2日のブログにも書きましたが、昨日は箱根駅伝の復路。予想をはるかに超える激戦となり、朝8時から、ハラハラドキドキの5時間あまりとなりました
私は、息子が高校生になった頃からは、必死に走るどの選手も息子のよに思え、彼らの郷里で、テレビの前で観戦をする選手の母親達は、どんな思いでテレビに映し出される我が子を見ているのだろうかと、秘かに目頭が熱くなり、順位が入れ替わったり、何かアクシデントがあるたびに胸が締め付けられる思いをしています
ということで、駅伝本戦は当然興味津々で主人と一緒に観戦するのですが、じつは本戦以外でも、毎年楽しめるのは駅伝のスポンサーになった企業のコマーシャルです。視聴率の高い伝統あるこの恒例の駅伝
スポンサーを希望する企業は非常に多いとのこと。毎年、決まった大型スポンサーはありますが、今年、熱戦の合間、ほっと気持ちを和ませてくれたのは「ASIMO」君と「むらたせいさく」君、二人?二体のロボットがメインとなった映像でした
ASIMO君は、ヨーロッパの石畳の道で、子供達と一緒に体操をしたり、噴水のまわりを走ったり・・・むらたせいさく君は、小さな自分の身体のサイズに合ったミニ自転車に乗って、補助輪と取る練習中の少年の横に登場します
2日、往路の日から出てくる、あまりにかわいいCMが気に入った私は、昨日主人に「ねえねえ、ASIMO、見て見て!凄いわよね、二足歩行するだけじゃなくって、あんなふうに子供達と一緒に走れるんだもの!すごいわあ
」と声をかけました。すると主人はえっ?という顔をしてコマーシャルが流れる画面を見て(主人は本戦は見ていますが、CM中は他のことをしているのです)、すぐにこう応えました。
「うん、まあね。むー・・・でも、やっぱり遅いよねえ、もっとASIMO、走るスピードを速くできないのかなあ・・・
」
私は、主人の言葉を聞いたとたん、急にまったく別のことに気づいたのでした
走るASIMO君の姿を見て「すごーい!」と思った私。「ASIMO、君はもっと速く走ることはできないのかい?」と思った主人。父であり、母である私達・・・いかがですか?この「親としての感覚」の違いに気づかれたでしょうか?
子供は、もちろん、それぞれの親の性格を受け継いで生まれてきています
しかし、その後、どのような環境のもと、どのような思いを持った親に育てられるか?これによって子供のさまざまな面が、大きく違ってもいくでしょう。これは、何が良い、何が悪い、ということではなく、あくまで「感覚の違い」により、生じてくる違い、ですね

駅伝の復路、当日になって多くの大学が、走者のメンバーチェンジを発表しました。そんな中、たくさんの1年生の走者を投入した2校の大学。私は、各校、それぞれの監督の対照的なコメントに興味を持ちました。
A校の監督は「シード権など気にせず、思いっきり走ればいいんだ!君達1年生はこれからなんだから
」 B校の監督は「シード権を絶対にとるために君達を選んだんだ!肝に銘じて走れ
」 どちらの監督を持つほうが幸せなのか?これも何とも言えないでしょう。
「快走を期待される大物ルーキー」と紹介された選手を見て、私は思わず「こんなふうに言われ続けて走るのはプレッシャーでしょうねえ
もっと静かに走らせてあげることはできないのかしらねえ・・・」とつぶやくと、横にいた息子が言いました。
「いくら箱根駅伝とは言え、この選手にとっては一つの通過点でしょ、陸上界で生きていく彼にとっては。今までもインカレとか何か、大きな大会に出場して結果を出してきたからこそ、こんなふうに大物ルーキーって言ってもらえるわけだしね
この程度、箱根駅伝で言われたくらいでプレッシャーを感じてダメになるようじゃ、将来、本当の大物にはなれないんじゃないの?」と
ASIMO君を見て「もっと速く走れるはず!」と言った主人。そういう父親に育てらると、こういう感覚を持つ息子が育つんだなあ・・・そんなことを思いながら、箱根の山を脱兎のごとく駆け下っていく選手達を眺めていました

私は、息子が高校生になった頃からは、必死に走るどの選手も息子のよに思え、彼らの郷里で、テレビの前で観戦をする選手の母親達は、どんな思いでテレビに映し出される我が子を見ているのだろうかと、秘かに目頭が熱くなり、順位が入れ替わったり、何かアクシデントがあるたびに胸が締め付けられる思いをしています

ということで、駅伝本戦は当然興味津々で主人と一緒に観戦するのですが、じつは本戦以外でも、毎年楽しめるのは駅伝のスポンサーになった企業のコマーシャルです。視聴率の高い伝統あるこの恒例の駅伝


ASIMO君は、ヨーロッパの石畳の道で、子供達と一緒に体操をしたり、噴水のまわりを走ったり・・・むらたせいさく君は、小さな自分の身体のサイズに合ったミニ自転車に乗って、補助輪と取る練習中の少年の横に登場します

2日、往路の日から出てくる、あまりにかわいいCMが気に入った私は、昨日主人に「ねえねえ、ASIMO、見て見て!凄いわよね、二足歩行するだけじゃなくって、あんなふうに子供達と一緒に走れるんだもの!すごいわあ

「うん、まあね。むー・・・でも、やっぱり遅いよねえ、もっとASIMO、走るスピードを速くできないのかなあ・・・

私は、主人の言葉を聞いたとたん、急にまったく別のことに気づいたのでした

子供は、もちろん、それぞれの親の性格を受け継いで生まれてきています



駅伝の復路、当日になって多くの大学が、走者のメンバーチェンジを発表しました。そんな中、たくさんの1年生の走者を投入した2校の大学。私は、各校、それぞれの監督の対照的なコメントに興味を持ちました。
A校の監督は「シード権など気にせず、思いっきり走ればいいんだ!君達1年生はこれからなんだから


「快走を期待される大物ルーキー」と紹介された選手を見て、私は思わず「こんなふうに言われ続けて走るのはプレッシャーでしょうねえ

「いくら箱根駅伝とは言え、この選手にとっては一つの通過点でしょ、陸上界で生きていく彼にとっては。今までもインカレとか何か、大きな大会に出場して結果を出してきたからこそ、こんなふうに大物ルーキーって言ってもらえるわけだしね


ASIMO君を見て「もっと速く走れるはず!」と言った主人。そういう父親に育てらると、こういう感覚を持つ息子が育つんだなあ・・・そんなことを思いながら、箱根の山を脱兎のごとく駆け下っていく選手達を眺めていました
