廃盤蒐集をやめるための甘美な方法

一度やめると、その後は楽になります。

2018 Summer プレミアム廃盤セールで探し物を

2018年08月05日 | Jazz雑記
もう何年も前からずっと探しているんだけど全然まったくカスりもしない盤があって、それがセールに出ると言う。 普段の自分の行動パターンでは
これはもう見つからないんだなと判断、アホみたく暑い中(ホントに信じられないくらい暑い)、セールに行くことにした。

狙っていたのは、この2枚。 ちゃんと仕留めることができた。 




出かけたと言っても、並んだりはしない。 ゆっくり家を出て、ゆったりとしたお買い物である。 こういうのに並ぶような人たちは超高額盤狙いで、
こんなのは誰も鼻にも引っかけない。 でも、私とっては長年探していた値千金の、私だけの稀少盤なのだ。





クラブ・プレリュードでのライヴ演奏は3枚に分けてリリースされたが、最後のこれだけがなぜか全く出てこない。 でも、実際に盤を手にしてみて、
その理由がわかった。 盤の形状は黄色NJのものと同様の硬くてしっかりとした材質で、レーベルが紺のトライデント、つまりちょうど製造ラインが
切り替わる端境期だったのだ。 そういう谷間に落ち込んだせいで数が少ないんだろう、と推測できる。




一般にはあまり好かれない気の毒なベニー・ゴルソン、でも実はこれが傑作。 ワンホーンで、バックはマイルスのバックバンド。
マーキュリーなんだからいくらでも転がっていそうなのに、これがなぜかまったく出回らない。 内容の良さに、手放す人がいないのか。



お目当てを探している時に目に付いたので、ついでにピックアップしたオマケ。




今回は最初からターゲットが決まっていたからそれ以外はどうでもよかったけれど、いざ探すとなるとこれはこれで大変だから拾っておく。

店内は人が多くてゆっくり見て回れるような雰囲気ではなかったのでお目当てを拾って早々に退散したけれど、ブログに掲載されないミドルクラスの
出物が結構たくさんあって、そちらの方が内容が面白そうだった。 ゆっくりと物色できなかったのが残念である。





タイトル自体は別に珍しいわけではないが、レッド・ワックスとなると話は別。 カラー盤はそれ自体が最初版ということではなく、販促目的だったり
ノベルティとして制作されるプレスだから数自体は少ないけど、レギュラー盤が黒いヴィニールでカラー盤がある場合、カラーの方がオリジナルだと
言う人がいたらその人は基本的に嘘つきだから注意して。 これもレギュラーの黒盤がオリジナルということでいいと思う。




盤はきれいだけどジャケット不良ということで安レコだった。 でも、ファンタジー盤は盤がきれいなこと自体が非常に珍しいから、これでいい。


これらは夏休みのお愉しみにとっておこう。 そうすれば、残りあと1週間も何とか乗り切れそうだ。


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