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神奈川県の西部にある「小さな町」で暮らす私777>日々の生活の様子、見たこと、感じたこと、思ったことを綴っていきます。

山陰・山陽の旅・・・④

2005-11-09 | インポート
「足立美術館」~~、

アメリカの専門誌で、2003年から三年連続で「ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング」に選ばれた庭園が有名な美術館です。

その庭の、四季折々の美しい風景を、何度か写真で見ていて、いつかは行ってみたいと思っていました。
ですから、今回の旅の目的の一つでもあります。

もちろん、「庭」だけでななくて、コレクションンの「日本画」にも大いに期待してました~~。

「安来」・・・「どじょうすくい」のユーモラスな踊り・安来節はここのもの。
安来駅から、車で20分ほどのところにある美術館は、平日というのに、たくさんの「観光バス」のお客様が見えていました。
団体のお客様は、だ~っと入館してきて、一時間半とか2時間の限られた時間でさ~~っと帰って行きます(笑)。

「庭園もまた一幅の絵画である」
美術館の創立者の言葉だそうです。そのコンセプトの元、造られた庭園は、まさに「絵画」をみるようでした~~♪

自然の山々を借景とした絶妙な調和と、手入れの行き届いた木々、苔の様は、目を見張りました!
「春のツツジ」「夏の新緑」「秋の紅葉」「冬の雪景色」・・・
自然の移ろいは、何物にも勝る「絵画」なのかもしれません。

でもでも・・・造られすぎた感のある庭・・・「枯山水」「白砂青松」・・・私はあまり好きではありません。もっと自然を残した方が好きなんですが・・・(苦笑)
美術館開館当時の門がある「池庭」は、多少、そんな趣も残されており、ほっとしました。

美しい庭を荒らさないためか、お庭を散策する・・・ということはできません。
館内のガラスを通して見る・・・仕方ないんでしょうね。
こんなことが、ちょっと残念ではありましたが、一見の価値はある「庭園」です!


この美術館は、お庭だけでなく、多くの「日本画」の巨匠達の作品がどっさりあります!
特に「横山大観」のコレクションはすごい~~~♪

大観が世に出たきっかけとなった作品「無我」・・・いいですねぇ~~~。
ちょっと大きめの着物を着た子どもの微笑ましい姿・・・思わず笑みがこぼれます。
心が和む作品で、本物が観れたことに感動しました。

大観の作品の数々・・・優しい色調、穏やかな線、躍動感・・・いろいろな要素が混ざってはいますが、どれも心静かに観れる作品です。
私は「墨絵」が好きです~~♪

そのほかの画家達の作品もいいですよ。
「伊東深水」「竹内栖鳳」「川端龍子」「上村松園」・・・肌の色の美しさや髪の形、着物の柄・・・それぞれに、画家たちの特徴が良く出ている作品ばかりで、見ていて時間の過ぎるのを忘れました。

気がついたら2時間余・・・ちょっと足も疲れてしまい、一休み。
美術館の中には「喫茶室」「お茶室」もあって、美しいお庭を見ながら休憩ができます。
コーヒー700円は、高いか安いかは、その人の感じ方だろうと思いますが・・・(苦笑)。

最後に「陶芸館」ものぞいてみました。
「河井寛次郎」「北大路魯山人」の作品が展示されているので、ゆっくり見たかったのですが・・・庭と絵で感動して、疲れてたので、チラッ・・で終らせてしまったのが残念!

「6000円で2年間フリーパス」というチケットがあるらしいので、近くの方は、これを利用して行くといいですね。
毎回、ポイントを決めて見る・・・何度も足を運ぶ・・・いいなぁ~~~。

どんな素晴らしい作品も、一度に多くを見ると、疲れますもの・・・

足立美術館・・・おすすめです(笑)




山陰・山陽の旅・・・③

2005-11-09 | インポート
「皆生温泉」~~~、

山陰線・米子駅より、バスで20分ほどの温泉地です。

1900年(明治33年)に、海岸の浅瀬に湧き出す熱湯を、漁師が偶然に発見したのが、始まりだそうです。
が、当時は、海底から湧き出るお湯を安定的に利用する技術がなく、本格的に開発されたのが大正9年です。

温泉源を安全な場所に開発・集中的に配湯できるようにして、一帯の土地を都市計画に基づいて整備した、都市型温泉地なのです。

日本各地に見られる「温泉街」という感じなまったくない、普通の町のような「温泉地」でした(苦笑)。

きれいに整備された海水浴場が温泉街のすぐ近くで、浜まで「水着」でOKな距離でしたから、夏は「海水浴客」で賑わうのでしょうね。


泊まった宿は、こじんまりした雰囲気のいい宿でした。
2泊させていただいたのですが、スタッフの方たちが皆さん感じの良い方ばかりでしたので、松江観光へ行った日は、「和菓子」をお土産に買ってきて上げてしまいました~~(笑)。

山陰・・と言えば、この時期「松葉ガニ」~~~♪
もちろん、「特別メニュー」でお願いしましたら、「食べきれない」ほど出ました!
「茹でた松葉ガニ」が二匹と「鍋用」が三匹・・・夫婦二人で、せっせと「カニと格闘」しましたが・・・残してしまいました・・・(笑)

そのほかにも「懐石料理」があったし・・・残すのも心苦しかったのですが「まずくて残すのではなくて、量が多くて食べきれなっかったんです。ごめんなさい」と板長さんに謝った私たち。

カニ・・甘くて、しっとりしていて美味しかったです~~♪

山陰・山陽の旅・・・③

2005-11-09 | 旅行記

足立美術館」~~♪

どじょうすくいの踊り「安来節」・・・ひょっとこの面が楽しいですよね。

その「安来」にある「庭園と名画」で有名な私立の美術館が「足立美術館」です。

「庭もまた、一幅の絵である」という、美術館創立者の考え方で、造られている庭は、アメリカの専門誌で、「ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデン」に2003年から三年連続で選ばれたという・・・・計算されつくされた造形美の庭です。

sanin2_150 ←自然の山を借景とした「枯山水」の主庭で、その調和には、まったくの違和感がありません。

中央の立石は、滝をイメージし、そこから流れ出る水が、やがて大河となる・・・雄大な山水を表しているのだそうです。

sanin2_179 →「白砂青松」の庭です。

この美術館のメインコレクション画家の「横山大観」の作品「白砂青松」をイメージして造られた庭園。

白砂の丘には、右に黒松、左に赤松を配し、対照的な美を生み出しています。

sanin2_146 sanin2_195

←館内のいくつかの窓が、そのまま「額縁」に。

大小の石や木々がバランスよく配置された庭の風景は、まるで「山水画」を見ているかのようです。

庭にばかり目を奪われてしまいがちですが、「日本画」のコレクションもすごい!

特に「横山大観」の多くの作品が、常設展でみられるのは圧巻です。

大観が、世に出るきっかけとなったと言われる「無我」・・・あまりにも有名ですので、写真では何度もみていたのですが、本物は、正に、心をひきつけるものです。

みているうちに、なぜか、微笑んでしまう、心が和むすばらしい作品です。

私は、数多くの大観の作品の中でも「墨絵」が好きです。落ち着きと深い味わいの中に、躍動感のあるもの、吸い込まれそうになるもの・・・感動します。

その他にも、「伊東深水」「上村松園」「竹内栖鳳」「川端龍子」・・・等々のため息の出るような作品ばかりがありました。

日本画の持つ、爽やかなタッチと優雅な色合い、やっぱりいいですね。

じっくりと見ていたら、いつの間にか2時間くらい過ぎていて、ちょっと足が疲れてきたので、喫茶室で一服・・コーヒーの700円が、高いと感じさせない美術館です(笑)

また「陶芸館」では「河井寛次郎」「北大路魯山人」の二人の巨匠の作品もたくさん展示されていました。

一生に何度も訪れることができないので、全部しっかり見ようとしましたが、ちょっと無理でした(苦笑)

長時間になると、感性も疲れてきますので、何度かに分けて、毎回、重点的にみるものを決める・・・これが理想なのですが・・・山陰は遠い~~~(笑)

6000円で、2年間フリーパスがあるようですから、お近くの方は、これを買っておくといいですね。

常設展や特別展に何度も足を運べますもの~~~うらやましい・・・