まどか先生の「ママ達のおやつ」

ママの笑顔は、我が子が幸せであるためのママ・マジック。ママが笑顔であるために、この「おやつ」が役立つことを願っています!

お盆・・・

2006年08月13日 | にこにこ
  土曜日のクラスの後、私は主人と一緒に1泊2日で熱海に行ってきました 仕事で来日中の、友人のアメリカ人夫妻と一緒の久しぶりののんびりとした休日です 
 日本が「お盆休み」という特別なお休みの時期とは知るよしもなく、「思ったホテルが、なぜかちっともとれない」と残念顔のMr.P。せめて、週末くらいは、少しでも有意義になるように!という私達の気持ちが、今回の熱海行きになちました

 今日、熱海の町中を歩いている時、小さな商店の店先に、お盆用のお供え物と、迎え火、送り火ようのオガラが並べられてありました。彼らの目にも、それらは「普段のもの」とは違うものとして目に留まったらしく、これらは何か?と尋ねられました。
 そこで、主人と私は、古い子供の頃の記憶と、思い出せる限りの知識を絞り出し、「お盆」の説明をしました
  お盆は、亡くなったご先祖様が家に戻ってくる期間。
  正式には、8月13日から16日までであこと。(地方によっては、一ヶ月前にすることもあること)
  ご先祖様をお迎えするために、本来は、玄関前で麻の茎であるオガラを焚き、お送りするめにまたオガラを焚くこと。それを「迎え火、送り火」と呼ぶこと。
 
 帰宅して、インターネットで調べてみると、概ね、間違いはなかったので、ホッと安心したのですが・・・それにしても、私達はなんと何も知らないことか

 お正月や年末、お盆はどこもかしこも混雑する というような知識はあっても、それ以上の本来の意味は、お恥ずかしながら、それほど知りません。
 第一、本家でなければ家に仏壇もなく、「ご先祖様」に手を合わせることすらないのです たぶん、小さな子供達に「ご先祖様」などと言えば、ほんの一部の子供達が、「さざえさんのパパの波平さんによく似たおじさんが、裃(かみしも)姿で、時々、マンガの中に登場する」というふうに答えられれば良いほうでしょう

 時代は移り、多くのことが失われつつあります。
これは私の勝手な考えですが、歴史上でも、あまり多くを奪われた経験のない日本人は、自分の掌中にあるものを、あまり大事に感じない民族だと思います 人はみな、奪われそうになって初めて、「奪われたくない、失いたくない」とそのものを意識するようになる・・・そんな気がします きっとお隣の国、韓国の人達が、発展しつつも、それでも尚、今を生きる若者達も、一生懸命に自分達の文化や伝統を守ろうとするのは、きっと「奪われること」への大きな抵抗と喪失感を肌で実感しているからではないか? 私はいつもそう考えています。

 お盆・・・仏教的な正しい解釈や、しきたりは深くはわかりませんが
それでも、「今を生きる自分」をあらためて知る、という意味でも、両親や祖父母・・・自分のルーツを大切にするために、お盆やお正月くらいは、「ご先祖様、自分の過去」を意識する時間も必要ではないでしょうか?
 さすがに子供達だも、自分がM78星雲から来たとか、2112年生まれの猫型ロボット?だ、などと思っているわけはない・・・自分にはパパとママがいて、またそのパパやママがいて・・・
 良い機会です たまには、未来ばかりではなく、「過去」も知ることも、きっと子供達にとって、楽しいことだと思
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする