廃盤蒐集をやめるための甘美な方法

一度やめると、その後は楽になります。

久し振りの散財

2021年06月27日 | Jazz雑記



昨年の冬以降、まったく拾うことができなかったが、ようやく拾えた。3枚も買うなんて、いつ振りのことだろう。

新宿に着いたのは16時を過ぎた頃。道すがらブログを眺めて「このキャノンボールのデビュー作は珍しいなあ、聴いたことないし」
と思っていたら、ちゃんと売れ残っていた。日頃哀れな私のために、神様が残しておいてくださったのだろう。

謎のピアノ・トリオとサド・メルのワンホーン・カルテット作、どちらも3桁盤だが、聴いたことがないのでこちらも拾っておく。

リー・モーガンの "Indeed!" は45万だったそう。値段を付けた張本人曰く、「トップ・コンディションという訳ではなかったけど、
十分きれいだったので」とのことだった。抽選券を取りに集まったのは20人だったそうで、「どれも意図的に限界を超えた値段を付けたけど、
30秒ほどで壁から無くなって、凄かった・・」とお疲れのご様子。カウンターで接客している若い女性店員さんもド変態客たちの相手で、
魂が抜けたような感じになっていた。怖れをなして、辞めてしまわなきゃいいんだけど・・・

やはりこういうイベントがあると、レコードが少し動くのかもしれない。私の感覚ではリストの中で一番で珍しい盤が拾えて、
久し振りに散財を満喫できた。



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