【緋襷(ひだすき)色の 「備前焼」】
私はどんな天気も皆好きである。 雨の日 も好きだ ―― 風のおばさんが えぞ松の梢だけをそっとそよがす 穏やかな煙るような雨の日が好きだ。 又、荒れて嵐がかった、 雨が滝のように降る日も好きである。 雨で閉じ込められるのもいい ―― 雨がざあざあ屋根にぶつかり窓ガラスを叩き、 軒からほとばしり落ちる一方、 風のおばさんが森や庭で気の狂った 魔法使いのおばあさんのような金切り声を 張り上げるのを聞いているのは楽しい。 【「エミリーはのぼる」 第2章】 |
昨日、夜半から降り出した雨は、朝になって勢いを増して来ました。
普通の雨では、ほとんど音のしない我家。
雨音が聞こえるのは、かなりの雨ではないでしょうか。
暖かい雨。昨日より4度も高い朝となりました。
今の気温は、丁度20度。(居間)
それにしても又々、週末の雨。
上記の エミリー ではありませんが、雨も楽しまなくてはね。
尤も午後3時現在、雨はほとんど降っていませんが・・。
写真は、200m足らずの低い山に霧がかかっている所です。
見る見る間に迫って来て。(東側の窓から)
さて昨日に続き、
“ほっ!” シリーズ? 第2弾。
美しい艶の磁器もいいけれど、
ざっくりした肌触りの、
土物の器もいいですね。
今日は 「備前焼」 の器で。
と言っても焦げ茶色のそれではなく、
緋襷色の、「もう一つの備前焼」
と言った処でしょうか・・。
私自身はどちらかと言えば、
渋い焦げ茶色の方が好きですけれど。
こちらの備前は、全て頂き物です。
長持ちしているセージは今日は、
麦酒(ビール)用の器に変えました。
余談ですが、こんな土物の器には
「麦酒」 と漢字にした方が合いますね。
このコップで飲む麦酒は美味しいそう
ですが、主人はこれでは飲みませんので、花瓶に。
蝋燭立ては今日も、ぐい呑みで。
そうそう、和菓子もいいけれど、
日本茶に漬物といった、こんな素朴なお茶請けも大好きです。