a vacant mind

虚無と音楽

dvd鑑賞

2008-04-13 | Diary
「あなたになら言える秘密のこと」と
「人生は、時々晴れ」をDVD鑑賞
どちらも内容の濃い映画だった
戦争の傷を背負いながら生き残ったことへの罪悪感を根底に
たんたんとした日常から会社の強制的な休暇によって物語が展開する
「あなたになら言える秘密のこと」
冴えない日常という展開は「人生は、時々晴れ」も同じだが
家族を中心に疲弊しきった現代の社会を切り取っていて面白かった
決して明るくはないというか別に明るくあることもないのだろう
元気一杯元気があれば何でもできたとしても興味はない
考えさせる何かが映画には近頃の映画には失われているのではないだろうか
わかりやすい物語の展開は見ていて安心かもしれない
現実がそんなにわかりやすいものではないように
わかりにくいはずなのにわかった振りをすることはないのかもしれない
愛なんて安易に使われるものだから安ぽく感じていたのだろう
感情は失った訳ではなくて感情の起伏を嫌ったというだけなのだ


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