七尾旅人- アブラカダブラ

願いを口にすることはないけれど
願ったことを少し思い出す
祈りを捧げることはあったと思う
でもそれは何もしないで求めるものだから
もちろん願いなどか叶うこともない
強く願うことができなかったな
諦めの方が早かった
何かわからない覚悟だけがそこにあって
それはあまりに遠かった

Dinosaur Jr. - Thumb

絶望していたころ聴いていた音楽
今でも聴いています
すべてを否定しているかのように聴こえたDon't
ネガティブでしかなかったのでそれしかわからない
元気にしろの意味がわからない
ここまでこうだとこんなものなんです
人生に答えを求めている人には何の参考にもならない
答えは別にどうでもよくなっていますから

絶望名人カフカの人生論

ほんとうに久しぶりに本を買った
漫画じゃない活字・・・
ぼやいてばかりのような書簡が解説つきで
人生において然程の教訓にもならないかも
少年よ大志を抱けみたいな本はたくさんあります
自分の人生においてはそれこそ鬱陶しいだけです
もはや半世紀生きてくると今更元気いっぱいもないので
反面教師になればいい
別に子供もいないのだけど
カフカの変身は今も家のどこかにあります
わかりやすくはないかも
でも頭の中にある何とも言えないものが蠢いているような感じでした
なので私にとって成功論なんてどうでもいいんです
そこそこ生きていければいんです
人生後ろ向きでも生きられなくはないのです
ただくらべてはいけませんけど