【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

朽葉色の時めき

2013-12-16 20:02:08 | 四季のスケッチ

【ブラックベリーの葉】






【葡萄酒色に染まった 「ランタナ」】







「・・・ 今年は年の取り方が上品だわ ・・・
白髪でしわだらけになっても
魅力的で有り得るという事を知っている、
落ち着いた老婦人のようにね。
毎日素晴らしい日々が続いたし、
黄昏たそがれの美しかったこと。
この二週間は本当に穏やかだったわ」
             【「アンの青春」 第10章】












   今日も冬らしい空で
  明けました。

   刻々と変わる朝の空は
  見ていて飽きません。
  (写真は午前7時15分の空)

   有り難い事に、
  『アンの世界』 と違って
  こちらは12月半ばを過ぎても
  まだまだ彩りに溢れています。

   ピンクのゼラニウムや、
  黄色のユリオブスでージーが
  一年中なら、同じく黄色の
  マリーゴールドの大小の花も
  花期が長く未だに健在です。

   そうそう、リラ版
  「白い貴婦人」 こと、
  バニラ色の蕾の薔薇も、
  ほら、この通り。

   このままの状態で、
  もう何日になるでしょう。










【蓬(よもぎ)】



    野山が紅葉色から朽葉色
  へと変わりつつある今現在。

   香りも又、
  変身を漂わせています。

   紫蘇(シソ)しかり、
  蓬(ヨモギ)しかり。

   朽葉色の花からは
  プ~ンと香り高い芳香。

   蓬は先日、野から採って
  来たものを庭の隅に少しだけ
  植え付けたものです。

   (以前には自然に生えて
  いたのですが、引き抜いて
  しまったのです)

   蓬の健康への効能も
  然る事ながら、(お茶にします)
  花も葉も色が染まって
  素敵なのですもの。

   アン の言う通り、植物たちは上品な年の取り方を知っていますね。

暮のご挨拶

2013-12-15 17:21:37 | リラのお気楽ユメ日記











穏やかな、風のない、真珠のような
灰色がかった日だった事を
アンは覚えていた。
周りは侘びしい茶色と紫の景色で、
雲の裂け目から太陽が出ている所は、
高台や坂がそちこちに
日光の つぎ を与えていた。                  
              【「炉辺荘のアン」 第35章】
 













   昨日の空とは打って変わって冬らしい空になりました。
  写真は午前7時半の空ですが、この空からも十分、
  想像出来ますね。太陽は、その姿を出し惜しみしています。

   そんな中、水仙が早くも蕾を付けました。
  こちらは後、数日で開くでしょう。

   蕾と言えば、薔薇。
  毎年の事ながら、この季節は開花に時間がかかります。

   やっと開いたと思いましたら・・。
  中が空洞・・という事もありましたっけ。

   果たして今年はどうなのでしょう。
  庭では、紅白の薔薇が相も変わらず蕾のままの姿で、
  今日もひっそりと佇んでいます。










   さて今年も、
  お歳暮シーズンとなりました。

   そして今年も学生時代の
  友人から送られて来たのは、
  大好物のワイン。
  (夫婦共通の友人)

   以前にも申しましたが、
  昔から私は便箋や封筒など
  手紙グッズに目がありません。

   とは言え、最近では使用は
  ごく限られてしまっています。
  従って、それらは溜まる一方。

   やっと出番が来て、
  お礼状を書いたという訳です。

   そうそう、この葉書、
  先日の和紙の便箋セットを
  求めたのと同じお店でのもの。
  凄く書きやすいものでした。

   こんな風に、昔ながらの、
  日本の伝統産業のものを出来るだけ使いたいものですね。
  尤も、私などは微々たるものですが・・。

   そう言えば、朝のテレビで日本の伝統産業に目を付け、
  起業された若い女性の特集をしていました。
  未来に希望の光を見たようで嬉しくなりました。
  頑張って欲しいです。そして次に続く人も・・。

異空間への誘(いざな)い

2013-12-14 17:30:57 | 散歩道の日溜りカフェ











ドアを開けたのは、隠退した紳士の従僕の
完璧な身本とも言うべき人物だった。
その顔は無表情かつ慇懃いんぎんであり、
特にロンドンのこの辺りで
良くお目にかかる顔だった。
「どうぞこちらへ」  従僕が彼女を案内したのは、
二階 の、いかにも居心地良さそうな居間で、
大きな 革張りの肘掛椅子 が用意されていた。                  
                【A・クリスティー 「七つの時計」】





   こちらは昨日とは打って変わって
  雲、一つない快晴の空となりました。

   そう言えば昨夜、何気に見たお月様は美しく、
  暫(しばら)く、見惚(と)れていましたっけ・・。
  今日のこの空を予感したものです。













   今日も昨日の続きを。
  茂庵(もあん)でかなり
  寛いだ後、河原町へ。

   デパート等をぶらついた
  後、写真の喫茶店に。

   友人が学生時代に良く
  来ていたお店だそうで、
  それ以来の事。

   ○十年振り? という事も
  あり、筋を間違えたりして
  迷いました。

   “ひょっとしたら、
  やっていないかも知れない”

   当然、その心配も
  ありましたものね。

   でも、さすが京都! 
  ちゃんとありました。

   友人によれば椅子が違うだけで、ほとんど当時と一緒だとか。
  勿論こんなアンティークな喫茶店、私に異論のあろう筈はありません。
  何でも、昭和9年に創業なのだとか。歴史がありますね。

   そうそうこのお店、まさに今日の例文の通りの世界? だったのです。
  いつもの 『アンの世界』 から、
  一足飛びに 『A・クリスティーの世界』 へ。

   重厚なドアを開けると、近衛兵のようなクラシックな制服を着た
  従業員の方に、「お二階へどうぞ」 と、おもむろに案内され・・。
  尤も隠退した紳士ではなく、若かったですけれど。

   そして、(革張りではないけれど)肘掛椅子に導かれたものです。
  そこは、こんなアンティークな空間。
  私の事ですから、ここでも 「想像の余地」、全開です。





   




   ところでこちらのお店、
  ウィンナ珈琲はあるものの、普通の珈琲? はありません。

   仕方なくウィンナ珈琲を注文しましたが、
  一緒に注文したチョコレートケーキは美味でした。
  カップは、「ノリタケ」。

   ただ、このお店のちょっとした違和感。
  “少し、カップの下げが早いな” と。

   帰って食べログを見ましたら、あまり長居の客は好まないとの事。
  中には “もう一度、メニューを持って来られた・・”

   ~なんて、記してあるのもありました。
  混んでいるのなら分かりますが、そうではないのですから。
  少し位、大目に見ても・・なんて思った次第です。

古都の 「のんびり」

2013-12-13 17:37:07 | 散歩道の日溜りカフェ

市中の山居 「茂庵(もあん)」】


【振り返れば京の街並み】



【大正時代の趣きのある建物】








「何てロマンティックな古めかしい径でしょう」
曲がりくねった細道を伝いながら、
ダイアナが言った。
小径は、枝差し交わす樅の古木の下を
通っているので、仄暗く、
苔ばかり、生えていた。
両側には落葉が降り敷き、
ところどころ、日光が射していた。
辺りはしんと静まり返り、
浮世を遠く離れた感じだった。
(中略)
次の曲がり角を折れた時、お城ではなく、
一軒の小さな家が見えて来た。
                 【「アンの青春」 第21章】





   昨日までとは違い、
  どんよりとした空で明けました。いかにも冬らしい空。
  ポツポツ、雨が降り出したのは、午前10時も大きく回ってから。

   今日は日射しがない分、随分、寒く感じます。
  昨日より今日の方が暖かい・・?
  俄(にわ)かには到底信じられません。

   しかしながら、雨は程なくやみました。
  雨のやんだ今晩は、もっと気温が下がるのだとか。
  いよいよ本格的な冬の到来ですね。






【ここは紅葉の山。その落葉の降り敷く小径を上って行くと・・】


【趣きのある大正時代の建物が並んでいます】


【その先には緑で覆われた 「茂庵」 のエントランス】


【ここまで辿り着きました~ここからもう少しだけ仄暗い森の小径を辿ります】


【やっと到着!】


                                     【急な階段を上り、二階に】
   さて昨日は、友人と師走の
  都会の喧騒から逃れ、
  ひなびた風情を醸し出す
  お店、「茂庵」 に
  行って来ました。

   家を出る頃は風こそ
  冷たかったものの、
  真っ青な空でしたのに、
  着いた頃には真珠色の空に。

   銀閣寺近くにある、
  吉田山山頂にあるお店。

   と言っても100m程度の
  低い山ですけれど。

   午前11時半開店で、
  ほぼ同時刻に訪れたのですが、
  真ん中のソファ席を残し、
  八割方、埋まっていました。

   シーズンオフでさえこれなのですから、
  人気店である事が垣間(かいま)見えますね。

   そうそう、一階の正面玄関の引き戸を開けると
  狭い土間があり、靴を脱いで急な階段を二階に上がります。

   愛宕山を初め、衣笠山、京都御所などを一望出来る、
  カウンター席が、どうやら特等席のようです。

















   その反対側の窓辺のテーブル席が、
  かろうじて空いており、私達はそこに座りました。

   おまけにランチもお目当てのものは既に終了しており、
  定番の 「ピタパンサンド(スープ&マリネ付き)」 を。

   食後に200円追加で珈琲が頂けます。
  その珈琲、ちょっとハーブの味がして美味しかったです。

   前述もしましたが、「茂庵」 に至るまでの道、
  今回神楽岡コースを辿ったのですが、色々なルートがあるようですね。

   周辺には大正時代の建物が残り、
  紅葉の落葉を踏みしめながら森の隠れ家? を辿る・・。
  まさに、『アンの世界』 そのものではありませんか。

散り際の美学

2013-12-11 18:23:58 | 四季のスケッチ













「この頃じゃ母さん、
昔風の冬は来ないらしいね?」
と、ウォルターが暗い顔をした。
というのは11月の雪はとっくに消え去り、
12月中グレン・セント・メアリーは
黒いくすんだ地肌をさらしており、
それを縁取る灰色の湾には氷のように
白い泡の渦巻く波頭が点々としていた。
港が丘陵地帯の金色の腕の中で
きらめき渡る晴れた日は僅かしかなく、
後は渋々した 強情な日々が続いた。              
                【「炉辺荘のアン」 第13章】





   昨日以上に太陽はその姿を出し惜しみした今日。
  そのせいもあって、今日は随分、冷えています。

   ところで、お隣の山紅葉(ヤマモミジ)は、
  まだまだ色鮮やかですが、我家の野村紅葉(ノムラモミジ)は、
  そのほとんどが落葉しています。

   残っているものも、その葉を茶色にし、
  かろうじて枝にしがみ付いている状態。

   少しずつ、少しずつ・・アース色の世界が、
  広がりつつある事を実感する日々です。








   そんな今日。
  以前にも一度、こちらで
  取り上げた事がありましたね。

   分厚くて大きな大きな
  「ヒマラヤ雪の下」 の葉っぱ。

   色鮮やかに四方八方、
  手を広げているでは
  ありませんか。

   周囲がアース色の色彩の
  中で、ひと際目立ちます。

   この植物は日陰でも
  元気で咲きますから、
  どうしても目立たない場所に
  ひっそりと存在。

   背丈も低いですから、
  いつの間にか他の植物に
  隠れてしまうという事も
  あるのでしょう。

   ただ、この植物、こんな風に
  鮮やかに装った後は・・。
  全身が真っ黒になります。

   山紅葉のように美しいまま散るもの、
  枯葉色に、はたまた全く姿を変えるもの・・。

   このヒマラヤ雪の下も、ある意味では、
  非常にドラマチックな植物のような気がします。

セピア色の記憶

2013-12-10 19:06:26 | リラのお気楽ユメ日記











私は自分の絵を何枚か
ピンで留めて救いとしている ――
テディが描いてくれたニュー・ムーンと
古い果樹園のスケッチ数枚と、
ディーンから貰った 版画 である。
(中略)
この絵は魅惑と神秘に満ちていて、
これを眺めていると
(中略)
私の心はここから抜け出し ――
小門を通り抜けて ―― 大きな
広い自由と夢の世界へと行ってしまう。
              【「エミリーはのぼる」 第7章】






   天気予報通り、昨夜未明に降り出した雨。
  季節外れの雷鳴も轟(とどろ)いていましたっけ。

   その雨も朝には上がっていました。
  雨の後は・・。お決まりの落葉の乱舞です。

   ただ今日は、このままスッキリ・・という訳ではありません。
  太陽はおずおずと、なぜか控え目。
  遠慮する必要など全くありませんのに。

   おまけにいつものパターンとは逆で、
  朝が一番暖かく、時間の経過と共に寒くなり・・。。
  今はやみましたが、一時は珍しく風も吹いていました。











   さて、今日の写真。
  少々、季節外れですが、
  お母さんと女の子と犬。
  

   この思わず
  微笑んでしまうような・・
  ほのぼのした絵は、
  2、3日前の新聞の広告蘭に、
  載っていたものです。

   絵は日本画家の
  小倉遊亀(おぐらゆき)作。
  (1895-2000)
  題名は 「径(こみち)」。

   確か、リトグラフで、
  40万円の値段が付いていたと思います。(制作年は昭和41年)

   今日の 『アンの世界』 もそうですが、
  (気に入った)絵は、とりわけ心を豊かにしてくれますものね。
  そして何より 「想像の余地」 もたっぷり。

   そうそう、それより何より。
  女の子のお母さんが持っている籠(かご)に注目。

   “アレッ!? 見覚えが・・”
  そう、私がいつもレース糸を入れて持ち運んでいる籠と同じ物。

   それにしてもこの籠、随分昔の物だったのですね。
  そう言えば、時代を象徴するような女の子のおかっぱ頭も。
  古いアルバムで見た、セピア色の記憶と重なります。

   実はこれ、実家にあった物ですが、折り畳めるようになっています。
  そのせいもあって、初めはレースの扇子(せんす)かと思ったりもして。

   そんなこんなで。女の子のお母さんと同様に、
  先日来からの秋色収穫物? を入れてパチリ。
  絵画や写真の中で同じ持ち物と邂逅する喜びって、特別ですね。

秋の残照

2013-12-09 20:08:08 | 四季のスケッチ



【赤くなった 「犬蓼(いぬたで)」】


【こちらは緑の 「犬蓼」】


【切り取って来た 「藜(あかざ)」】






樹木は、多くの人間どもとは違って、
知れば知るほど良くなる。
最初にどんなに好きであっても、
だんだんとなお好きになる。
そして長い長い年月、
四季の変化を通してその美しさを
知った時に、最も深く愛するのである。
             【「エミリーはのぼる」 第11章】






   昨日同様、
  太陽と共に迎えた今日。

   午後になって重い空に
  なったのも一緒です。

   尤も昨日は降る事は
  ありませんでしたが、
  今日は夜には雨との事。
  (この時間も降っていません)

   ただ、朝こそ冷えたものの、
  日中は昨日以上の暖かさと
  なりました。









【「狗尾草(えのころぐさ)」】



   さて、今年ほど藜(あかざ)
  に魅了された年はありません。

   再三申していますが、
  今一度。

   ピンクの花は灰色に
  紅葉していた、かそけき葉は、
  淡い黄土色になりました。

   その姿は今にも崩れんばかり。
  なのに、しなやかです。   

   それにしても、これが
  夏の間は、青々と繁り、
  あの強烈な日射しを遮って
  くれていたなんて。

   隙間が出来、すっかり
  軽くなった感のあるその姿。
  隔世の感があります。

   そんな中、
  たった1本だけ紅葉した葉が。

   それを切り取って来ました。
  今日だけの色、今だけの色ですものね。

   そしてもう一つ、「犬蓼(いぬたで)」。
  野の花の特徴である繊細さと可憐さを併せ持つこの花、
  大好きです。何とこの犬蓼も真っ赤に。

   以前のものと比べると一目瞭然ですね。(2枚目、3枚目の写真)
  最後の華をこんな風に精一杯、咲かせているのですね。

キラッ、手作りの醍醐味

2013-12-08 17:52:57 | 私の手作り夢時間














かくて悲しみの原石と宝石彫摩師とは
手を携えて歩き、年と共に、
首の幾重の衰えを隠す
チョーカー の名品の数々を世に送った。
                【三島由紀夫 「暁の寺」】





   太陽燦々で明けた今朝。
  午前中は、その恩恵に与(あずか)っていたものです。

   しかしながら、時間の経過と共に真珠色の空に。
  ただ、お天気の大きな崩れはなさそうです。















   さて、上記の “首の幾重の衰えを・・・” のフレーズ。
  一つの比喩として用いられたものですが、
  ビーズのチョーカーが出来上がりました。

   チョーカーは若い頃から大好きなのですが、
  それにしても耳の痛いフレーズですこと!

   首の衰え云々(うんぬん)も然る事ながら、
  首が温かいのも魅力です。特に冬場は。

   本当は幅広の物を作りたいのですが、
  根気や、はたまた材料が足りなくなったりして、
  いつも中途半端の長さで終わらせてしまっていたものです。

   実はこれ、二つのそれを重ね合わせたものです。
  (今気付いたのですが、別々の写真を撮れば良かったですね)

   以前の物に継ぎ足そうと思っていたのですが、
  やめてもう一つ作る事にしました。

   つまり、二重に重ねて付けるという訳です。
  これによって臨機応変に着脱可能です。

   確かに幅広のものは、夏は暑いですものね。
  「ケガの功名」 です。






 












   こちらは昨日の黄昏の空。
  釣瓶落としの昨今ですが、それでも暫く薄暮の時間が。
  写真を撮る時間は十分ありました。

秋がくれた寂色景色

2013-12-06 18:58:18 | レトロ(素敵)な空間~散策













しっとりと露に濡れた野原は
銀糸で織った布地のように輝き、
森の窪地には枯葉がうず高く積って、
駆けて通る足の下で、
がさがさと音を立てた。 
               【「赤毛のアン」 第24章】







   今の季節は空が
  面白いですね。

   毎朝、空を眺めるのが
  日課でもあり、
  楽しみになっています。
  (写真は午前7時半の空)

   今日は風が少々
  ありましたが、
  その割には暖かい風。

   ただ、その風に乗って
  落葉がヒラヒラ、ハラハラ・・。
  その落葉の上をガサガサ、サクサク、思い切り歩いて来ました。















   さて、家の近所の私だけの秘密基地。
  訪れるのが少々、遅かったようです。

   でも、ものは考えよう。一面、今日のタイトルにもなった、
  「秋がくれた、寂色(さびいろ)景色」 が広がっていました。
  これは 「錆色」 にも通じますね。

   とは言え、ずっと気にはなっていたのです。
  低いとは言え、山に上るのが億劫だったものですから。

   今日は最初からお弁当を持って出掛ける気など、
  さらさらなかったものです。

   でも念のため、残りご飯で作った、
  おにぎりを持って行った事が、結果的に役立ちました。

   桜の木の切株に座って頂いた、おにぎりの美味しかったこと! 
  食事は、何と言っても自然の中で頂くのが一番ですね。

おやつの時間

2013-12-05 18:25:37 | 『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』編










   晴天が続きます。もう何日、雨を見ていないでしょう。
  今日も、ぽかぽかの冬日和です。

   尤も、この季節ですから、
  朝晩と日中の気温差は高いのですけれど。

   当然、空気は乾燥しています。
  こんな気候は、ポプリやドライフラワーには最適です。
  昨日の狗尾草(えのころぐさ)も既に、カラッカラッです。  











     さて、およそ10日振りですね。
    『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』、開店と致しましょう。

     何かと忙しく、慌ただしい毎日だからこそ、
    ほっと一息のお茶の時間は大切ですね。
    ですから、今日はティータイムではなく、日本の 「お茶の時間」。
    おまけに幼い日の午後3時の 「おやつの時間」 ですから。
    


   今日は生協から
  柚子(ゆず)と生姜の効いた、
  昔懐かしい素朴なお菓子が
  届きましたから。
  そう、昭和のお菓子。

   こんなお菓子なら、
  紙袋に入れて売って
  下さったら素敵!
  ~なんて。

   勿論、そのお菓子は、
  丸~い蓋(ふた)の付いた
  硝子瓶に入っている・・。 
  

   京都にはそんなお店が
  未だにあるそうですが。

   ともあれ、
  昭和のお菓子は、
  珈琲ではなく、
  フーフー言いながら頂く、
  熱いほうじ茶がいいですね。

   そうそう、先日の 【花瓶】 は、
  今日は蝋燭立てとして登場。(写真左奥)
  土物の器もほっと空間の大切な仲間です。