廃盤蒐集をやめるための甘美な方法

一度やめると、その後は楽になります。

年末廃盤セールが始まったが・・・

2019年11月27日 | Jazz雑記



先週末から年末廃盤セールが始まった。今年は値段が凄いことになる、という話を事前に聞いている。どうなることやら。
残っていれば買いたい盤があったので、まずは渋谷へ。12時前に着いた。

ところが、目ぼしい盤が全然残っていない。おかしいなあ、今日はみんな新宿へ行っているはずなのになあ、と
店内を見渡すと、カウンターに50枚くらい積み上げている輩が。どうやら、謎の東洋人のようである。

私のお目当てはその山の中に入っていた。やれやれ、と思いながら残り物を漁って、ランディ・ウェストンを1枚と、
通常在庫の中からMJQを1枚抜いた。前者は傷があるけど、ノイズはほとんど出なかったので問題なし。
後者は聴いたことがなくて、気になっていたもの。2枚で1万円なり。

さて、カウンターの山は崩れたかな、と見てみると、店員がダンボール箱を用意して、その中に全部入れ始め、
謎の東洋人は携帯の電卓アプリで何やら計算をし始めた。おいおい、全部買うのかよ、マジか。

馴染みの店員さんに「彼はホントに全部買うって?」と聞いてみると、「そうみたい・・・」とのこと。
少しずつ手放してはいるものの、終わるのを待っていたら日が暮れてしまいそうだったので、諦めて新宿へ。
後でブログを見たら、しっかりとSOLDとなっていた。

新宿に着いたのは13時過ぎで、当然、根こそぎなくなった後。残っているものを見るとどれも平常時の2~3倍の値段で
案の定恐ろしいことになっている。セールはまだ序の口なのに。

ちょうどアート・ペッパーの "Modern Art" を試聴している人がいた。値段がいくらだったのか結局わからなかったけど、
やっぱり買うまでにはそれなりに時間がかかっているみたいだ。きっと凄いことになっているんだろう。

タチの悪い冷やかし客のごとく、値段チェックをするだけして、冷たい雨に中を家路についた。
一発目はこんな感じで終わった。

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