●苔玉ごろごろ、だから苔想●●【道草めも】

~苔玉【Moss ball】という、緑の地球。野想系~

●イヌビワの実が。

2008年09月17日 | 番外編<植物>
小さなイチジクです。指の先ほどの大きさです。

【犬枇杷】(イヌビワ) クワ科イチジク属の落葉木
雌雄異株。関西以西に自生。
わたしの目には雌雄の区別つきませんでした。

このお正月に九州の山で初めて見て、こんどが2回目。
実がついていたので、なんとなくイヌビワかなとわかりました。





真っ黒に熟した実もあって、実からとろりと液体がたれていました。
あとで調べたら、蜜のようなもので鳥を誘うためだそうです。

実は食べられるけど、あまりおいしくないので「イヌ」がついたのだとか。
傷つけるとイチジクのように白い液を出すらしい。




イヌビワを検索していると
「イヌビワコバチ」のお話がたくさん出てきます。
イヌビワは、この虫がいないと受粉できないんだそうです。共生です。

初夏に咲くイヌビワの花は、
イチジクと同じように外から見えない集合花であるため
受粉するためには、この虫の助けが必要です。

雄花に入り込んだ雌のイヌビワコバチはそこで産卵。
幼虫はその実を食べて成虫になります。

成長した雌の虫は外に出ますが、雄の成虫はこの実の中で交尾し、一生を終えます。

雌の成虫は、雄の花の出口付近で花粉をまとい、
産卵できる場所を探しながら、雌の花に入りこみ花粉をつけます。
ただ雄の花に入ったものだけが産卵します。

う~ん。複雑な、植物なんですね。
イチジクも同じように虫の助けを借りているそうです。

インドゴムノキ、ベンジャミンゴムノキ、フィカス・プミラ、などもイチジク属で
同じように外に見えないお花が咲くのですが、
これと共生するコバチは日本にはいないため、種がとれない
と記されていました。





このイヌビワの木。
ルナを荼毘に付したペット霊園の横に生えていました。

すいません。まだ皆さまにお礼を書くことができません。
なんども読み返しながら、すごしています。



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ブログを始めたのは糖尿病で目が不自由な愛犬「ルナ」がキッカケ。ハンドルネームは同じく「るな」です。趣味は苔玉づくり。つくりすぎて家の外も中も苔玉ごろごろ。植物名を覚えるのがもっかの目標です。
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