工作台の休日

模型のこと、乗り物のこと、ときどきほかのことも。

2022/1/31 近況報告

2022年01月31日 | 日記
 このところブログの更新もお休みしております。模型関連で急なお願いを受けまして、他の工作やブログの更新をストップしてそれにかかりっきりだったり、夕食後になかなか時間が取れなかったりで、パソコンに向かうこともしておりませんでした。お願いされていた件は無事に完了しております。
 すらすらと文章が出てくるわけではありませんし、写真も(稚拙なものであっても)編集したりでいろいろ手間をかけておりますので、あれも書きたい、これも載せたい、と思ってもなかなか準備が大変というのが実情でございます。鋭意準備中のものもございますので、掲載の際にはまた、お読みいただければ幸いです。

寒いので皆様もご自愛ください。

休憩はそろそろおしまい、模型とブログにとりかかりますか。ただ、そろそろ冬の五輪も始まるので2月は玩具道楽の記事も出てくるかな。

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旅を味わう。駅弁大会に行ってきました

2022年01月19日 | 日記
 体調が戻ってきたのと、たまたま仕事の帰りに新宿に出られたこともあって、京王百貨店新宿店で開催中の「元祖 有名駅弁と全国うまいもの大会」に立ち寄ってきました。この「駅弁大会」、この季節の恒例行事となっておりまして、私も機会を見つけて毎年のようにお邪魔しています。
 こういうご時世でなかなか旅行もできませんので、せめて各地のお弁当で旅行気分ができたらということで、気になったものをいくつか買ってきまして、家族と分け合うことにしました。
 富山駅の「富山の春色 蛍いかの釜飯」です。


 こちらは会場で調理されたものです。本来なら1月ではなく、もう少し後の季節に販売されるもののようです。高校生の頃に「18きっぷ」で春休みに北陸を旅した時にホタルイカの駅弁を食べてとても美味しかった記憶がよみがえってきました。

 一ノ関駅の「いわてあぶり焼き和牛弁当」です。


 牛めし系は駅弁の定番という感がいたします。

 博多駅の「新幹線さくら弁当」です。


おなじみの新幹線型の容器にチキンライスやハンバーグなど、お子様ランチかな、と思いきや大人も満足の味付けでした。
以前のブログに「さくら」に関しては歴代の編成をいくつか集めていると書きましたが、こうしたグッズも気になってしまいます。もっとも、食べた後の容器は豚児の玩具になりそうです。

 会場ではカニ、うになどの海の幸系の駅弁や牛肉をふんだんに使った駅弁に人気が集まり、平日の夕方ながら時間待ちというところもありました。それ以外にも美味しそうな駅弁がたくさんあり、どれにしようかといつも迷ってしまいます。また、駅弁以外の「うまいもの」についても宇和島のかまぼこなど、訪れるたびに購入しているものもあります。こちらのイベント、20日までとなっています。会期ももうすぐ幕ですし、込み合う時間帯もあるかと思いますが、興味がある方はぜひ。
 
 というわけで家族でお弁当を分け合いながら食卓でしばしの旅行気分を味わいました。味付けもしっかりついていましたので、お茶がよく進みました。今年は「ヘッドマーク弁当」などが残念ながら販売がありませんでしたが、知らなかった弁当を食べることができまして、美味しいものを食べられて満足という一夜でした。

 
 
 
 

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ちいさな翼であそぶ

2022年01月18日 | 飛行機・飛行機の模型
 昨年の大晦日の様子をブログにも書きましたが、それを読まれた沿線在住ベテランモデラー氏から「買い物に料理にライブに、随分元気だねえ」と笑われてしまいました。そのツケが今頃来ておりますので、やれやれ、というわけです。年末年始の休みは六日間でしたので、模型の方も特段進んだというわけではありませんでしたが、それでも年末年始でいくつか完成させたものがありました。いずれも小さなスケールの飛行機たちです。
1 ボーイング747-400 エールフランス(ハセガワ1/400)
 このキット、スナップタイトのもので、1990年代後半にハセガワが初心者、年少者向けに発売していたものです。デカール替えでいくつかのエアラインの仕様が出ており、私はエールフランスのものを買いました。というのもエールフランスのジャンボは個人的に何度かお世話になっていて、1997年にイタリアに初めて一人旅をしたときに成田からパリまで乗ったのもエールフランスの747-400でした。

キットですが、胴体は上下の分割となっています。どうしても胴体真ん中に合わせ目ができてしまうので、そこはペーパーでならしました。説明書どおり組んで、塗装して、完成です。マーキングはシールとデカールの両方が入っていて、デカールが奇跡的にきちんと使えたのでデカールを貼っています。ただし、マークソフターを塗ると青い部分から赤い色素がにじみ出てしまい、少々お見苦しくなってしまいました。
 また、エンジンノズルはピンバイスで開口しています。脚柱のパーツはありますがタイヤのパーツは入っていないので、自ずとキット付属のスタンドをつけることになります。胴体にはまとまった重さのおもりを入れるよう指示があり、おもりのパーツがありましたが、かなり重いためかえって安定を欠きそうで乗せませんでした。

 さて、画面の後ろに葡萄酒の小瓶がありますが、これはエールフランスで長年提供されているブランドとのこと。スーパーでだいぶ前に買ったのですが、値段も手ごろでした。エールフランスの機体ができたということで一緒に写真に収まりました。私も機内で飲んだことがあるかもしれません。もちろん、我が家でもおいしくいただきました。昔はヨーロッパの都市間の便でも葡萄酒の小瓶が機内食につき、機内で飲まないでおいて機外に持ち出して、ホテルの部屋でいただいたりといったこともありました。今では短距離線でお酒はおろか機内食も出るかどうかといったところです。エールフランスといえば「パリがあなたを待っている」ではなくてエコノミークラスでもシャンパンが提供されます。ただし、無料だからと言って飲みすぎにはご用心。気圧の影響でいつも以上に酔いが回ります。

2 コンベアF-102(アリイ(旧オータキ) 1/144 )
 旧オータキの飛行機のキットはどれもなかなかよくできています。とはいえ昔のキットですから細部などはさすがにつらい部分もあります。増槽に大きなヒケがあるので埋め、コクピットはないので(もともと透明度が低い)キャノピーをスモークグレーで塗りつぶしています。基本的にはストレートに組み、マーキングだけ以前自衛隊のマークのデカールでもご紹介した「らんでぃんぐ・ぎあ」製の那覇基地所属のものを使いました。かつて米空軍のF102は日本国内にまとまって配備され、横田基地に配備された分は航空自衛隊が担うべき防空任務を補完する役割を担っていました。デカールについては私の貼り方が悪かったのか、糊が弱いところがあったのか一部剥がれてしまい、デカールのりを塗って補強しています。

 なんで今頃F102をと思われる方もいらっしゃるでしょうが、昨年「米タン」のタキ3000を買ったことでそれに似合う飛行機も欲しいなあということになり、手軽に組めそうなF102を選んだということになります。私や私の周囲では「在日米軍トマソン基地」という架空の基地が東京近郊にある、という設定でモデリングを楽しんでおり、今回も西武線や中央線を横目に飛行機が行き交っているイメージでそこに合う模型を組んでみました。このF102は那覇基地から演習か何かでこちらまで飛来したのでしょう。
(トマソン基地という名前ですが、入間基地を当初は「ジョンソン基地」と呼んでいたことから想像してみてください)

 さて、ちいさな翼、他にもご紹介するものがありますので、また近いうちにお目にかければと思います。



 


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塗装の教科書

2022年01月13日 | 工作雑記帳
 年末年始の多忙な日々がちょっと落ち着き、自分のための時間も持てたタイミングで風邪をひいてしまい、私にとってはこの時期特有のものなのでしょうがないのですが、寒さも手伝い胃がものをうけつけなくなってしまい、医者に駆け込んだ次第です。皆様もご自愛ください。
 今日は工作、とりわけ塗装に関する教科書のご案内です。
 とれいん2022年1月号増刊として「模型塗装大全」(山中 洋編著)が出版されました。月刊誌「とれいん」2010年10月号の特集をベースに、塗装、塗料、ウェザリングといった技法のみならず、筆からパテ、マスク(マスキングテープだけでなく、人間が被る方も含め)なども網羅された一冊です。
 私の作例を観ていただければお分かりかとは思いますが、数十年モデラーをやっていても腕の方は相変わらずでございます。塗装が得意かと聞かれましたら決して得意とは思っておらず、いかに自分の技量の中で模型として美しく見せるか、ということを心がけております。ちなみに私の場合は空調が入った専用の部屋で常設された塗装ブースがあるわけではなく、ベランダやベランダに面した戸を開けてそこで換気しながらの作業ですので、真冬、真夏は決して良い環境ではありません(そういう方は私だけではないと思います)。
 本書は鉄道模型誌の増刊ですので、当然鉄道模型の塗装がテーマとはなりますが、エアブラシ塗装、筆塗りなどの解説は他のジャンルのモデラーにも大いに役立つと思いますし、ストラクチャーの塗装などはジオラマ派にもおすすめかと思います。
 個人的に印象に残ったのは「忙しい人のための塗装講座 缶スプレーの塗装をマスターする」という項目でした。私は吹き付けでエアブラシを使いますが、それと同じくらい缶スプレーも使います。エアブラシですと希釈、塗装後の手入れ等で薄め液を多用しますのでどうしても匂いもきつくなります。それに比べますと缶スプレーは手軽さもあり、白、黒、銀、アイボリー、グレーといった色はGMの鉄道カラーをよく使いますし、サーフェーサー吹きでもスプレーは活躍しています。しかし、エアブラシに比べますと広い範囲に色の粒子がかかりますので、マスキングを丁寧に行う必要もありますし、エア圧を自分で決められるエアブラシと違い、圧は缶まかせなところもありますので実はなかなか難しいのです。この項を担当された市川豊光氏も紹介されていますが、夏場以外は湯せんして(特に今年のような厳冬では50度程度のお湯を入れた容器に数分入れることは必須です)、よく振って撹拌し、さらに時間をおいて気泡を消しておかないときれいに吹き付けできません。手軽なようで実は奥が深いこと、またやり方次第ではエアブラシに劣らない仕上げができることに改めて気づかされました。
 また、技法、工具等については他誌でも紹介されているものもあり、本ブログをお読みいただいている方ならご存じのものも多いかもしれませんが、体系的に一冊にまとまっているというのは、工作のために便利なものです。こうして本書は私の本棚の中でも目立つところに他の技法やカラーガイドの本と一緒に収められることになりました。
 かつて「とれいん」誌の1987年3月号でも、こちらは主にHOゲージ等の真鍮キット、製品を仕上げる際の塗装法が特集されていました。あのときも編集スタッフを含めた優れたモデラーの皆様の作例写真が掲載されておりました。今回も巻頭でスケールを問わず美しい塗装作例が紹介されています。Nゲージのキットでも厚ぼったくならず、美しい塗装ができますので、自分もこういった作例に少しでも近づけるようにと、新年早々思った次第です。

(本書と私のエアブラシ。タミヤのスプレーワークHGはこれが2代目で、かれこれ14年使っています。)


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寅、虎、トラ!?

2022年01月08日 | 玩具道楽
 先日の東京は久々の大雪になりました。1月上旬にこれだけ積もるのも珍しいなと思い、金曜の朝は凍った路面に気をつけながらの出勤でした。
 さて、今日は寅年にちなんだ玩具道楽ということで、プレイモービルと虎について触れていきます。またまた松の内を過ぎてのご紹介ですが、モデリングが忙しかったり、本人がパソコンの前で寝落ちしちゃったりと、ブログの更新まで手が回らなかったからなのです。我が家には動物園関係のプレイモービルがもともと無いので、猛獣を探すとなるとどこだっけ・・・となってしまいます。
 その中で我が家にあるもののひとつはこちら、ローマシリーズの中の円形競技場(品番4270)です。馬に牽かれて走る戦車や剣闘士などと共に、剣闘士が戦う相手の猛獣としてライオン、虎が含まれています。ちなみに円形競技場を組み立てると直径84cmの巨大な建造物が出来上がりますので、これをすべて組み立てて・・・というのを狭い我が家でやったら大変なことになりますので、壁の一部を借りてのご紹介です。

剣闘士の養成施設に「道場破り」の剣闘士がやってきました。


拙者ユリウス・トリテリウス・クレヴェウスと申すものである。ガリア、ブリタニア、ゲルマニア、低地ゲルマニア、ダキアで武芸を磨き、いまだ敗北を知らず、拙者と勝負するものはおらぬか?


トリテ・・・殿、よくわかった。人間が相手ではこちらも大変だから、最初は動物と戦っていただきたい。うちのアトラクション用のトラだ。
(ゲッ!マジで!?まいったなあ)


(ねえ虎さん、最初はそちらに攻めさせてあげるから、あとは合図で、こちらが攻めて、この銛は刺さらないようにできてるから・・・)

と剣闘士が言っていたかどうかは定かでありません。元ネタの時代劇「ぶらり信兵衛道場破り」のように日銭稼ぎの道場破り稼業が実在したのか、そのへんも定かでありません。剣闘士については奴隷や捕虜などの職業というイメージがありますが、ローマ市民権を持っていても賞金と名声を求めて剣闘士をやっていた、というケースがあったようです。

 もう一つ虎のネタを。こちらはハロウィンの仮装で虎の格好をした子供です。

虎の頭は上に動かせます。

キャンディーじゃなくてお年玉ちょうだい、と言っているようにみえます。
 
 乗り物では虎のつく名前のものをみかけます。飛行機なら米海軍のF-11タイガー、F-5EタイガーⅡが有名ですし、NATOでは虎に因んだ航空部隊の合同演習として「タイガーミート」というものがあり、各部隊が競ってペイントした虎模様の機体が有名ですね。ちょっと変わったところでは中華民国空軍の「雷虎小組(サンダータイガース)」というアクロチームがあります。古いファンなら貨物航空会社のフライングタイガース(もとは中国大陸で日本と戦った米国の義勇兵の名称ですが)を思い出すかもしれないですね。戦車ならおなじみドイツ軍のタイガー戦車でしょうが、映画でタイガー戦車の役を演じた「なんちゃってタイガー戦車」を作っている方もいらっしゃるのでは。





 

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