昨日
娘と恵比寿ガーデンシネマで
「いつかの君にもわかること」
を観て来ました
新聞評でチェックしていた映画なのですが
中々娘と日程やら
映画上映の時間が合わず
諦めていました
一昨日突然
「明日良かったら例の映画観に行かない?」
と娘からライン貰い
午前中の上映ということで
決まり!
やはり観て良かった
考えてみますと
コロナ禍初めて
3年以上ぶりの映画でした
余命を告げられたいるシングルファザーが
一人息子を自分がいなくなった後
如何に幸せに生きていかれるかを考え
adopted family を探すのですが
中々合う家族がみつかりません
彼は自分自身が恵まれた子供時代を送ってこなかったので
息子には普通の家族に育って欲しいという願いがあります。
帯に短し襷に長し。
短い残された息子との時間を
大切に過ごしていきます
色々な親との面会の中で
病状悪化していく中
やっと一軒彼は息子を託す決心をつけます
ストーリーは結構seriousなのですが
画面は穏やかに流れていきます。
彼の息子を見る目
話し方
息子にかける手
全てが特別ではないのですが
優しさが滲み出ているのです。
本当に親子の良い関係というものを
感じさせてくれた映画でした。
彼が息子に死というものを教える中
自分は形は残るが
中身はなくなる
でもいつでも君の心の中にはいるのだと。
息子の身近の物全てに彼はいるのだと。
その一つの例で
息子の大好きな葡萄
「葡萄の中にもお父さんはいるのだよ。味の中に」
という一言
味という言葉が強く私の心で反響しました。
だから
いつでもパパに話しかけて欲しいと。
涙、涙の映画というよりは
本当に真実を語る
静かで温かく穏やかな映画だったと思います。