沖縄回想記最終編です
滞在場所安里からタクシーでワンメーター少し
という所にある
識名園へ行ってみました。
識名園(シチナヌウドゥン 沖縄ではこう読みますが我々はしきなえん)
琉球王国最大の別邸
18C終わりに作られ
国王一家の保養、外国使臣の接待などに使われた
造園形式は「回遊式庭園」
(池の周りを歩きながら
景色の移り変わりを楽しむ)
六角堂や大小のアーチ型橋は中国の影響を受けている
池の周囲は琉球石灰石で積みまわし
春は池の東に梅林
夏には中島や泉のほとりの藤
秋は池のほとりの桔梗
と常夏の沖縄にあって
四季の移ろいを楽しめる様になっている
大戦により壊滅的な破壊を受ける
20年の歳月を経て約8億にも上る費用を費やして再建
お庭は数々の木々で鬱蒼としています
育徳泉
池の水源の一つ
御殿(ウドン)
赤瓦屋根の木造建築
往時の上流階級のみに許された格式あるつくり
15もの部屋がある
中は暑い沖縄の気候に合わせて
とても風通し良く作られています
私はこの壺が気に入りました
お台所
ここも四方開いていて
風通し抜群です
いくつかの中庭があります
六角堂
屋根の形や瓦を黒く色付け中国的趣を感じさせる
大きなソテツが。
南国ですね~
滝口
あふれた水が石造りの懸樋から落ちる
夏の厳しい暑さを凌ぐ場所
那覇市街が見渡せます
正門
国王一家や冊封使などが出入りする門
そして入口の一角にある
売店
識名園のお土産物を売る
王朝食パンのお店
パティシエのご主人と奥様はフランスで修行されたとか。
沖縄にもこういうお店が出来てきているのだなあと思いました
識名園近くにある老舗煎餅店の塩煎餅をベースに
フランス菓子「フロランタン」風にしたお菓子が売られています
ぐつぐつ煮たバターとハチミツ
それにアーモンドやココナッツ
にブルターニュの塩が載っています
サクサクとした触感の軽い
でも甘じょっぱいお味が絶妙です
ブドウパンも買って翌朝の朝食に戴きました