マックンのメモ日記

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ジョッブズ氏の予言!パソコン時代に終止符!

2011-07-14 23:05:26 | ネット、ビジネス、IT
ジョッブズを知っている人は多いと思いますが、iPoneやiPadで最近とみに有名になったアップルのCEOのことです。アップルファンならずとも、知られている人にはアップルコンピュータとして有名なメーカーでした。何と言っても世界で初めてマッキントッシュというコンピュータを世に出したのは他ならないこのジョッブズ氏だったのです。それは1984年のことでした。しかしその後1995年にマイクロソフト社がウインドウズ95を出すとたちまちウインドウズに人気が集まり、その後はアップルの業績は落ち込み倒産寸前まで行ってしまったのです。

実はジョッブズ氏は超ワンマン経営者として知られており、デザインに特に気を使ったことで有名な経営者であり、それも製品の中まで配置が美しくないと、性能に関係がなくても作り直しを命じるほどの、こだわりを持った超ワンマン経営者だったのです。このこだわりがアップルコンピュータの特徴でもあって、デザインが美しく機能的であり、直感的に操作ができる(マニュアルを読まなくてもある程度わかるほど)ということで、人気の高いコンピュータメーカーだったのです。しかしアップルは全て独占して他社にライセンスを解放するということをしませんでした。そこがマイクロソフトと違うところで、コンピュータからソフトまで全て自社で作っていたことです。マイクソフトと言うようにMSはソフトだけを販売していたのですが、MSはOSの中核部分は独占していたものの周辺のソースは誰でも使えることにしたことから、支持者がだんだん増えウインドウズ95の時には完全にアップを抜き去ってしまったのです。ジョッブズ氏はあまりにワンマンだったため会社を追放されてしまいついには倒産寸前まで行ってしまったのです。

そのあとはご存知のように復職したジョッブズ氏の元でiMac、iPhone、iPadと立て続けにヒットを飛ばし、今では、MSを株式時価で抜くほどの企業に返り咲いたのです。そのジョッブズ氏が、6月の新サービス発表会でポストPC時代の到来を告げたのです。四半世紀前にパソコンを世にお繰り出したのは他ならぬジョッブズ氏なのです。現在のパソコンの原型とされるマッキントッシュを発売以来、パソコンは常に人々のデジタルライフの中心にありました。しかしスマートフォンの登場で状況が変わり始めているです。と言うのはこれまでパソコンでやってきたことのほとんどが、このスマホで出来るようになったからです。最近のスマホのCPUは2ギガですが10年前の大型汎用コンピュータの3倍もあるのです。

アップルが今秋、始めるiCloudはネット経由でソフトや情報システムを利用するクラウドコンピューティングでスマホとネットを直結します。いままでパソコンに保存していた音楽、映像ゲームのソフトは全てクラウドに預けられ、パソコン抜きが現実味を帯びてきたのです。その話をサンフランシスコで聞いていた孫ソフトバンクの社長は、また「世界が変わる」とパソコン時代の終わりを予感していると言います。孫氏はいまパソコンを使わないそうです。iPhoneとiPadで用が足りるからです。またグループ社員2万人にもスマホを支給し脱パソコンを促しているそうです。その結果、すき間時間にスマホで仕事したことで残業時間が平均32分減ったと言います。

このほか旭化成(電子コンパスで世界シェア8割)とか、村田製作所とTDK(表面弾性フィルターで世界シェア7割)などスマホ部品で世界市場の4割は日本製とされています。しかしこの一方で、乗り遅れたのが電機大手各社です。シャープ、パナソニック、東芝、ソニーなど名だたる企業が「スマホ向けパネルでこれ以上、遅れるわけには行かない」と悲壮感が漂っているそうです。またしても電機業界はパソコンからスマホの時代に乗り遅れようとしているのです。

これではますます日本の電機業界の存在感が世界でなくなる恐れがあります。かつての花形電気産業は軒並み沈没しかけ,赤字に陥りリストラなどをしてきましたが、また同じことが繰り返されるのでしょうか?新たな時代の変化についていけなければ、今度は2流企業に落ちてしまうかもしれません。