今月は日本GPが中止になった分、F1関連の投稿が多くなりますがご容赦ください。今日はF1観戦(他のカテゴリーでもいいのですが)のお伴にしている楽曲を紹介しましょう。
私の場合、グランプリウィークの月曜から気持ちを高めるべく、通勤ではT-SQUAREのTRUTHを聴いたりしているのですが、サーキットへの道すがら、サーキットからホテルまでの帰り道など、ウォークマンでいろいろな曲を聴いています。
以前は東京駅から500系の「のぞみ」に乗り込み、T-SQUAREの「Knight's song」(グランツーリスモのテーマ曲といった方がわかりやすいでしょうか)をガンガンにかけてアドレナリンを上げまくっていたこともあります。名古屋から鈴鹿サーキットへ向かう時には、昨年ご紹介した「F-1 GRAND PRIX WORLD」の中の「サーキットの放浪者」や「レッドゾーンの天使」といった曲を聴き、気持ちを高めることもあります。
レースに因んだアルバムというのはその昔はいくつも出ていたものです。T-SQUAREも「F-1 GRAND PRIX」というベスト盤をリリースしていました。「RESORT」、「TRUTH」、「YES,NO」といったアルバムからアップテンポの曲を集めたアルバムで、1989年リリースということで、ロータス・ジャッドで戦う中嶋悟の写真も載っています。この中の「PRIME」という曲については「納豆走法」と言われながらもチームのために貴重なポイントを持ち帰ろうとする中嶋悟の姿と重ね合わせておりました。ちなみにこの時代のスクエアは全国ツアーも数十か所で行うなど、パワフルに活動していた頃で、訪れなかったのは佐賀県と滋賀県(他の45都道府県でライブをしていた、ということですね)、とメンバーが言っていたほどです。
フジ系列のポニーキャニオンもF1をイメージしたアルバムをリリースしていました。1993(平成5)年の「IMAGES」を皮切りに、翌1994(平成6)年の「TRUTH2000」、1995(平成7)年の「IMPRESSIONS」などがそれにあたります。スクエアのメンバーも参加しており、今でもよく聴きます。
「IMAGES」では当時のグリッド紹介曲「BATTLE FOR THE CHAMPIONSHIP」や味のあるバラード「BETTER DAYS」が印象的です。

このアルバム、川井一仁氏のライナーノーツと、このシーズンのマシン・ドライバーの写真集も入っていました。
「TRUTH2000」ではシーズン開幕戦のブラジルGPの写真も出ていました。発売特典がセナのポスターだったのですが、そのセナはこの年の5月、事故で亡くなっています。

セナ最後のマシン、ウイリアムズFW16・ルノー
ポニーキャニオンの企画もので私が好きなのは「IMPRESSIONS」です。

1曲目の「TRAPPED IN THE RACE」はひいきのドライバーにも、ライバルのドライバーにも起こりうるレース中の「トラップ」も含め、レースの目まぐるしい展開をアップテンポの曲の中で実にうまく表現しています。
2曲目の「HOLD BACK」はフリー走行、予選の後などのサーキットが静まってからのピットの情景が想像できるような感じがします。
3曲目の「GOING WITH THE TIDE」は安藤まさひろさん作曲のなんとも哀愁漂うバラードです。ライバルに離された予選の後か、悔しい現実を見せつけられた決勝の後が似合うような曲です。当時スクエアを離れていた伊東たけしさんがサックスで参加しています。
4曲目の「THUNDER ROAD」は打って変わってアップテンポの曲でライバルの追い上げをものともせず力技で走り続けるマシンのイメージです。
5曲目の「HUMAN RACE」は和泉宏隆さんの曲ですが、ある意味「らしくない」ところが魅力です。アップテンポな中にしっかり起承転結ができているのかな、とも思いました。
6曲目の「STEP BY STEP」は少しテンポもゆったりめですが、自分がメカニックにでもなった気分で聴くといいかもしれません。。
最後の2曲は英語のボーカルが入っています。「DREAMS OF VICTORY」は困難に打ち勝ち、栄光を手にするドライバーを称えたアップテンポの曲で、この年、さまざまな苦難を乗り越えて初優勝を遂げたアレジ、ハーバート、クルサードらのドライバーを想ったものです。最後の「AFTER ALL」は和泉宏隆さんらしいバラードとなっています。
このアルバムにも宮田正和さん撮影の写真集がついています。

背中についた子持ちウイングのマクラーレンと耐火服姿のメカニックがこの年を象徴しています。
また、フジテレビの中継を彩った曲を集めた「RACING HERO」というアルバムもありました。

エンディングテーマや優勝ドライバーのために中継で用意したテーマの一部が入っています。個人的にはSHOW-YAの「PEACE OF MIND」が入っているのが〇です。この曲を聴くと圧勝だったN.マンセルの1992年シーズンを思い出します。これで2002年のエンディングテーマだった姫神の「はるかな旅路」が入っていればさらに良かったのですが。なお、セナのテーマだった「FACES」はスクエアの1992年のアルバム「IMPRESSION」に、プロストのテーマの「明日への扉」は同じくスクエアの「HUMAN」に収録されています。
あとはサーキットを出て宿までの道中の音楽です。「鈴鹿サーキット稲生」から津まで向かう伊勢鉄道線ではちょうど沿線に広がる自然豊かな風景を楽しみながらスクエアの「AWAY FROM HOME」(アルバム「GRAVITY」に収録)を聴いたり、矢井田瞳さんの「虹のドライブ」、「RING MY BELL」(2002年のアルバムi/flancyに収録)を聴くことがあります。矢井田瞳さんのパワフルな歌声と曲が好きで、CDをよく買っていました。フリー走行や予選であってもサーキットにいる時間は見ているこちらも集中し、どこか緊張するもので、そんなときに緊張を解き放つ曲なのかもしれません。
宿ではどうでしょうか。昼間大量に浴びたエキゾーストノートが耳に残っていて、実は音楽を聴いてもどこか物足りないかもしれません。ジャズピアノを聴きながらちょっと難しい本を読んでみるとか、そんなことをしているうちに瞼が重くなっていきます。それとも、サーキット併設のオートキャンプ場でわいわいしながら過ごす方もいて、誰でも知っている曲を口ずさんでいるかもしれないですね。
決勝が終わり、祭りの後の少しばかりのさみしさと共にサーキットを後にするときには、かつてのF1中継のエンディングテーマ「IN THIS COUNTRY」が流れているかもしれません。鈴鹿ではサーキットのメインゲート近くで「TRUTH」や「IN THIS COUNTRY」が流れていたものです。
というわけで私流、レースに連れていきたい音源でした。来年こそは、皆様と好きな曲を詰め込んで日本グランプリに集まれることを願って。
私の場合、グランプリウィークの月曜から気持ちを高めるべく、通勤ではT-SQUAREのTRUTHを聴いたりしているのですが、サーキットへの道すがら、サーキットからホテルまでの帰り道など、ウォークマンでいろいろな曲を聴いています。
以前は東京駅から500系の「のぞみ」に乗り込み、T-SQUAREの「Knight's song」(グランツーリスモのテーマ曲といった方がわかりやすいでしょうか)をガンガンにかけてアドレナリンを上げまくっていたこともあります。名古屋から鈴鹿サーキットへ向かう時には、昨年ご紹介した「F-1 GRAND PRIX WORLD」の中の「サーキットの放浪者」や「レッドゾーンの天使」といった曲を聴き、気持ちを高めることもあります。
レースに因んだアルバムというのはその昔はいくつも出ていたものです。T-SQUAREも「F-1 GRAND PRIX」というベスト盤をリリースしていました。「RESORT」、「TRUTH」、「YES,NO」といったアルバムからアップテンポの曲を集めたアルバムで、1989年リリースということで、ロータス・ジャッドで戦う中嶋悟の写真も載っています。この中の「PRIME」という曲については「納豆走法」と言われながらもチームのために貴重なポイントを持ち帰ろうとする中嶋悟の姿と重ね合わせておりました。ちなみにこの時代のスクエアは全国ツアーも数十か所で行うなど、パワフルに活動していた頃で、訪れなかったのは佐賀県と滋賀県(他の45都道府県でライブをしていた、ということですね)、とメンバーが言っていたほどです。
フジ系列のポニーキャニオンもF1をイメージしたアルバムをリリースしていました。1993(平成5)年の「IMAGES」を皮切りに、翌1994(平成6)年の「TRUTH2000」、1995(平成7)年の「IMPRESSIONS」などがそれにあたります。スクエアのメンバーも参加しており、今でもよく聴きます。
「IMAGES」では当時のグリッド紹介曲「BATTLE FOR THE CHAMPIONSHIP」や味のあるバラード「BETTER DAYS」が印象的です。

このアルバム、川井一仁氏のライナーノーツと、このシーズンのマシン・ドライバーの写真集も入っていました。
「TRUTH2000」ではシーズン開幕戦のブラジルGPの写真も出ていました。発売特典がセナのポスターだったのですが、そのセナはこの年の5月、事故で亡くなっています。

セナ最後のマシン、ウイリアムズFW16・ルノー
ポニーキャニオンの企画もので私が好きなのは「IMPRESSIONS」です。

1曲目の「TRAPPED IN THE RACE」はひいきのドライバーにも、ライバルのドライバーにも起こりうるレース中の「トラップ」も含め、レースの目まぐるしい展開をアップテンポの曲の中で実にうまく表現しています。
2曲目の「HOLD BACK」はフリー走行、予選の後などのサーキットが静まってからのピットの情景が想像できるような感じがします。
3曲目の「GOING WITH THE TIDE」は安藤まさひろさん作曲のなんとも哀愁漂うバラードです。ライバルに離された予選の後か、悔しい現実を見せつけられた決勝の後が似合うような曲です。当時スクエアを離れていた伊東たけしさんがサックスで参加しています。
4曲目の「THUNDER ROAD」は打って変わってアップテンポの曲でライバルの追い上げをものともせず力技で走り続けるマシンのイメージです。
5曲目の「HUMAN RACE」は和泉宏隆さんの曲ですが、ある意味「らしくない」ところが魅力です。アップテンポな中にしっかり起承転結ができているのかな、とも思いました。
6曲目の「STEP BY STEP」は少しテンポもゆったりめですが、自分がメカニックにでもなった気分で聴くといいかもしれません。。
最後の2曲は英語のボーカルが入っています。「DREAMS OF VICTORY」は困難に打ち勝ち、栄光を手にするドライバーを称えたアップテンポの曲で、この年、さまざまな苦難を乗り越えて初優勝を遂げたアレジ、ハーバート、クルサードらのドライバーを想ったものです。最後の「AFTER ALL」は和泉宏隆さんらしいバラードとなっています。
このアルバムにも宮田正和さん撮影の写真集がついています。

背中についた子持ちウイングのマクラーレンと耐火服姿のメカニックがこの年を象徴しています。
また、フジテレビの中継を彩った曲を集めた「RACING HERO」というアルバムもありました。

エンディングテーマや優勝ドライバーのために中継で用意したテーマの一部が入っています。個人的にはSHOW-YAの「PEACE OF MIND」が入っているのが〇です。この曲を聴くと圧勝だったN.マンセルの1992年シーズンを思い出します。これで2002年のエンディングテーマだった姫神の「はるかな旅路」が入っていればさらに良かったのですが。なお、セナのテーマだった「FACES」はスクエアの1992年のアルバム「IMPRESSION」に、プロストのテーマの「明日への扉」は同じくスクエアの「HUMAN」に収録されています。
あとはサーキットを出て宿までの道中の音楽です。「鈴鹿サーキット稲生」から津まで向かう伊勢鉄道線ではちょうど沿線に広がる自然豊かな風景を楽しみながらスクエアの「AWAY FROM HOME」(アルバム「GRAVITY」に収録)を聴いたり、矢井田瞳さんの「虹のドライブ」、「RING MY BELL」(2002年のアルバムi/flancyに収録)を聴くことがあります。矢井田瞳さんのパワフルな歌声と曲が好きで、CDをよく買っていました。フリー走行や予選であってもサーキットにいる時間は見ているこちらも集中し、どこか緊張するもので、そんなときに緊張を解き放つ曲なのかもしれません。
宿ではどうでしょうか。昼間大量に浴びたエキゾーストノートが耳に残っていて、実は音楽を聴いてもどこか物足りないかもしれません。ジャズピアノを聴きながらちょっと難しい本を読んでみるとか、そんなことをしているうちに瞼が重くなっていきます。それとも、サーキット併設のオートキャンプ場でわいわいしながら過ごす方もいて、誰でも知っている曲を口ずさんでいるかもしれないですね。
決勝が終わり、祭りの後の少しばかりのさみしさと共にサーキットを後にするときには、かつてのF1中継のエンディングテーマ「IN THIS COUNTRY」が流れているかもしれません。鈴鹿ではサーキットのメインゲート近くで「TRUTH」や「IN THIS COUNTRY」が流れていたものです。
というわけで私流、レースに連れていきたい音源でした。来年こそは、皆様と好きな曲を詰め込んで日本グランプリに集まれることを願って。