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がめつい奴。

このブログでよく取り上げるのが、食にかかわる事柄である。

別にグルメでもなんでもないが、食は最も強い信頼関係で結ばれる社会関係なので、ことのほか関心が強い。

我々は、外食する時、注文したものを、その製造過程を全く見ることなく、見知らぬ相手を全面的に信用し、美味しくいただくのである。

誰が、いつ、どこで、どうやって調理したのか全く知らない。

見知らぬ相手を全面的に信用しているからこそ、<新品>が出てくると信じて疑わない。

先日、老舗料亭船場吉兆の料理長が、<中古品>を少なくとも6,7年前から、お客さんに提供していたことを告白した。

何故このタイミングで、料理長が、囲み取材で告白することになったのかよく分からないが、まあ、開いた口が塞がらない。

あのゴッドマザーさちこ氏は、この件に関して、口をつむっている。あの息子もお母さん同様知らんぷり。

中古品は、鮎の塩焼きや八幡まき、えびきすなど6種類と言われている。

私は、これら6種以外にもあったのではないかと勘ぐっている。例えば、お銚子にまるまる残されたお酒。

お客さんのことを考えなければ、信用を失っても良いのであれば、何でも再利用するであろう。

確かに高級食材をそのままごみとして捨てるのは、もったいない。客の前に数時間置かれているわけだから、よくしゃべるお客さんの前の鮎の塩焼きや八幡まき、えびきすなどには、<つば>がかかっていることであろう。

つばがかかっているかもしれない中古品は、自分達従業員の賄いにすべきであろう。

もったいないからと言って、中古品を船場吉兆を信じるお客さんに提供するなど、もってのほか。

<がめつい奴>過ぎる。 

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