先週末から年末廃盤セールが始まった。今年は値段が凄いことになる、という話を事前に聞いている。どうなることやら。
残っていれば買いたい盤があったので、まずは渋谷へ。12時前に着いた。
ところが、目ぼしい盤が全然残っていない。おかしいなあ、今日はみんな新宿へ行っているはずなのになあ、と
店内を見渡すと、カウンターに50枚くらい積み上げている輩が。どうやら、謎の東洋人のようである。
私のお目当てはその山の中に入っていた。やれやれ、と思いながら残り物を漁って、ランディ・ウェストンを1枚と、
通常在庫の中からMJQを1枚抜いた。前者は傷があるけど、ノイズはほとんど出なかったので問題なし。
後者は聴いたことがなくて、気になっていたもの。2枚で1万円なり。
さて、カウンターの山は崩れたかな、と見てみると、店員がダンボール箱を用意して、その中に全部入れ始め、
謎の東洋人は携帯の電卓アプリで何やら計算をし始めた。おいおい、全部買うのかよ、マジか。
馴染みの店員さんに「彼はホントに全部買うって?」と聞いてみると、「そうみたい・・・」とのこと。
少しずつ手放してはいるものの、終わるのを待っていたら日が暮れてしまいそうだったので、諦めて新宿へ。
後でブログを見たら、しっかりとSOLDとなっていた。
新宿に着いたのは13時過ぎで、当然、根こそぎなくなった後。残っているものを見るとどれも平常時の2~3倍の値段で
案の定恐ろしいことになっている。セールはまだ序の口なのに。
ちょうどアート・ペッパーの "Modern Art" を試聴している人がいた。値段がいくらだったのか結局わからなかったけど、
やっぱり買うまでにはそれなりに時間がかかっているみたいだ。きっと凄いことになっているんだろう。
タチの悪い冷やかし客のごとく、値段チェックをするだけして、冷たい雨に中を家路についた。
一発目はこんな感じで終わった。