【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

太陽を追いかけて

2011-11-16 17:05:05 | A・クリスティーの館
 
【伸びた 「藜(アカザ)」 と 「紅葉(モミジ)」 のドッキング】


【すっかり葉を落とした 「藜」】





土曜の夕方、私達はグランド・メトロポリタンの
群れ集う浮き々した人々に混じって
食事をしていた。
猫も杓子しゃくしブライトン に集まって
いるような気がした。
衣裳は素晴らしいし、宝石も ――
これは趣味の良さよりは、
見栄みえで付ける事が良くあるものだが ――
なかなか豪華なものだった。
 【A・クリスティー 「グランド・メトロポリタンの宝石盗難事件」 より】


   


   起床時の空は、雲の隙間から顔を出すというもの。
  鋭角的なその空は、冬が間近に迫っている事を思わせます。

   居間の気温も16.5度。今季、1番の寒さになっています。
  それでも家の中よりも日溜りは何倍も暖かく・・。
  そんなこんなで、今日のティータイムは戸外でという事に。







【英国の普段使いの皿 「ROIYAL TUDOR WARE」】


   さて、久し振りのA・クリスティーの館。
  今日は、イングランド南東部、イギリス海峡を望む町、
  ブライトンへお連れ致しましょう。

   そこがどんな所かは上記の文章からも想像出来ますね。
  今日も 『ポアロ登場』、クリスティー短編集から。
  戸外でのお茶の時は必ずと言っていい程、短編集がお供です。

   題名の通り、今回は殺人事件ではなく、宝石盗難事件です。
  これだって十分物騒ですけれど。でも何となく優雅?






   
   その宝石大好きなオパルセン夫人の大切な真珠の首飾りが盗まれます。
  しかもホテル部屋付きのメイドと小間使いが2人共、部屋にいますのに。

   となりますと、ポアロでなくても犯人は2人のうちのどちらか・・。
  程なく、警部がその首飾りを見つけて来て。
  事件はスピード解決。ポアロの面目は・・?

   まさか、そんな事はありませんね。
  ポアロの 「灰色の脳細胞」 が大活躍するのは、これから。
  案の定と言いますか・・いつものどんでん返しです。

   しかも事件解決のカギは、メイドとボーイが
  “掃除を怠けた事” と言いますから驚きます。
  神経質で清潔好きなポアロならではですね。

   最後に。今日のティータイムは、
  イギリスの大衆的な器です。(皿、珈琲カップ共)
  皿の絵柄は、イギリスらしい柄でよく見ますね。

   そうそう昨日も登場した塔のある絵皿は、「ナルミ製」 です。
  「h・Ogawa」 とサインが。小川博史でしょうか・・。