園もある。

JPタワーも見上げられる。

丸の内駅舎もばっちり。

もう一度、”想い桜”。

そうそう、信州から来られたK君がお二人におくった祝辞の中で紹介された、一茶の還暦の句。思わず、ひざをたたく(汗)。
これからは丸もうけぞよ娑婆遊び
さあ、今日の娑婆遊びはどこにするか、丸儲けぞよ(大汗)。
。。。。。
追記
今日の娑婆遊びを済ませてから、図書館に寄って、一茶についての人物叢書を読んていたら、この句のことが出ていた。ちょっと違っていたので訂正します。正確にはこうです。
文政四年(59歳)。歳旦、中風の回復をみずから祝って、文をつくり
今年から丸もうけぞよ娑婆遊び
でも、意味はぼくらの解釈でもいいと思う。組織人であることは、多かれ少なかれ、心が中風にかかっているようなものだからネ。
