マックンのメモ日記

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シンガポールの調査で、日本は「世界でもっとも親切」な国に選ばれた!

2011-07-06 23:08:36 | その他
シンガポール政府公認の非営利組織「シンガポール親切運動」が今月発表した、聞き取り調査の結果が発表されました。これは単なる調査ではなくシンガポールにとっては真剣な国策なのです。これはシンガポールという国がどういう国かということを見ればこの調査が国策だと言われても理解できると思います。

シンガポールは63の島からなり、もっとも大きな島はシンガポール島でも、東西42km、南北23kmしかありません。国土の最高地点はシンガポール島にあるブキッ・ティマですが、高さはそれでも163mしかありません。しかしシンガポール島には少々、平野が広がっていますが、44の島は面積が1平方kmを下回るような島ばかりです。それでも国土面積は世界175位と言うのですから、もっと小さな国がまだまだあるということにびっくりするほどです。反対に人口密度は世界第2位で、ちなみに1位はモナコ公国です。

こう言う小さな国ですから勢い主な産業と言うと観光ということになります。だからこうした取り組みを通して観光に役立てようということだと思います。実際シンガポールという国では町でつばやタンを吐いたら罰金になりますし、ゴミのポイ捨てなども禁止されているほど、街の美化には相当、気を使っているのです。あとは、ロンドン、ニューヨーク、香港に次ぐ世界第4位の金融センターと評価されていて、経済規模は、2010年のシンガポールのGDPは約2173億ドル(約17兆円)であり、福岡県とほぼ同じ経済規模を持っているそうです。

と言う事で、親切運動も観光の一役に立てるために行われているのだと思います。そしてその気になる結果ですが、世界各国・地域のうち「もっとも親切だ」との評価を得たのは日本だったのです。それも他の国・地域と比べ69%という圧倒的な1位なのです。これは日本人としてもたいそう嬉しい結果ですよね。ちなみに2位は「微笑みの国」を自認するタイが36%、3位は自国シンガポールで32%、4位オーストラリアの25%、5位はアメリカの19%でした。この調査は今年の1月~2月での調査結果です。

つまり日本は今回の東日本大地震の被災地住民の行動が国際的に感銘を与える以前から、好印象を持たれていたと言うことになります。観光が産業の柱ですが、必ずしも観光資源に恵まれているとは言い難く、政府はリピーター確保のために他人に親切な社会作りを訴えているのです。今回の調査でも「最近、人に親切にした」と言う人が88%だったのに対し、「親切を受けた」という人は55%に止まったこともあり、この差は何だと問題になっているそうです。

しかし政府の方針で親切を売り物にすると言うのもちょっと変な感じです。これは上から強制されてできるものではなく、自然と人の心から湧き出るもので、親切の押し売りではうまくいかないと思うのですがいかがでしょう?ちなみにこの国は人民行動党による1党独裁でその弊害の一つとして、各種マスコミに対する報道規制があります。