うちなるひかり

外に求めている限りは内なる光は見えない
いつだって外にはないようだ
一見外にあるように思えるのだが
決して外にあるわけではない
外にすべてがあるように思えたとしても
わたしのひかりはわたしの中に求めるしかない
それが今にも消えてしまうものであったしても
ひかりというよりもひかりの点に近いです
点を追い求めながらその点を見える大きさにしていく

くらやみ

まっくらだ
なにもみえない
なにもしたくない
こきゅうがめんどうだ
いきがとまればいいのに
まっくらなこども
みらいはとざしていました
このひかりにあふれるせかいが
とてもおそろしかったのです
みせかけのひかりがおおいつくされる
つくりだされたひかりのやみ
いきもののせかいをじんこうてきにおおいつくす
にせもののせかいがほんとうのせかいなんかじゃない
がれきのしたにぼくたちのせかいがある
まっくらなせかいもめをこらせばなんかみえてくる
ひとのようなひとでないようなかたちなきもの

わたしは

わたしは誰？
そんなことが重要だった
わたしはわたしになるには長い時間が必要だった
それでもわたしになったとは言えませんが
生きている限りわたしになったということはないかもしれない
死をもって完結するのかもしれません
わたしがどういう人間か説明することは難しい
いまもよくわかっていませんから
わたしを取り巻く世界で生息しています
わかりにくく生きているつもりはありませんが
わかりにくということがわたしであるのならそれで構いません
わたしはわたし
わたしでなくても困りません
ただどう感じるかどう思うかはわたしだけなのです
誰にもわからないことはあるのです

We Took The Wrong Steps Years Ago

人類はどこに辿り着いたのでしょう？
身動きがとれない自由
自由とは意識してそうなるものじゃないだろう


Hawkwind - We Took The Wrong Steps Years Ago