休題・続々

昨日は伝説の消防士、高野甲子雄さんの講演会がありました。既に、プロジェクトX等でご覧になった方はご存じかと思うのですが、消防士のエリートである特別救助隊の訓練は過酷なモノです。しかしながら、昨日お伺いして更に驚いた事実、高野さんトライアスロンの壮年の部での日本チャンピオンに輝いたこともあるとか・・・。トライアスロンと一言で言いますが、その極みといえるアイアンマンレースに至っては、水泳 3.8km 自転車 180km マラソン 42.195km ですよ、、、まさに鉄人ですねぇ。



会場には署員の方が沢山見えて、使用する機材についての解説もありました。特に、高層ビルでの救助には、チタン製の軽量ハシゴが重宝するそうです。実際に高野さんホテルニュージャパン火災事故で経験したフラッシュオーバーは摂氏400℃~1000℃にも達し、ヘルメットの中まで炎が廻っていることを感じたとか。当然、防火服は黒こげで役になど立ちません。まさに奇跡の生還といえます。



そんな修羅場をくぐってきた、今や伝説の消防士の高野さんですが、人柄はとても気さくで、集まったお母さん達に救助に使うロープの結び方をレクチャーすることもありました。家庭内コンセントの発火の危険性についての質問で、ある小学生からの


「長時間ゲームなどで発火した場合、水は使えないのでは?」

との質問に、

「確かに漏電するから(CO2)消化器の方が良いね。
でも、そんなに長い時間ゲームをやらない方が良いよ(笑)」


と答えるシーンも(笑)。


Editor CABEZÓN


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