生き方として、金儲けをどうとらえるか。
お金は多ければ多い方がいい。
確かに一般的にはそう思われているが、
生きていくのに必要なお金以上はいらない。
世の中にはお金を儲けること自体が目的になってしまっている人もいる。
お金を儲けるためには手段を選ばない。
極端に言えば、泥棒をするのもお金を得るためだ。
仕事とはお金を儲けることではない。
自己実現のためでもない。
柳美里さんの「南相馬メドレー」で言及していた。
ドイツ語で仕事はrufen 召喚、というそうだ。
英語でcalling mission 自分のためではなく、
周りからの要請によってするもの。
天命ともいう。キリスト教的な発想だけれど。
自分のことばかりを考えて仕事を選ぶことはしたくない。
微力ながら、大きく言えば社会のために、
人の役に立つために仕事をする。
大きなことはできなくても、自分のできる範囲で、
周りのために何かをする。その結果、相応のお金を手に入れる。
生きていくためのお金を手に入れる。
この年になってある程度、生きていくだけのお金が得られれば、
無理をして働くこともない。働くとは何かをしてお金を得ること。
でも、何かをすることはいいことだと思う。
誰かのためになることをする。ボランティアだ。
それでいい。