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キム・ヨナ氏の凄さ!

昨日のショートプログラムの得点の話ではない。


SP直後(と言っても20分後ぐらいか)の記者会見での発言。

キム・ヨナ氏曰く、「小さいころからオリンピックのフィギュアスケートの試合を見てきた

が、各選手の得点が(自分の採点と)異なることが多かった。その意味で、神様が見守ってくれた選手が、金メダルを取ることができる。

金メダルを取りたいと思うが、そうでなかってもその運命を受け入れる用意がある。」

と。

とても19歳とは思えない、<大人の発言>である。

立派である。
 
明日のフリーでも、抜群のジャンプ力と演技力で高得点をたたき出すであろう。ちょっとのミスがあっても。
 
かなりの確率で金メダルを取るのであろうが、わざわざ、神様が見守ってくれるかどうかは、神のみぞ知るという思いから、金メダルが取れなくても、心穏やかに、運命を受け入れると。
 
彼女の発言は、韓国国民向けの、記者向けのリップパフォーマンスではない。
 
<本音なのであろう>。
 
質問した記者も、金氏の想定外の深いコメントに驚いてキョトンZZZ!していたことであろう。
 
キム・ヨナ氏の昨日の発言はもう一つの波紋を呼んだに違いない。
 
どこまで彼女が意識して発言したのかは分からないが、審査員の審査の<主観性>に言及している。
 
審査員ではなく、神様が決めるのだと。
 
 
確かに、テクニカル要素に関しても、2回転、2回転半、3回転、3回転半と審査員によって判断が異なるようだ。
 
アーティスティック要素に関しても、<パフォーマンスの質>に関する判断は個人差がある。
 
<主観性の多様性>、難しい問題だ。
 
キム・ヨナ氏の発言は、こうした構造的な問題を暗に指摘しているとも言えよう。
 
 
 
 
 
 
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