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ダーリン三浦の愛の花園

音楽や映画など徒然なるままに書いてゆきます。

明日のためにその296-チャラン・ポ・ランタン

2018年01月08日 | J-POP
行間を許さないビートのスピード。

私は日ごろ、テレビドラマと言う物をあまり見たことがない。
映画好きの私にとって、テレビドラマは「軽挙妄動」な作りであると思っている。
しかし、今年の年始に、2016年にヒットした「逃げるは恥だが役に立つ」と言うドラマの、一挙再放送を見た。
単に時間があったのと、話題のドラマを一挙に見られると言う利点だけで見てみた。
内容は、契約結婚をした男女が徐々に恋仲になっていくというもので、特段普通のテレビドラマとなんら変わったところのないものである。
しかし、パーソナリティとは恐るべきもので、私は主演した「新垣結衣」に完全に魅了された。
あの純粋で、清廉な雰囲気は、男性の心を捉えるには十分だろう。
このドラマは、テーマ曲、エンデング曲ともなかなかの名曲で、特にテーマ曲の「チャラン・ポ・ランタン」が歌う「進め、たまに逃げても」が良い。
曲の始めの、ブレスごとに音が立つところが、とてもスピード感があって良い。
詞の内容も、あたりまえのことをあたりまえに歌っているところも良い。
特に、曲の途中の間奏部分で、アコーディオンやグラス楽器を使って演奏しているところは感心した。
通常、間奏と言うと、ディストーションのかかった「エレキギター」で行なうことが多いが、私は昔からこの方法に疑問を抱いていた。
私がかって結成していたバンドでも、できるだけエレキギターによる間奏は避けていたものだ。
「チャラン・ポ・ランタン」をウィキペディアで調べると、2009年結成とその歴史は浅い。
しかし、彼女等のジャンルは「無国籍」音楽となっている。これは私が好きな「ワールドミュージック」と、繋がるところがありそうである。
久々に、なかなか面白いミュージシャンの登場である。
下に前述した楽曲「進め、たまに逃げても」を貼った。まだご覧になっていない方は是非ご覧いただきたい。
楽曲は良いが、PVの作りは決して褒められたものではないが、この独特の音楽の世界観をお聴きいただきたい。



明日のためにその270-The Weed

2017年11月20日 | J-POP
平成元年。今からおおよそ30年前、鮮烈な印象を残したテレビ番組が開始された。
「平成名物テレビ いかすバンド天国(以下イカ天という)」がそれだ。
演奏のうまさより、際立った個性を活かしたバンドを紹介し、平成の一大アマチュアバンドブームを起こした。そしてそれは社会現象にもなった。
私も自身のバンドで参加したかったのだが、メンバーが一人脱退した後だったので、とうとう参加できずじまいだった。全く持っていまでも、まがまがしい思いがこみあげる。
本日紹介するCDは、そのイカ天にも出場し、その週のチャレンジャー(その週の最優秀バンド)を獲得した「The Weed」だ。
私の持っているCDは、当時イカ天全盛時代に買った、イカ天ブランドレーベルのものである。
彼らは後にポニーキャニオンからメジャーデビューを果たすが、私の持っているCDとは内容がことなるとおぼしい。
CDの一曲目は、イカ天でも演奏した「YO YO YO」シンプルなビートで、スピード感があり、奥行きのある彼らの代表曲である。
演奏もシャープで、好感が持てる。なかなか好印象な楽曲である。
しかしこのCDの良さはそれ以降の楽曲である。
とてもゆっくりして、ブルージーな良い曲が収められている。
その心地よさは、私の心に眠る「睡魔」を刺激するほどに素晴らしい。
ちょうど以前このブログでも取り上げた、イギリスのバンド「フリー」の代表アルバム「ファイヤー・アンド・ウオーター」を彷彿させる。
このCDが終るころには、心が癒され、リフレッシュできるといっても過言でない。
間違いなくイカ天レーベル発売のCDのなかで、トップのクオリティを持ったものだ。
前述したとおり、彼らはポニーキャニオンからCDを一枚発売している。
それは今でも購入可能だが、おそらく私の持っているCDとは内容は異なるだろう。
無論そのCDは私は聴いていないので、どちが良いかの判断はしかねる。
機会があったら、彼らのメジャーデビューCDも手に入れてみたい。そうなれば、新たなレビューを本ブログに投稿させていただきたいと思う。
もし皆様も、今回紹介した「イカ天レーベル」の「The Weed」のCDを入手する機会があったら、まよわず購入されることをお勧めする。


明日のためにその239-いかすバンド天国

2016年06月24日 | J-POP
音楽の時代を変えた番組

先日、久しぶりに昔撮りためたヴィデオを観た。
何気なしにヴィデオラックを眺めていると「イカ天」のラベルが目に飛び込んだ。
「イカ天」は「平成名物テレビいかすバンド天国」の略称だ。この番組はかなり話題を呼び、社会現象にまでなったので、覚えている方も多いと思う。
早速何本かイカ天のヴィデオを取り出し、ヴィデオデッキに入れた。
懐かしいタイトルと伴に、番組が始まる。
私は正確な数字は覚えていないが、結構な本数イカ天を録画したヴィデオを持っている。
当時自身もバンド活動中だったゆえ、この番組にはとても興味があり、できる限りヴィデオに録画していた。
一本のヴィデオテープに、複数の回が録画されていて、興味のあるところを中心に観ていた。
やはりこの番組は初期が面白い。
実力のあるバンド、勘違いが発展してバンドになってしまったもの。様々なヴァラエティにとんでいる。
前述したとおり、この番組は様々なメディアで取り上げられ、出演したバンドが各地で集まり、コンサートを開催するまでに至った。
私も地元に彼等が来たとき、我がバンドメンバーと一緒にコンサートへ行ったものだった。
しかし、この番組は2年弱で終了する。
あれほどまでに話題になった番組としては、とても短いクールで終ってしまった。
その予感はあった。
第一に番組作りがあまりにいいかげんだったこと。番組内の企画コーナーがあまりにつまらなさすぎた。
第二に審査員が1年で総入れ替えになったこと、その審査員の審査基準があまりに普通すぎたこと。
番組開始当初の審査員は、萩原健太、吉田建など、個性的な審査員が集まり「アマチュアバンドだから出来ること」を中心に審査していたが、総入れ替えにより、音楽の基本を元にした審査に、審査方法が変わってしまった。
つまり、番組開始当初は「個性」中心の評価、その後は「音楽性」の評価と審査基準が変化したことにより、選抜されるバンドも、別にどうでもいいような「普通」のバンドが評価を得ていった。
もし番組開始当初から、後期の審査員で構成されていたら、この番組はあれほどの社会現象にはならなかったろう。
私自身も、バンドを始めたとき「演奏力の上手さ等はこれからは不要、これからは必ず個性の時代が来る」とメンバーに伝え、バンドを組み、楽曲を制作してきた。
イカ天も番組開始当初はそうだった、だから出演するバンドを観ていても個性的でとても面白かった。
近年、バンドの個性をこれほど重視したものは無かった。
しかし、番組が時代の潮流に乗ると業界が動き出す。アマチュアバンドの青田買いだ。
その結果として、当時新しいジャンルとして確立されてきた「J-POP」との融合が始まる。
やがて音楽界は、歌謡曲を忘れ、J-POP全盛となり、それは今も続いている。
正に打ち上げ花火の様に、時代を走りぬけた「イカ天」とそれに出演したバンド達。
その音楽界における功罪は、近い将来振り返り、議論すべきものだろうと思う。

明日のためにその231-宇多田ヒカル

2016年06月02日 | J-POP
彼女の代表曲になりうる楽曲。

私はNHKの「朝の連続テレビ小説」を20年以上見続けている。
それは、玉石混合の歴史とも言え、良い作品は欠かさず見ていたが、自分自身で駄作と思った作品は、殆ど見ていない。
最近では、以前もこのブログで紹介した「あまちゃん」が傑作で、ユニークなテーマ曲と伴に、毎日欠かさず見ていた。
現在放送されている朝の連続テレビ小説は「とと姉ちゃん」三人姉妹の長女が家長として、家族を支えてゆく内容である。
これが私的には結構気に入って、毎日見ている。
そのなかで、一番驚いたのが「テーマ曲」である。
「宇多田ヒカル」の作詞・作曲による「花束を君に」がそれだ。
私は宇多田ヒカルについては、何の知識もない。母親が故藤圭子だったと言うことぐらいしか知らない。
彼女のデビュー曲の「オートマティック」も聴いたことはあるが、既存のJ-POPの何ら変わらない印象しか受けず、特段注目してはいなかった。
しかし今回は違う、この「花束を君に」とても良い曲である。
私は早速この曲をフルコーラス聴きたくなり、その機会に恵まれたので聴いてみた。
ドラマのテーマ曲と実際発表されている曲とは、若干アレンジが違う。
ドラマテーマ曲では、サビの部分からドラムス等が入り、アンサンブルが広がるが、実際発表されている曲は、もっと遅いタイミングでドラムス等が入ってくる。
この曲の「きも」はこの「ドラム」である。
普通、ミックスダウンの工程で、ドラムのハイハットはほぼ「オフ」に近い状態にされる。
しかしこの曲では、しっかりドラムのハイハットの刻みが録音されている。
ここが良い。
何が良いのか説明はできないが、兎に角このハイハットの刻みとスネアの音が良い。
この曲にしっかり合っていて、聴いていて心地よいのだ。
今までの、彼女の史跡を追うつもりはないが、今後新アルバムが発売されたら、是非聴いてみたいと思う。
この「花束を君に」は、彼女の代表曲になるような気がしてならない。

明日のためにその224-オリジナルラヴ

2016年05月17日 | J-POP
しっかりした音楽作りに感心。

以前もこのブログに書いたと思うが、私は1990年頃には、日本のポピュラー音楽も、欧米のポピュラー音楽も聴かなくなってしまった。
日本の当時ジャンルとして出来たばかりの「J-POP」とは反りが合わなかった。
また、未熟なバンドが多数存在し、それが結構売れていたのにも反感があった。
欧米(イギリス、アメリカ)についても、ブラックカルチャーがメインストリームを完全に牛耳り、ラップ等の黒人音楽が蔓延していた。
私の考えは、ブラックカルチャーは常に「サブカルチャー」の存在でなければならないと思っている。
メインストリームは白人音楽が支配してサブカルチャー(一種のカウンターカルチャー)として存在した場合、欧米の音楽界は俄然面白くなる。
私はそのような理由で、当時興味を持ち始めていた、アジアを中心にした各国のポピュラー音楽、今で言う「ワールドミュージック(その頃このようなジャンルは存在していなかった)」を熱心に聴いていた。
現在に至っても、私はその系統の音楽ばかり聴いている。
しかし、以前から気になっている日本のバンドがいた。
「オリジナルラヴ」である。
かなり昔の事になるが、どこかで彼らの「接吻」と言う曲を聴いた。グルービーでメロディも良し、特に曲作りのセンスの良さが際立っていた。
先日、これといった理由はなかったが、彼らのベストアルバム「変身」を購入した。
買ったものの、聴かずにいたが、先日ようやく聴く事ができた。
聴いた後の間奏は「驚嘆」だった。

オリジナルラヴ。田島貴男をメインに1991年CDデビュー。
彼が殆どの曲の作詞・作曲を行なっているという。
彼らの略歴は、私が紹介するよりも、このブログを読んでいただいている方たちの方が詳しいと思うので割愛させていただく。
彼のコンポーザーとしての才能は、業界でも評価されているらしい。

今回このベストアルバムを聴いて、その楽曲作りに感心させられた。71分に及ぶ聴取時間だったが、あっという間に過ぎ去ってしまった。
とにかくセンスが抜群に良い、多少勘違いと思われる方もいると思うが、私は1980年代の「シティポップス」を進化させた楽曲作りに思えた。
サザンの桑田、ミスチルの桜井あたりが曲作りでは才能に光るものがあったと思っていたが、田島貴男はそれ以上かもしれない。
桑田は「歌詞」がだめ、桜井は「歌唱」がだめ、私なりにそれぞれの弱点だと思っている。
その点、田島貴男は弱点が見つからない。ほぼ完璧である。
今さら、昔の「J-POP」を聴き直そうとは思わないが、オリジナルラヴだけは、暫く追ってみようかと思っている。
彼らのデビュー当時は「フリッパーズギター」や「ピチカートファイブ」等に代表される「渋谷系」と呼ばれるバンドが存在していたらしい。
私は以前、両バンドとも幾つかの楽曲を聴いたことがあるが、オリジナルラヴは彼等とは「次元が違う」と言ってもいいだろう。
下に前述した「接吻」を貼った。
彼らの代表曲で「J-POP」の名曲ともいえるこの曲を、今一度是非聴いていただきたい。

接吻 ORIGINAL LOVE (PV)


明日のためにその225-いきものがかり最新ベストCD

2016年03月17日 | J-POP
残念なベストCD

「いきものがかり」
今一番売れているアーティストの一つだ。
朝の連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」の主題歌にも使用された「ありがとう」はなかなか良い曲で、私自身も気に入っている。
このグループの全貌を知らない私は、三月十五日に発売された「超いきものばかり」を早々入手した。
なんと、CDの枚数は4枚、総曲数は60曲になる。
正念を据えてCDを手にしないといけない。一曲五分としても、三百分、五時間程のリスニングタイムとなる。
心を決め、私はおもむろにCDをプレイヤーにセットした。
アンプの電源を入れ、CDプレイヤーの再生ボタンを押す。
出てきた音は、予想外の音だった。
音の解像度があまりにも悪い。音像がぼんやりしていて、明確な音として認識できない。
特にディスク1の一曲目の最後、ギターのソロのリフなどは、もっと綺麗に聞こえて良いはずである。
しかし、その音が汚い。
何故だろうと、想像してみたが、どうもマスターに焼かれた音が、大きすぎるのではないかと思われる。
最近のJ-POPの傾向だが、どの曲も音量が大きくCDに焼かれている。
これは、CDをリッピングして、作成されたWAV音源を、録音ソフト等で開いてみると、音の山が全て途中で切られている。
見ることの出来るはずの、音量の頂点が見られないのだ。
これは明らかに音量オーバーで録音されていることが分かる。
今回のCDは、この実験をしていないので、そうとは断言できないが、音の現象として「音量オーバー」で録音されているとおぼしい。
何故、そのようにするのか、多分ではあるが、音量オーバーでCDを焼くことによって「音圧」を出そうとしていると思われる。
このCDをリッピングし、mp3で圧縮変換して、ポータブルプレイヤーで聴くには良いかもしれないが、しっかりしたオーディオシステムで聴くと、その音の悪さに閉口する。
と言う訳で、私は三曲程聴いてそれ以上聴くことを諦めた。
このCDを全て聴くことによって、このグループの良さを確認したかったのだが、残念ながらその件については、日にちをおいて再度CD聴取の時間を設けることにしたい。
このグループは、楽曲の良さが売りだと思うので、その全貌を知るためにも、CD全曲聴取をして、後日その内容をこのブログに投稿するつもりである。
とにかく、音の悪さに閉口したが、今の若者達は、この音になれていると思うので、買う価値が無いCDとは言えないと思う。
次回のレビューに期待していただきたい。


明日のためにその95-きゃりーぱみゅぱみゅ

2013年06月28日 | J-POP
きゃりーその2

先日きゃりーぱみゅぱみゅについてブログに取り上げた。
机上論では彼女のことをちゃんと評価できないので早速CDを購入した。
購入したCDは彼女のファーストと発売されたばかりのセカンドである。
CDを聴いてみた。
まずファーストのCDだが楽曲は全てテクノである。
テクノてんこ盛りのごとく激しいテクノビートが続く。
曲はどれも聴きやすく彼女のヴォーカルも良い。
唯一「つけまつける」だけがテクノ調であるがビートが落ち着いている。
CDの中ではこの曲が一番メロディアスではないだろうか。
発売されたばかりのセカンドを聴いてみた。
こちらはファーストに比べると激しいテクノビートは少し影をひそめ若干メロディアスに全体がまとまっている。
ただこのままおとなしく楽曲がまとまってしまうと魅力がなくなってくると思う。
しかし今後の彼女が歌う楽曲はなかなか選曲が難しくなってくると思う。
テクノを基調とすると思うのだが楽曲の内容がどのようなものになってゆくかだ。
ファーストとセカンドでほぼ彼女の手の内は出尽くした感がある。
より楽曲がメロディアスになってゆくのだろうか?
しかし前述したようにそれでは彼女の魅力も半減するように思われる。
次のCDがいつ発売になるかはわからないが、それまでに彼女の歌う楽曲の方向性ははっきり決めておく必要があるのではないか。
次以降の楽曲の方向で今後の彼女のステータスも決まってくるし今以上の人気を得られるかも決まる。
彼女を取り巻くスタッフは重要な岐路にたたせれていると思う。
蛇足だが彼女に興味を持った方は是非既発売のCDを買ってトータルに聴くことをお勧めする。

明日のためにその94-One Ok Rock

2013年06月26日 | J-POP
華のある歌声今後に期待。

私はバンドでヴォーカルをとっている。
私の声には華がない。
以前は自分たちのバンドのデモを録ったときそれを聴いてヴォーカルの情けなさに落胆したものだ。
そんな私も「ダーリン三浦と横浜シューシャンボーイズ」を結成したときかなり試行錯誤をしてヴォーカルスタイルを確立した。
自身の中では自画自賛になってしまうがこのバンドでもヴォーカルを気に入っている。
しかし世の中には生まれながらにしてヴォーカルとして華のある声を持っている人がいる。
代表的なのは私も好きな「フリー」と言うバンドでヴォーカルをとっていた「ポール・ロジャース」が挙げられる。
フリーはイギリス出身のバンドで70年代に活躍した。
私は彼のヴォーカルを聴いたときの驚きを今でも覚えている。
最近日本にもヴォーカルに華のあるバンドが出てきた。
「One Ok Rock(ワンオクロック)」である。
このヴォーカルはまさにロックを歌うためにもたらされた声である。
調べてみたところヴォーカルのtakaは森進一、森昌子の長男とのことまさにサラブレットだ。
活動は思ったより古く2005年から活動している。
此処からは個人的感想である。
ヴォーカルは前述のとおり華があり日本人ロックヴォーカリストとしてはトップレヴェルだ。
ただバンドとしての楽曲が個人的には若干物足りない。
もっと個性があっても良いと思う。
様々なフェスに出演しているようだがヴォーカルだけが目立つのではなくバンド自体がもっと目立った存在になると良い。
楽曲とバンドの方向性、これらが彼らの今後の課題ではないかと思う。
ちなみに弟のhiroはMY FIRST STORYと言うバンドでヴォーカルをとっている。
こちらも魅力的な声をしているが長男と比べるとちょっと線が細いか。
いずれにしてもこのバンドも今後さらに注目されるだろう。
70年代「日本語でロックは歌えるのか」と言う論争が繰り広げられたことがある。
現在では彼らのようなバンドがその回答になっているのではないだろうか?

明日のためにその93-きゃりーぱみゅぱみゅ

2013年06月24日 | J-POP
遊べる女の子。

きゃりーぱみゅぱみゅ。
今や全世界が注目するファッションアイコンにして歌手である。
以前からその存在は知っていたが最近急に気になりだして色々聴いてみた。
プロジューサーが「パフューム」で名をはせた「中田ヤスタカ」である。
テクノを基調とした楽曲はどれも個性的で面白い。
彼女もその楽曲を気負いもせず楽々と歌っているところが良い。
特徴的なのはだいたいの楽曲において歌詞に意味合い的展開がないというところだ。
音楽重視の楽曲基調はそれに乗せる言葉に意味を持たせない。
これは珍しいことではあるが一旦音楽に言葉が乗ってしまえばあまり気にならない。
私も自身の楽曲で言葉だけを散乱させたものを作ったことがある。
歌詞自体の意味を無くしたのだ。
私の楽曲も結構受けが良く聴衆から評価をいただいた。
しかし彼女は音楽で遊べる子だなと思った。
私も機会があれば彼女に楽曲提供をしてみたい。
以前紹介したユーチューブに掲載されている楽曲以外にもまだ私はオリジナル楽曲を持っている。
その一曲でも彼女用にアレンジして楽曲提供できれば作曲家冥利につきるというものだ。
しかし中田ヤスタカは近年日本が生んだ名プロジューサーといえるだろう。
彼と彼女の活躍に今後も注目してゆきたい。

明日のためにその63-柴田淳

2013年01月05日 | J-POP
新歌姫誕生

ここ最近やたら「歌姫」と言う言葉を聞く。
しかし実際にはその称号に似合う歌手は殆どいないと言っても良い。
以前このブログで紹介した「朱里エイコ」などは「歌姫」の称号に見合う実力を持った歌手であった。
彼女ほど歌が上手くなければ「歌姫」の称号など与えるべきではないのだ。
昨年一人の歌手を知った。
柴田淳である。
柴田淳。
1976年生まれの36歳である。
彼女はネット活動も活発らしく「ネットの歌姫」とも呼ばれているらしい。
私はちょっとしたきっかけから彼女を知り、彼女のアルバム「cover70's」を購入した。
彼女の歌唱法は独特である。
飾らずオバーな表現もなく実にナチュラルに歌う。
これが良いのだ。
特に自声からファルセットに変わるところが実にナチュナルで良い。
私にとって「新歌姫」誕生である。
アルバムについて少しだけ紹介しておこう。
題名が表すとおり全曲1970年代の歌謡曲を中心としたカバーアルバムである。
私が好きな曲も多く含まれており満足した。
ただ残念なのは「木綿のハンカチーフ」以外の楽曲アレンジが原曲そのものに近いアレンジになっている所だ。
「木綿のハンカチーフ」は昭和を代表する名曲である。
その名曲をかなり大胆な解釈でアレンジしてありとても興味を持った。
しかし前述のようにそれ以外の楽曲のアレンジが全く新解釈されていないのである。
これは残念なことだ。
しかし彼女の歌の上手さに接するには十分な出来であろう。
昨年私購入したアルバムの中でもヘビーローテションに入る一枚である。
興味を持った方には是非お聴きになることをお勧めする。
今後の彼女の活躍に期待したい。

最後になりましたが今年もこのブログをよろしくお願いいたします。