【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

秋色のドレス

2011-11-21 15:06:15 | レトロ(素敵)な空間~散策

【辿る落葉の径】


【「蔦」 の趣き】






港の向こうの方からは 11月 の丘の奏でる
風の音楽が聞こえて来たが、
公園の木々は穏やかに静まっていた。
(中略)
樅や松はいつも親しさを感じさせるが、
楓やポプラのように秘密は打ち明けない。
その神秘を表すことも ――
長い間守って来た伝説を洩らすこともしない ――
それだから無論、
他のどの木々よりも興味がある。
妖精を思わせる気持ちの良い音や、
とらえどころのない夜の匂い ――
樹脂や書かれた枯れた羊歯などの ――
が小山一帯にみなぎっている。
                【「エミリーはのぼる」 第16章】


   こちらは今日も
  晴れの天気になりました。
  
   昨日も晴れでしたが、
  雨こそ降らないものの時折、
  大きな黒い雲が掛かり・・。

   その裂け目から太陽が顔を
  覗かせると、“ほっ” という
  事も、しばしば。

   近くの低山とは言え、
  林の中を歩くのに、
  雨具を持たず軽装で来た事をちょっぴり後悔したものです。

   今日の方が安定しています。
  ~なんて午前中は思っていたのですが、午後には同じような空に。
  いかにも晩秋の空・・と言った様相です。

   おまけに肌に当たる風も随分、冷たくなりました。
  11月も後僅か。せいぜい短い秋を満喫しようと思っています。




【大きな自然の 「秋色リース」】

                                   【黄色のドレス】
   さて。昨日の写真がまだまだ残って
  いますので続きを。主に帰り途です。
  
   昨日は、空こそ11月らしい様相
  でしたが、歩けば汗ばむ陽気。

   吹く風が心地良い・・なんて。
  「一体、何月・・?」 と。
  アララ・・又々、私のクセが。
  
   つい季節を忘れ、こんな風に
  問いかけてしまうのです。
  
   そう言えば、アン も。
  それにしても・・。
  
   はっきりした “秋” には程遠い
  ように思われる今年の秋ですが、
  帰り途には沢山の秋が
  あっちにもこっちにも。

   風情のある落葉の径(みち)。
  誰も見ていない事をいい事に、
  思い切り足を上げて歩く快感。

   わざとサクサクと音を立てて歩くのも楽しくて。
  車から自転車、徒歩・・と微妙に変わる視界の変化も新鮮です。
  
   何と言っても、辿る落葉の径は風情がありますね。
  尤も坂道は大変ですけれど。