ダーリン三浦の愛の花園

音楽や映画など徒然なるままに書いてゆきます。

明日のためにその31-日本映画の黄金期

2012年03月29日 | 映画
絢爛豪華

つい先日1950年代後半の東映時代劇を観る機会があった。
観た作品は「新吾十番勝負」と「丹下左膳百万両の壺」である。
両作品とも日本映画が一番繁栄していた時期に作られている。
この時代、日本は年間600本近い映画を作り、世界一映画を作る国となっていた。
実質的な日本映画黄金期である。
両作品とも観て驚いたのは屋内、屋外を問わずセットの造りの豪華さである。
その絢爛豪華な仕上がりのセットには思わず見入ってしまうだろう。
映画を作ることに贅沢な予算をかけられた時代だったのだとつくづく思う。
この絢爛豪華さが全て良いとはいいがたいが、現在の小作品化している日本映画のことを考えると複雑な気持ちになる。
時にはこの時代の日本映画を観るのもよいものである。
この時期の日本映画、特に時代劇を観ていない方には是非観ることをお勧めする。