エコなニコニコ日記 社会企業エコフェアネットワークのブログ

厳しい時代を生き抜き、よい社会を作るために環境問題や格差問題の代替案である私の事業や参考になるだろう情報を書いています。

自分自身の評価をするのは、他人か自分か?

2016-05-22 11:13:04 | 生き方
プロ野球監督の野村克也の言葉。
「仕事についての自分についての評価は、他人がするもので、自分で自己評価することは百害あって一利なしだ。」

心理学者の植西聡の言葉。
「だれも認めてくれなくても、自分で自分をほめる。そういう人はレジリエンス力(復活力)が高い。」

前者は現在の一般のビジネス社会はこれに近いと思いその利点は、その仕事のリーダーやチームの評価に合わせた方が、いわゆる忍従していた方が、角が立たないし、表面的にはやりやすい。自分の気が付かぬ他者からのアドバイスで成長できることもある。

後者のメンタル本や自己啓発本で言われることが多い方の利点は、心理的に安定して粘り強く以前の自分と比較するなり自分のペースで着実に改善なり、成長できる。

私は今まで、他人の評価が妥当というか客観的な評価なら、耳を真摯に傾けてきましたが、いわゆる根拠の薄い、表面的な見方による「お前にはムリだ。」「あいつは嫌い。」「キモイ。」などの評価は、なるべく気にしない様にしてきて、自分の内なる思考で、自分の行動を評価してきました。

しかし社会で働いていくなら、私は6割か7割は自己評価でいき、4割か3割が他人からの評価を受け入れる位が望ましいかと思います。(自己評価もなるべく客観的に行いつつ。)

(野村監督は野村再生工場はすごいと思いますし、私はノムさんのファンですが。ただ年長者から大うつけ者と呼ばれていた織田信長が近世を創出した事実もあります。)

なぜそんなことを書くかと言うと、私は最近、日雇い派遣の登録アルバイトで、工場に派遣されて働いてきました。

そこで、正直言うと、現場の実質的なリーダーからは、「あいつはダメだ。」という評価がくだされ、リーダーや同僚からは私がいつ仕事を辞めても、歓迎されそうな雰囲気です。
ただ会社の正社員の人からは、現場の一部の仕事を恒常的に私に任せたいとも言われていますが。

これには確かに私自身も、ハードな仕事で体力がもたなかったり、被害者意識で周りの人達に悪態をついたこともあったし、根底にある問題は「自分らしく」個人主義的に行動する私の、協調というよりもむしろ同調文化の強い現場のカルチャーになじめず、異端で嫌われてしまったことも大きいと思います。

私は日本社会は他人の評価を気にして、流されやすい民族だと思います。
かつての富国強兵時代や高度成長期時代は、そのためにお上のリーダーシップに合わせて結果は経済の先進国になれたこともあり、それなりにうまく機能していたこともあったかもしれませんが、現代は規格大量生産時代は終わり、ダイバーシティー経営と言われるような多様な人材と協同で、各人の強みを生かして働く時代になっていると思います。

しかし昨今の日本はAKB48の同調文化や、主に自民党の方向性である「日本好き」同調圧力が強まった排外主義的な、「自分らしく」の様な多様性は生かされず、集団から外れたことをして、いじめられないか恐々としている、閉塞感のある社会になってきていると思います。

そういう時代なら必要な処世術は、適度に集団に合わせつつ、自分らしさも生かせる様なあり方が求められるかと思います。

しかし私は本当にあるべきあり方は、松下幸之助が言ったような、
「自分らしさを発揮しながら、周りや全体とも適切に調和している。」
様なあり方かと思います。


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