日本ハム
日本ハム栗山監督来季続投
道新スポーツ
日本ハムは2004年北海道移転後、初の2年連続5位になって栗山監督の去就も微妙だったが、球団は続投することでチーム再建を託すことになった。
1年契約で合意し来季も指揮を執ることに決まった。来季で10年目となる。日本ハム特有のフロント主導方針に合致するのだろう。
栗山監督は2012年就任以来16年の日本一を含む2度のリーグ制覇を果たしている。しかし、この2年間の采配や選手起用には素人でも疑問を感じている。
「9年間でこんな悔しいシーズンはないもう1回丸裸になって1からやろうという思いだ」と。続投が決まりV奪還へ来季への決意を語った。
ここ数年チームが低迷する要因は主力を脅かす若手が現れないこともある。中田翔はいつだったか「清宮のことは眼中にない」と。発言している。
栗山監督はその清宮内野手を守備にも不安があり一塁かDHでしか起用できず、しかも打率1割台なのにかかわらず優先的に使ってきた。
失策はリーグワーストの75を数え若手中心にミスが多かった。攻撃でも主力の中田や近藤が奮闘するも本塁打もリーグ最少の89本と迫力を欠いた。
来季は主将を務め俊足好俊足好打の西川遥輝外野手と開幕投手の有原航平がメジャーを目指す意向を固めている。この二人が抜けると戦力ダウンは否めない。
ハムのフロントにも問題がある。ワンボーロン、ミヤヌエバ選手らの補強失敗、5年ぶり優勝を目指というなら本塁打を打てる大砲を獲得してほしいものだ。
栗山監督の現状を打破し、常勝軍団の再建を目指す道のりは果てしなく剣しい。10年目となる来季は「俺が悪い!!」などと言っていられない。