goo blog サービス終了のお知らせ 

気ままに

大船での気ままな生活日誌

伊勢佐木町ブルース

2009-02-10 11:00:15 | Weblog
伊勢佐木町モールの4丁目あたりに、青江三奈さんのヒット曲”伊勢佐木町ブルース”の歌碑がある。モチーフのグランドピアノ部分がさくら石、台座が黒のみかげ石でできた、結構、大きな石碑である。ふたりで、関内駅から15分ほど歩いてたどり着き、しげしげながめていると、この付近に住んでいるというおじさんが近づいてきて、このボタンを押してごらん、歌がきけるよ、と言うのでそうしてみた。すると、あの、色っぽいためいきから始まる、なつかしい歌声が流れてきた。

おじさんの話によると、彼女は無名時代から、この近くの、何とかいう、キャバレーで歌っていて、伊勢佐木町にはむかしからなじみがあり、また、今でも毎年、この碑の前で青江三奈そっくりの、ものまねタレントのコンサートが開かれているそうだ。

この歌は、昭和43年の100万枚を超える大ヒット曲で、彼女のハスキーな歌声は全国に流れ、伊勢佐木町の名を一躍、”全国区”にさせた。たしか、同じようなハスキーボイスの森進一とはビクターの同期で、森が”女のためいき”、そして彼女は”恍惚のブルース”でデビューした。森進一で思い出したが、”伊勢佐木町ブルース”の作詞者は、”おふくろさん”を歌う、歌わせないで問題と起こした川内康範であることを、この碑をみてはじめて知った。森進一は現在も活躍中だが、川内康範も最近、亡くなり、青江三奈も夭折した。時の流れを感じさせる。



伊勢佐木町に関係のある歌手というと、”ゆず”をはずすわけにはいかない。元治元年(1864)創業の野澤屋呉服店を前身とする長い歴史に最近幕を閉じた、横浜松坂屋前の路上ライブがきっかけでデビューした。NHK紅白初出場もここで唄った。当時の写真”伝説の紅白 in イセザキ” が、前横浜松坂屋の閉じた壁いっぱいに貼られていた。ここでも時は確実に流れていた。



佐藤忠良作”若い女”。ここだけは時が止まっている。


。。。。。

伊勢佐木町ブルース

 作詞  川内康範
 作曲  鈴木庸一
 歌唱  青江三奈

(ため息)
 あなた知ってる 港ヨコハマ
 街の並木に 潮風吹けば
 花散る夜を 惜しむよに
 伊勢佐木あたりに 灯りがともる
 恋と情けの  ドゥドゥビ ドゥビドゥビ
ドゥビドゥヴァー 灯がともる

(ため息)
 私はじめて 港ヨコハマ
 雨がそぼ降り 霧笛が鳴けば
 波止場の別れ 惜しむよに
 伊勢佐木あたりに 灯りがともる
 夢をふりまく ドゥドゥビ ドゥビドゥビ
ドゥビドゥヴァー 灯がともる

(ため息)
 あなたなじみの 港ヨコハマ
 人に隠れて あの娘が泣いた
 涙が花に なるときに
 伊勢佐木あたりに 灯りがともる
 恋のムードの ドゥドゥビ ドゥビドゥビ
ドゥビドゥヴァー 灯がともる

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする