後悔はする

あの時ああしとけばと思うことはある
それを後悔というのでしょうが
どちらかというと何もしなかった後悔というものは
後悔にならないみたいです
何もしなかったということは
本当に僕が何もできなかったということなのです
何かをして後悔することよりも
何もできなかった後悔はした方がいいのです
一歩を踏み出すことができないほどに心は押しつぶされそうでした
僕は誰かになるために生きているのではない
そう思えるまでに無駄に時間を費やしてしまいました
その無駄の中からしか僕はそれを見つけることしかできませんでした
命短し恋せよ乙女・・・という黒沢明の「生きる」セリフは理解はできませんでした
人に恋することなどないと思っていましたから
何気ない日常の中に出会いはあるものです
ただそれに気付けないほどに自分のことで頭がいっぱいでした
人とのつながりを悉く断ち切ってきたことは本当に後悔しています

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鬱は時折忘れたころにやってくる
原因は案外わかりやすい
ほとんどが自分がストレスに感じてしまうこと
ストレスは慣れることができるものは慣れるようになる
そう何度も繰り返しながら慣れていく
あとは絶望との距離なのだろうが
離れたり寄ってきたりどうにもなりはしない