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工作台の休日

模型のこと、乗り物のこと、ときどきほかのことも。

2025春・鈴鹿への旅 拾遺

2025年04月29日 | 旅のあれこれ

日本GPからだいぶ日が経ちましたが、レースのリポートに書ききれなかった(どうでもよい)話をいくつか。

1  あれも、これも、間に合ったね

 第二戦の直後にレッドブル「昇格」が決まった角田ですが、プログラム、広告、看板など、急遽レッドブルのレーシングスーツ姿の画像・映像を用意して日本GPに間に合わせました。レッドブルのSNSでも撮影の舞台裏を公開していました。

こことか、隣のローソンもVCARBの姿です。

近鉄名古屋駅でも

もちろん場内のグッズショップでも

特に地元GPですし、関係者も頑張ったのだろうなと思います。おなじみのドライバー紹介の動画が金曜日のフリー走行前に流れたのですが、白いレーシングスーツのローソンが映し出されて「おおっ」という声が上がり、だいぶ後の方でレッドブルの角田の姿が映し出され、拍手と歓声がひときわ大きくなりました。こういうのって久々ですね。移籍直後に地元GPということで、さまざまなプロモーション活動もあり、なかなか落ち着かなかったようです。鈴鹿にいたジャン・アレジがトークショーでアドバイスを求められ「みんないろいろ言ってプレッシャーになるだろうから、そっとしておくよ」と言ったのが印象的でした。フェラーリのエースとして過度な期待をされたであろう、アレジらしい発言です。

全日本F2王者とか、全日本F3000王者と言った大先輩も来てましたしね。「やっぱり僕らの世代だと6位までが入賞だったから、今日は難しいとは思うけど角田には6位くらいには入ってほしいよね」と地元GPへの期待、というかプレッシャーです。もっとも、この人たちも昔はそう言われていたのですが。このあと、インディ500やルマンの優勝者(誰だかわかりますよね)も来てました。

決勝日の昼にはこんな画像も

表彰台の背面は大きなLED画面ですが、表彰台を獲得したことを想定して、テストが行われていました。表彰式の前にこういった映像が流れていますね。

早く本物でこの映像が見たいですね。

2  成田屋とグランプリ

 市川團十郎、新之助親子がスタート前に連獅子を披露していましたが、日本GPアンバサダーが決まってから、2月にも鈴鹿サーキットを訪れていました。ちょうど私たち親子が訪れて日を置かずに訪問していたようで、バックヤードツアーやコースをマーシャルカーで一周したり、アトラクションも楽しんだようです。決勝日は連獅子のために食事を抜いていたということで、ご本人のブログによれば、連獅子だけにそのあとでライオンのように肉を食べた、とあります。混み合う日曜を避けて月曜日に帰京したそうですが、お疲れさまでした。

3  初勝利60年と、レッドブルとのラストシーズン

 ホンダのブースではこういった感じの展示でした。RA272、今年はあちこちで展示されるのではないでしょうか。

このパネルと同じ柄のステッカーも配布されました。思えば8シーズン、タイトルも獲れたし、ずいぶん頑張りましたね。マクラーレンとだって5シーズンですから、長いパートナーシップでした。

ブース内ではなぜかアイルトン・セナが出演していたプレリュードだったかの懐かしいCM映像も流れていました。

 

4 みんな体力勝負です

 決勝前のピットですが、どこのチームもメカニックたちが集まって何かしています。

踊っているわけではなくて柔軟体操をしています。最近よく見かける光景です。そもそも体力勝負、スピード勝負はメカニックたちも同じで、みんなで戦っている感があります。昔のフェラーリではランブルスコ(発泡性のワイン)を、リジェではワインを昼に飲んで、だったそうですが、今では考えられませんね。

5 ルーキーたちの明暗

今シーズンはルーキーたちが多数デビュー、ということでも話題になっています。

上からドゥーハン、ボルトレート、ハジャー、アントネッリ、ベアマンということで、実に1/4の選手が新しくなりました、関係者の評価が高いのはハジャーで、デビュー戦こそフォーメーションラップ中にクラッシュし、スタートできませんでしたが、その後は予選、決勝も悪くない戦いを続けていて、鈴鹿では決して状態のよくないVCARBのマシンで10位以内に入るなど、評価が高まっています。フランス出身で落ち着いたレース運びは「プロストの再来」などと言われていますが、かつて他のドライバーでも「プチ・プロスト」と言われていた人がいたような・・・。メルセデスのアントネッリはまだ18歳、年齢的には高校生でメルセデスのF1ドライバーとか、漫画かよって思いましたが、きちんと入賞を続けていて、マクラーレン、レッドブルにくらいついています。その昔(1977年)、リカルド・パトレーゼは大学生でF1デビューしたことが話題になりましたし、21世紀以降、フェルスタッペン、ライコネンら「超飛び級」のドライバーも話題になり、規制がかけられたりしました。10代のドライバー、今後が楽しみなのと、イタリア出身ということでイタリアメディアもフェラーリの次に話題に挙げています。ベアマンは昨年数レースを走っていますので、実質デビューが今年、というところです。ハースは決して速いマシンではありませんが、大健闘しています。昨年オフにスーパーフォーミュラのテストで来日しており、日本のファンの間でも知られています。鈴鹿では名前をもじって「熊男出没注意」というステッカーもありました。

上の二人、ドゥーハンとボルトレートは苦戦しています。ドゥーハン、クラッシュもありましたね。ザウバーの走らないマシンということもありますが、ボルトレートにもどこかで光る走りを期待したいです。

6 ぐわんばれ、30代

 ルーキーの登場もあって、30代の選手を見かけなくなりました。40代ですとハミルトン、アロンソらがいるのですが・・・。オコンやガスリーもまだ20代ですしね。おっと、ここで頑張っている30代はヒュルケンベルグ。未勝利数も更新していますが、いぶし銀としてかつてのデレック・ワーウィックのように頑張ってほしい、と思うのです(もっとも、ワーウィックはこんなポーズを取ったりしないでしょうが)。

長くなったので続きます。

 

 

 

 

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