a vacant mind

虚無と音楽

診察

2009-05-27 | Diary
その当時の精神科は近寄りがたい雰囲気があった
鉄格子に何か異様な空気が漂っていた
念仏のように何かを唱えている人もいれば
叫びながら急に立ち止まったりしていた
異常だと思っていた僕が普通に思えるくらいだった
でも問題はそんなことではないのだけど
まだ自分を自分として認識できているということだけ
抱え込みきれない負荷を背負ってしまったら僕も簡単に折れてしまう
虚ろな目をしているということはそこにいる人の共通項
僕も虚ろな目をしてそこへ行った何のために・・・・
僕を殺すことは別に構わなかった
他人を殺そうとする殺意はどうにも邪魔でしかたなかった
それを口にすると強力な抗鬱剤を処方してくれました
何もできなくなりました只管寝ていたような気がします
不安はなくなることはありません
なくなるはずなどないということがわかりませんでした
すべての悩みが溶けてなくなることはないのです
悩みながら一歩を踏み出していけばいい
急いだところで治ってような気がするだけ
少しずつ気にならないようになるといいですね
細かなことがずっと気にかかると動けなくなります
人は部品になんてなれませんからね
精巧なパーツになれるはずなどありません
歪でいることの方がむしろ自然なことなのです
きちんとしてもので一見溢れているように見えますが
この世界は無秩序極まりないのです
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ごろん

2009-05-27 | Diary
僕が僕をイメージする時
何が浮かんでくるのかというと
路傍の石なんじゃないかと思う
どこにでもあるし別にどうということもない
くすんだ色をしていてもただの石
きれいな石なら目に留まることもあるでしょうが
内側からくすんでいるのですか何の魅力もありません
それでも何だかごろんとしていたな
これじゃ駄目だな
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