loisirs

日々、小さな楽しみを見つけて・・・

本 「行かずに死ねるか」 「いちばん危険なトイレといちばんの星空」「洗面器でやぎごはん」

2016-11-30 | 

石田ゆうすけさんという青年が

世界9万5000km

自転車で一人旅をした時の事をまとめた本です。

シリーズ。3冊

私は知らずに

第3巻の「洗面器でやぎごはん」

から読み始めてしまったのですが

その面白い事!面白い事!

この第3巻は

世界中の食について書いたものです。

 

そして第1巻は

勿論紀行文ですが

コミュニケーション

特に

出会って

又出会って

一緒に数日間の旅を共にした

仲間(?)とのお話しがウェイトを占めている様に思います。

 

第2巻は

題名の如く

世界一

をテーマに

いくつかの話を取り上げています。

 

いずれにしても

これはたんなる紀行文なのではなく

この方の人格

キャラクター

姿勢

みたいなものが

大いなる魅力になっているのだと感じてしまいます。

 

1巻の解説を椎名誠さんが書かれているのですが

椎名さんの言われる事

その通り!!

深く合点してしまいました。

 

椎名さんの1節引用

例えばアルゼンチンとチリの国境付近でアルベルトという無表情な青年との邂逅は感動的だ。

ほとんど会話らしき会話もなく、紅茶とパンくらいしか食べていないのだが、その寂寥とした中での人と人との熱い出会いが素直に語られていて、静かでありながら力強い小説を読むような感動を覚えた。

 

まあ、まだまだあるのですが、正に!

この方は純粋に人間であると思ってしまうのです。

それが、文章を面白く、感動的に作り上げています。

 

 

 

コメント
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