怪物くん

最高速度300km/h以上での営業運転を前提として計画された新幹線500系。高速化を目指し、オールM編成(全車輪電動駆動)で、のぞみで活躍した16両編成の総合出力は合計18,240kW(約2万5千馬力)にも上り、地上を走行する旅客輸送機関として史上空前の動力を備えているという。まさに、速く走るために生まれてきたこの形式は、それを達成するために余儀なくされた特殊な車体構造などの影響もあり、他形式との運用の問題も生まれる結果になった。製造コストも高騰したそうである。運行開始時の表定速度は世界最高を記録し、1997年のギネス・ワールド・レコーズにも掲載された。が、逆にのぞみでの運用でも車両性能をもてあます結果となったのは皮肉である。

現在はその輝かしい記録とは裏腹な、山陽新幹線のこだまで静かな余生を送っている。問題はあったかも知れないが、技術者のロマンを追求したこの形式が好きだ。現在は、指定券で往年のグリーンシートを利用できるのも魅力。しかし、その勇姿を見られるのもあとわずかであるかもしれん。











"S" in Koganei civic center(2012/1/14)

Editor CABEZÓN

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コメント
 
 
 
最愛の500系が… ()
2011-12-15 09:59:33
こだま運用とは…orz.
隔世の感だわ

JR東海超えをするべく、東日本渾身の力作よ永遠なれ!
と 言いたいんだがねー(涙)
 
 
 
おっと、 ()
2011-12-15 10:45:07
500はJR西日本開発でしたね。
ブレーキ改造して急勾配の九州乗り入れできないかなぁ…
 
 
 
> てどの (CABEZON)
2011-12-15 15:24:16
> ブレーキ改造して急勾配の九州乗り入れできないかなぁ
線形(曲線通過)と速度とのかねあいも、、、急曲線の高速通過はN700系に軍配が上がったくらいだから、あとはその出力を生かせるかどうかだね。

しかし、弾丸のように飛ばせる車両が各駅停車、ちょっとかわいそうな・・・
 
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