過去 現在 未来

心の中はとても重たくて、未来なんか見ようともしなかった。心という曖昧なものにいつだって左右される。過去から学ぶこともあるのだけど、たぶん何も活かせてはいないのだろう。
現在がこれほどまでに不安に満ちているということは、過去も現在も未来も放り出してしまったのかもしれない。後悔はいくらだってできる、自分がやろうとしてきたことは無意味だった。
何にも繋がらないように終わりたいと思っていた。いい加減だったから、いい加減じゃないと生きていけなかったから、僕は傷付くのを恐れるあまりに何も見ようともしなかったし、何も聞こうともしなかった。必要とされていることにすら気付けない愚か者、間違っていることに気付けただけでもいい。僕が間違っていないと思い込むよりはまし、未来が全く見えなくなってしまったけれど、心の足枷からどうやって僕を解き放つことができるのか空でも見上げて考えてみるか。