まどか先生の「ママ達のおやつ」

ママの笑顔は、我が子が幸せであるためのママ・マジック。ママが笑顔であるために、この「おやつ」が役立つことを願っています!

知ることの楽しさ - トリノオリンピック

2006年02月10日 | にこにこ
 今日からイタリアのトリノで、冬季オリンピックが始まります
夏のオリンピックや、サッカーのワールドカップの時にも私は実感したことなのですが・・・
 スポーツに大変興味のあるご家庭や、スポーツそのものはお好きではなくとも、一つの世界的なイベントとして、オリンピックやワールドカップに興味を示されるご家庭の子供達と、そうではない我感せずのご家庭の子供達とでは、全然、様子が違うのです
 前者のご家庭の子供達は、大会期間中、クラスに来るたびに大いにその話題で盛り上がります 結構、子供達同士でも、十分に理解をしていて、大人顔負けの感想を言い合い、共感しあったりしています
 このような大会の一番大きな要素、子供達の変化は、幼い彼らが「日本」という国、「日本人」である自分達を強く意識し始める、ということだと思います

 私に右翼的な思想があるとは思っていませんが、多感なティーンエイジャーの頃から海外に出る機会が多く、その時も単なる旅行者ではなく、友好訪問団のメンバーとして、とか、国際キャンプの日本からのメンバーとして、というような立場だったために、比較的若い時期から、日本や日本人を非常に意識する機会が多かったように思っています
 そういう経験から私は、日本の子供達が早い時期から「世界を、外国を知り、意識するためにも、自分の国を意識する」ということは、とても大切なことではないか?と思っています

 まずは開会式 
子供達の多くは、カラフルな「国旗」に興味を持つようです。この開会式がきっかけで、世界の国旗に興味を持ち、パパやママにおねだりをして、「国旗の本」という本を買ってもらい、ずっと持ち歩いている、という子どももいましたねえ
 ある時、彼は私がホワイトボードに描いた鳥と海の絵を見て、「ねえ先生、それ、キリバス共和国の旗に似ているよ」と言いました。
 お恥ずかしながら、私はキリバスという国が、ミクロネシアにある島国だということを、彼が教えてくれるまで、全く知りませんでした
 世界地理に興味のないご家庭では、「小さな子どもが、そんな生涯に一度も行くこともないような国の国旗を知ったからといって、何になるのー?」などと思われてしまうかもしれませんね。

 でもね、知らないことを知る、ということは、大人が思っている以上に、子どもにとって意味のあること、価値のあることなのです

 もちろん、大きな試合の後には「日本が勝った!」「日本が負けた!」と大騒ぎもしますが、子供達は純粋で、実際には大人ほど、勝負だけにこだわっているわけではなく、「負けた国の人が泣いていた・・・」とか「負けてかわいそうだったねえ・・・」のような、とても人間的な反応をしてくれます

 私が、今日、こんなことを書いたからと言って、開会式をビデオに録画し、必死に国旗の話をしたり、国名を教えたり・・・というように、教育的見地から今回のトリノオリンピックを意識して欲しくはありませんが、やっぱり、子供達の身のまわりで起こる事象はすべて、「驚きや感動」を伴う、すばらしい発見だと思います
 ただ、そういうことを親が認識しているか、していないか、によって、子どもに大きな意識の違いが出てくる、ということだと思うのです

 イベント好きの我が家。親は大いに盛り上がりそうですが、受験真っ只中の我が家の子供達は、それどころではないかもしれません・・・

コメント
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