ピリオド

家庭を持たなかった
結婚もしなかった
家族をつくろうとは思わなかった
世界は終わる
ただそれだけのために
子供が可哀想だと思った
人が人でなくなっていく世界に未来なんてないと思った
子供は働き手じゃない
子供は社会を支えるためにいるのではない
子供たちが笑っていられる世界をつくらなくてはならない
豊かさのために奴隷をつくってはすべてが腐ってしまう
血塗られた歴史を繰り返すなら大いなる破滅を招き寄せよう
ささやかな生活を踏みにじるものに災難が訪れますように

いま

今と昔はやはり違う
昔は良かったとは決して思えないけど
昔より今の方がはるかにましです
負の塊のようでした
その重さに耐えきらないほどに
そんなに自分を追い込まなくてもよかったのに
そんな風にしか生きられなかった
不器用といよりは本当になにもわからなかった
なにもわからないまま過ごしているとおかしくもなる
勝手な解釈を続けていく
言葉をそのままの意味で理解していない
でも大丈夫なんとかなる

ぼけてます

いろんなことを考えても
いろいろと抜けていきます
まるでザルで水を掬うようなもの
でもいいんですそれで
ああもうダメかもしれない
ダメならダメなりにやるしかない
国もこんなにダメなのです
それはぼくたちが選択したことでもあります
選挙で選ばれない官公庁の人間もまた選挙しないといけないのでしょう
出鱈目が罷り通る原因のひとつですから