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講談社発行のコミック雑誌「週刊モーニング」の読みきりシリーズ「カレチ」の第3話が4月9日発売の2009年19号に載りました。今回の物語の舞台は新大阪発西鹿児島・佐世保行きの寝台特急「あかつき」。
別れて暮らしていた佐世保の母のもとに、鉄道ファンの中学1年の男の子が幼い妹を連れて「あかつき」で向います。しかし、ある理由があって妹は新米車掌、荻野が乗務する西鹿児島へ行きたがり、兄を困らせます。むずかる妹が欲しがったのが菜の花。妹は菜の花があれば、お母さんのいる佐世保に行くことを納得します。そこで、荻野は運転停車をする広島で、対向ホームに停まる西鹿児島発東京行きの急行「桜島」の食堂車に飾られている菜の花を手に入れようとしますが・・・。
寝台特急「あかつき」は1965年(昭和40)10月、新大阪-西鹿児島・長崎ブルトレとして誕生し、1968年(昭和43)10月から2往復体制になります。物語の舞台になっている西鹿児島・佐世保行きは下りの2号です。もう一つの重要な存在である「桜島」は、不定期急行だったのが1970年(昭和45)10月のダイヤ改正で急行「霧島・高千穂」の「霧島」が「桜島」に改称されました。
ただ、話の設定は昭和40年代後半になっており、西鹿児島発東京行き急行「桜島」ってあったのでしょうか。「桜島・高千穂」なのでは?でも、作者はきっと資料にあたっているはずなので、私が知らないだけなのでしょうね。
ただ、これまで3回掲載されましたが、私がもっとも感動したのは大阪発青森行き特急「白鳥」が舞台の第1話です。新米車掌の乗客を思いやる気持ちと職責の間で揺れる苦悩、豪雪地帯の鉄路を守る人々の強い思い、さらに乗り合わせた関西民鉄社員の心意気。
対して第2話、第3話は感動物語ではあるのですが、もう一つ訴えかけてくるものが少ないように思います。たぶん話が主人公の荻野カレチと事情を抱えた特定の乗客だけの間で展開し、背景事情や強力な第三者の存在がないからではないかと思います。したがって、すうっと読んでしまえるのです。ひっかかりがないのですよね。
これはあくまで私の感想です。当然違う感想をお持ちの方々もいらっしゃると思います。違うご感想を否定するものではありませんので、その点ご理解ください。いずれにせよ、第4話を制作中とのこと。期待して待ちたいと思います。毎週の連載でないのが残念。せめて隔週連載にならないかなあ。
写真は2008年3月2日、京都駅7番線で出発待ちの「なは・あかつき」。下りの場合、編成の後半が「あかつき」だった。
Nikon D80,AF-S DX VR Zoom-Nikkor ED 18-200mm F3.5-5.6G(IF),135mm,ISO 200
2秒,f8,WB:AUTO
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桜島、高千穂が併結運転だった頃40年代後半は
私も記憶では日豊線廻りと鹿児島本線廻りの西鹿児島行きの急行だったかなと・・九州内は単独運転で
門司併結で山陽、東海道を走っていたような・・・
古い私の写真を見ても桜島や高千穂が単独で東海道を走っているものはありませんでした・・
作者の広島でのシーンは併結している桜島車両という判断だったのではないでしょうか・・??
僕はあのマンガはあのマンガでいいと思います。でも、あかつきの西鹿児島・佐世保行きに食堂車があったのは知りませんでした
話変わりますが自分のクラブとか学校に鉄道について話せる友達がいないんで良ければ話しませんか?
このころの長距離優等列車には、たいていシが付いていたと思います。それから、おっしゃる通り桜島・高千穂は霧島・高千穂でしたね。私も京都駅でEF58の霧島・高千穂をよく眺めたものです。桜島に名称変更後の記憶はありません。
ところで、こんなブログでよかったら、いつでも遊びに来て、コメントして行って下さい。