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工作台の休日

模型のこと、乗り物のこと、ときどきほかのことも。

寅、虎、トラ!?

2022年01月08日 | 玩具道楽
 先日の東京は久々の大雪になりました。1月上旬にこれだけ積もるのも珍しいなと思い、金曜の朝は凍った路面に気をつけながらの出勤でした。
 さて、今日は寅年にちなんだ玩具道楽ということで、プレイモービルと虎について触れていきます。またまた松の内を過ぎてのご紹介ですが、モデリングが忙しかったり、本人がパソコンの前で寝落ちしちゃったりと、ブログの更新まで手が回らなかったからなのです。我が家には動物園関係のプレイモービルがもともと無いので、猛獣を探すとなるとどこだっけ・・・となってしまいます。
 その中で我が家にあるもののひとつはこちら、ローマシリーズの中の円形競技場(品番4270)です。馬に牽かれて走る戦車や剣闘士などと共に、剣闘士が戦う相手の猛獣としてライオン、虎が含まれています。ちなみに円形競技場を組み立てると直径84cmの巨大な建造物が出来上がりますので、これをすべて組み立てて・・・というのを狭い我が家でやったら大変なことになりますので、壁の一部を借りてのご紹介です。

剣闘士の養成施設に「道場破り」の剣闘士がやってきました。


拙者ユリウス・トリテリウス・クレヴェウスと申すものである。ガリア、ブリタニア、ゲルマニア、低地ゲルマニア、ダキアで武芸を磨き、いまだ敗北を知らず、拙者と勝負するものはおらぬか?


トリテ・・・殿、よくわかった。人間が相手ではこちらも大変だから、最初は動物と戦っていただきたい。うちのアトラクション用のトラだ。
(ゲッ!マジで!?まいったなあ)


(ねえ虎さん、最初はそちらに攻めさせてあげるから、あとは合図で、こちらが攻めて、この銛は刺さらないようにできてるから・・・)

と剣闘士が言っていたかどうかは定かでありません。元ネタの時代劇「ぶらり信兵衛道場破り」のように日銭稼ぎの道場破り稼業が実在したのか、そのへんも定かでありません。剣闘士については奴隷や捕虜などの職業というイメージがありますが、ローマ市民権を持っていても賞金と名声を求めて剣闘士をやっていた、というケースがあったようです。

 もう一つ虎のネタを。こちらはハロウィンの仮装で虎の格好をした子供です。

虎の頭は上に動かせます。

キャンディーじゃなくてお年玉ちょうだい、と言っているようにみえます。
 
 乗り物では虎のつく名前のものをみかけます。飛行機なら米海軍のF-11タイガー、F-5EタイガーⅡが有名ですし、NATOでは虎に因んだ航空部隊の合同演習として「タイガーミート」というものがあり、各部隊が競ってペイントした虎模様の機体が有名ですね。ちょっと変わったところでは中華民国空軍の「雷虎小組(サンダータイガース)」というアクロチームがあります。古いファンなら貨物航空会社のフライングタイガース(もとは中国大陸で日本と戦った米国の義勇兵の名称ですが)を思い出すかもしれないですね。戦車ならおなじみドイツ軍のタイガー戦車でしょうが、映画でタイガー戦車の役を演じた「なんちゃってタイガー戦車」を作っている方もいらっしゃるのでは。





 

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玩具道楽 夏のオリンピック その7 人馬一体、人車一体

2021年08月08日 | 玩具道楽
 東京五輪が閉幕し、聖火は太陽に還りました。
 玩具道楽夏のオリンピックも今日で最終回、馬術と自転車です。
 プレイモービルと馬の関係は長く、騎士のシリーズなどもありましたので、動物では早くから製品化されていました。人形が跨がれるようにややデフォルメした馬が中心でしたが、最近ではよりリアルになっています。
 馬術競技についても古い製品ですが持っております。プレイモービルのおひざ元、ドイツは強豪国ですし、女の子が憧れる習い事とも聞きました。

 立派な障害飛越などができるセットで、馬二頭、男女の選手も入っています。


障害は落ちるようにできています。

これは減点ですね。
馬術は五輪のときくらいしか見ることがなく、それだけに「外したくない」競技でした。テレビでもほとんど放映されないため、ボートや射撃などとともに、ネット配信のお世話になりました。新聞等でも話題になっていましたが、障害を彩る飾りつけは毎回各国を象徴するものが含まれており、日本では力士、桜、鶴、こけし、鹿や猿といったものがあしらわれておりましたし、障害のバーのところは竹の模様が描かれていました。だるまを配したところでは馬がびっくりしたのか減点があいつぎ、五輪マスコットに取り換えられた、という話も聞きました。馬事公苑を使った馬場での馬術競技以外にもクロスカントリーなどもあり、大会期間のほとんどを使って行われていました。かつてはイギリスのアン王女も出場しましたし、今回はアメリカの歌手ブルース・スプリングスティーンのお嬢さんが出場したことも話題になりました。年齢の高い選手も多く、40代、50代といった選手もいます。

 次は自転車です。2012年の「SPORTS ACTION」シリーズでも自転車選手がリリースされていたのですが、なぜか入手しておりません。
 ということで旧製品から紹介します。

 この自転車、後輪がディスクになっており、トラック種目かロードでもタイムトライアルの選手のように見えます。

 というわけで、バンクを疾走中の図です。


 ということで、玩具道楽版の夏の大会も幕でございます。冬の大会はあるのか!?分かりませんが、玩具道楽でスポーツネタはまたご紹介しましょう。


現実には選手と地元の子供たちの交歓といった光景が残念ながらありませんでしたので、プレイモービルの世界では、せめて実現させてあげましょう。

 


 


 
 

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玩具道楽 夏のオリンピック その6  ど真ん中へ、そして力強く

2021年08月07日 | 玩具道楽
 2012年発売の「SPORTS ACTION」シリーズですが、オリンピックらしい、と言いますかオリンピックではないと、観る機会がなかなかない競技もリリースされていました。
 
最初はこちらの重量挙げです。
選手とバーベルだけのセットですが、たわんだ棒の部分など、らしくできています。

さあ、挙げられるか?

挙げました!、という実況も可能です。

お次は的に当てる競技です。

ライフル射撃の選手もリリースされています。

ちゃんとライフルとターゲットがついています。


ブラインドパッケージの「Figures」にはアーチェリー選手も出ていました。

余談ですが、先日のアーチェリー競技では銀メダルにイタリア選手が入っており、空軍所属とありました。イタリアの場合、政府機関所属の選手が多く、陸上男子100m、4×100mリレーで優勝したヤコブスは国家警察所属となっています。



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玩具道楽 夏のオリンピック その5 ボールを追いかけて 球技編②

2021年08月06日 | 玩具道楽
 プレイモービルの球技ですが「Sports Action」シリーズとは別に、サッカーも出ておりました。特に2006年のワールドカップがプレイモービルの地元ドイツ開催だったこともあり、プレイモービルの歴史上はじめて、片脚にキックアクションがついたものが大きなサッカー場とともに発売されました。

これがキックアクション機構。右脚を動かしてボールを蹴ることができます。

サッカー場のセットには架空の「FAIR」と「PLAY」のユニフォームを着た二人とそれぞれのキーパーが入っており、私は選手のみ追加で発売されたものを買いました。
ワールドカップに合わせて、各国代表の選手も発売されました。こちらは欧州選手権など、主要な大会に合わせて追加されたりもしています。

スペイン対ブラジルですので、今回の五輪の決勝の組み合わせですね。
2018年のロシアワールドカップでは、公式のライセンス商品として発売されたようで、リアルなトロフィーも再現されているようです。また、キックアクションについても別の機構となったほか、欧州・中南米各国の連盟の許諾を得た製品となっているそうです(私は残念ながら入手していませんが)。ただし、これまでも含めて、日本代表は製品化されておらず、アジアの常連国となっているだけに、そろそろほしいなあとも思いますが・・・。

なお、女子選手についても製品化されています。


男子と同様「FAIR」と「PLAY」の両チームの選手、キーパー入りです。ドイツは女子サッカーの強豪国でもありますから、製品化は当然なのでしょう。
でもってプレイモービルの芸の細かさがさく裂するのは、審判、カメラクルー、メディカルスタッフといったセットです。

主審は笛とカードを持っていますので、厳しいディフェンスで相手を倒してしまった青の選手にイエローカードが出ました。
「えっ、なんでイエローなんですか?だってあいつ担架の上で手を振ってへらへら笑ってますよ」
フラッグを持った審判もいますので、オフサイドもしっかり見てくれます。


そして感情的なだけのつまらない実況と薄っぺらい解説に対しては・・・。

視聴者からレッドカードを突き付けられてしまいます。気を付けましょう。

サッカーにだいぶ割きましたが、他の球技も見てみましょう。

かつては一点ものの「スペシャル」にゴルファーがありました。

女子選手とバッグ、クラブ4本のセットです。

さらにプレイモービルでは野球選手も出ております。


ブラインドパッケージの「FIGURES」にラインナップされています。
水色のユニフォームの選手、背番号をつけていません。
それにしてもドイツ人が野球のネタで何か作ると人気スポーツでないせいか、どうもしっくりきません。プレイモービルは米国でも以前から販売されていますので、やはりアメリカ市場を意識しているのかもしれませんが。プライザーでも1/87で野球選手の人形がありましたが、いまいち動きが硬く感じられました。同じく鉄道模型関連の方では米国、ウッドランド・シーニックスの野球少年たちの方がよりリアルで楽しそうにプレーしている感がします。
改めてみますと、バットは短く、ボールは大きく、ソフトボールのように見えます。
ということで、サッカーの選手からソフトボールの選手に化けてもらいました。

これはこれで似合っております。でもせっかく金メダルを獲得した後に、アスリートへの敬意を欠き、デリカシーの無い政治家にメダルをかじられたりしないように、ご用心。かじりたければコインチョコをあげてください。



 
 

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玩具道楽 夏のオリンピック その4 ボールを追いかけて 球技編①

2021年08月04日 | 玩具道楽
 2012年にプレイモービルからリリースされた「SPORTS ACTION」でしたが、球技についてもラインナップがありました。
 最初は比較的新しめの競技、ビーチバレーです。

 女子のプレーヤー二人とボール、ネットが入っています。

ネットをはさんでの白熱した争いです。五輪に最初に採用されたのが1996年のアトランタということで、随分経ったのですね。


 実際には2人一組で試合をしますので、もうひと箱買えばリアルになりました(汗)。

 お次は何かと話題のテニスです。

 男子のプレーヤー二人だけのセットで、ラケット、ボール、ケースといった小物がつく程度です。

後ろのネットはビーチバレーのセットから柱を外して置きました。



 もともとはプレイモービルのテニス選手、その昔発売されていた「スペシャル」にありました。

写真右側の女子選手です(品番4509 1994-1995年)。ラケットと三つにつながったボールが入っています。一説には一番のファンであり、ユーザーである子供たちのリクエストから生まれたものだったとか・・・。この頃はちょうどドイツではシュテフィ・グラフの黄金時代ですね。
 左側はブラインドパッケージの「Figures」のテニス選手。20数年の時の流れを感じます。
 混合ダブルスもできますね。


 今回のラストは卓球です。

 ドイツではプロリーグがあるなど、欧州でも強豪国ということもあってか製品化されています。
 と言っても選手二人とラケットだけですので少々寂しい限りです。

一人はちゃんと東洋人の目になってますね。


 次回は「SPORTS ACTION」以外の球技についてです。




 

 

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