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神奈川県の西部にある「小さな町」で暮らす私777>日々の生活の様子、見たこと、感じたこと、思ったことを綴っていきます。

柿の渋ぬき

2001-10-31 | インポート
近所の方から、たくさんの「抜き柿」を頂きました。秋が深まるとこの柿があちこちから回ってきます。私は、木で甘くなる柿より、この渋をぬいた柿が大好物です。それもちょっとやわらかくなってしまったものが。
主人などは「変な味覚」と言いますが。。。

昨年までは、我が土地にも大きな木が3本もありましたが、事情があり、今年の春、全部切ってしまったのです。それまでは毎年、渋をぬくのが楽しみでした。上手に抜けた時の嬉しさ。
人肌程の温度がさめない様に、一つまみの塩を入れて、釣り用のクーラーボックスにつけます。トウガラシを入れてもいいみたいです。
今年は、それができなくなりちょっと淋しく感じています。




ローテンブルク

2001-10-31 | インポート
夢の続きのお話しです。
「ロマンティッシェ・シュトラーセ」の中で最も中世の面影を残している街です。
「中世当時そのままの姿を保っているのは、三十年戦争で政治的意義をなくして忘却の彼方へ押しやられ、それによって門塔付きの防御市壁を含めた町全体が数百年の間存続し得た」と現地で求めたガイドブックに載っています。

町の周囲を城壁で囲んだ「要塞都市」です。今はこの城壁の一部を歩く事ができます。
途中には展望所もあり、赤茶色の街並みが一望できます。城壁の門のひとつ「シュピタール門」には「訪れる者にはやすらぎお、去り行く者には無事を」と刻まれています。
これは、かってローマン街道と呼ばれ、商人たちが往来し、道中、休息を求めて立ち寄ったことから繁栄してきた町の一つだからです。

ローテンブルクの絵看板は有名ですが、これは通商路として栄えた当時、文字の読めない外国の商人達にも何の店か分かるように工夫されたのが始まりということです。

町の中心地マルクト広場から馬車に乗ってグルッと町を一周しましたが、これはお薦めです。御者が建物の説明や、祭りの様子、食べ物の話まで一生懸命してくれました。
ただし、ドイツ語でした。いっしょに乗り合わせた若いドイツ人が英語に訳してくれましたので、なんとか分かりましたが・・・

ここには書ききれないほどのすばらしい建物が沢山残っています。城壁の中には今でも石畳の道にオレンジの屋根の建物が連なり、かってこの町を訪れた中世の商人たちと同じ街並みを見ることができます。まるで夢の中にいるようです。。。町の中の小さな小さなホテルに泊まりました。中世の一旅人になって。。。