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神奈川県の西部にある「小さな町」で暮らす私777>日々の生活の様子、見たこと、感じたこと、思ったことを綴っていきます。

半落ち・・・泣きました

2004-01-13 | インポート
久しぶりの日本映画「半落ち」で泣いてきました(苦笑)。

ハリウッド映画が好きなので、あまり日本映画は観ないのですが、これは横山秀夫さんの原作で「ベストセラー」にもなった小説の映画化ということで、期待をしていたからです。
そこへ、今朝のテレビの「ムービーランキング」で公開と同時に3位に入ったと知りましたので、早速行ってきました。

俳優や女優陣の演技がどうこう、ストーリーがどうこう・・・と言う前に、「もしかしたら、自分にも・・・」と思って泣けてきてしまったのです。

「半落ち」の公式HPにも
「男はなぜ最愛の妻を殺したのか?
殺した後、男はなぜ、後一年だけ生きる決心をしたのか?
命の意味を問う、感動と衝撃のミステリー」

と、書いてあるので、ある程度のネタばれは、許していただいて・・・(苦笑)

たった一人の息子を「急性白血病」で亡くした夫婦。
妻はその心労からか、アルツハイマー病となり、次第にその病が進む。
そんな妻を看病しながら、愛するがゆえに「心が壊れていく」妻を「自分が分かる」うちに死なせて上げたいと、手をかけてしまった夫。
3日後に、自首をしてきた男・・・
が、犯行後の2日間に、彼が何をしていたのか・・・
その空白の時間を追求しながら、この映画の奥にある「命と愛」を考えていくのです。
この夫が、警察官であることから、警察内部の縦割りや、横割りの組織の攻防のための駆け引きも描かれています。

映画を観ながら、もしかしたら、私が・・・あるいは夫が・・この病気になったとき、どんなことになるのだろう・・・とか、息子達が、家族が移植を必要とする病になっても、ドナーが見つからないまま、死んでいく・・・
そんな場面に遭遇したら・・・といろいろ考えて、涙が止まらなくなりました。

「自分は誰のために生きているのか?」
こんなセリフが何回となく出てきます・・・
これも頭から離れません・・・

エンディングで「森山直太郎」さんのステキな曲が流れ、真っ青な空と、美しい紅葉のシーン・・・なぜか胸を打つシーンでした。



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