今日は梅雨らしく雨模様
自由が丘で電車に乗りさえすれば
1歩も外に出ずに行ける
岩波ホールに映画を観に行く事にしました。
フランス映画
「キリマンジャロの雪」
この映画は
文豪ヴィクトル・ユーゴ―の
Les pauvres gens
(哀れな人々)
から着想されたのだそうです。
監督
Robert Guediguian
ロバート・ゲディギャンは
パリの社会科学高等研究院で
「労働運動の歴史における国家の概念」
とやらの博士論文に着手
マルクスの著作にも親しんでいただけあって
この映画も
まずは
主人公、労働組合委員長のミッシェルが
会社の不景気による
リストラで
リストラする社員を
くじで決める場面より始まります。
でも、
ストーリー全体からくるイメージは
そんな小難しい労働問題というよりは
厳しい状況下でも
人を思いやることの大切さを描いた
心温まる
夫婦やその周辺の人達の
ヒューマンドラマです。
実に後味の良い映画でした。
主役夫婦を演じる
Jean-Pierre Darroussin
ジャン=ピエール・ダルッサン
と
Ariane Ascaride
アリアンヌ・アスカリッド
この二人が
又
最高でした。
アリアンヌはゲディギャン監督の奥さんです。
帰りに小糠雨の降る中
神保町の街を
少しフラフラと歩いてみました。
古本屋さんの街神保町
流石に
本屋さんが多いです。
駅のほど近い辺りに
こんな
看板を見かけました。
古本屋さんは
音楽専門・映画専門・古文書専門等々
個性のあるお店が目につきます。
私は東京堂書店の
Paper back cafe で
遅めのお昼を戴きながら
本を読み
気に入って
「グーグル秘録 完全なる破壊」
を買って来ました。
そしてお楽しみ
やはり目に付いたお菓子屋さん
文銭堂で
と
を買って帰りました。
お天気が回復したら
ベランダで渋い日本茶と
この最中でも齧りながら
「グーグル・・・」を読むのが楽しみです。