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気ままに

大船での気ままな生活日誌

国立西洋美術館の風景

2009-08-23 09:25:27 | Weblog


東博で”染付展”を観ての帰り、午後5時頃、国立西洋美術館の前に通りかかったとき、5時半までやっているというので短時間だったが覗いてきた。この前、鎌倉で、ル・コルビュジエのお弟子さんの坂倉準三の展覧会をみたのに、師匠の展覧会を素通りしては申し訳ない思ったのだ(笑)。

ぼくは、いわゆる歴史的建造物を観るのは、好きだが、現代のコンクリート建造物には、あまり興味がない。建築学的な知識があればそれなりに、面白いこともあるのだろうが、そうゆう知識には乏しい。この美術館は、ル・コルビュジエが設計の素案をつくり、お弟子さんの、坂倉準三、前河国男、吉阪隆正の3人が実際には担当したということだ。

ル・コルビュジエの”無限成長美術館”構想の三つの美術館のひとつで、それが建築学上、重要なことらしい。でもそれが、世界遺産がどうのこうのというほど重要なことなのだろうかと素人は思ってしまう。外観だって、特別、ひかれるほどのものではない。東博の本館の外観の方が余程、ぼくは好きだ


西洋美術館はめったに入らないので、もう何年ぶりか分からない。今回は、”ル・コルビュジエ展”開催中のことでもあるし、美術作品を観るというより、素人の目で、美術館を”建築学的な”眼でみてみようと思った。特別展をちらりと観たあと、展示室の全体の雰囲気や、階段やら、壁やら、天井やら、廊下やら、上を向いたり、下を向いたり、横を向いたりして歩いてみた。



雰囲気がいい。ゆたっりして居心地よい、まずそう思った。壁の余白も美術館らしい工夫で楽しませてくれる。

展示室の連絡口もまるで額縁のようだ。

天井の自然採光口(だったと思う)も、水玉模様のようだ。

彫刻と絵画の併置もいい。裸女の彫刻の向こうにモネの睡蓮が。その横に金髪の美女がいるのもいい(汗)。

裸女とミロの絵も様になっている。

なかなかいいじゃないか、そう思ってみると天井まで芸術的だ。

階段まで芸術的だ(笑)。

庭に面した彫刻展示室。なるほど、自然採光を最大にとって、かつ野外とつなげて。

建築は外観ではないのだ。むしろ、住居なら住みやすく、美術館なら、居ごこちよく、つくる。これがいい建築家なのだ、やっぱりル・コルビュジエは名建築家なのだと思ったのでした。はじめけなして、最後はほめてしまいました(汗)。

でも、外観も内部も、うつくしい明治、大正、昭和初めまでの建物の方が、ぼくは、まだ好きですね。
。。。

レッドソックス田沢が、昨日2ホーマー7打点の松井秀を封じて、ヤンキースを6回零封し、見事2勝目をあげました。いいぞ。松坂もうかうかできませんね。



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