数年前に見た、フランスだかイタリア映画がおもしろかった。
そのわりに、タイトルの欠片も思い出せないんだけど…。
とにかく群像劇で、数人の登場人物が入れ代わり立ち代わり
話を繋いでいくスタイル。
たしか、ルームシェアしている若者たちの話で
あるアパートを舞台に展開していたような…。
「群像劇」というスタイルは
書くのも撮るのも大変だろうと思う。
それとも、一度流れに乗ってしまうと
そうでもないのかな。
共通項や繋ぎが効果的でないと
なんにもおもしろくない。
「で、だから?」って。
少し前に読んだ本について。
『ラッシュライフ』(伊坂幸太郎著・新潮社)
ある登場人物が遭遇する出来事が
次の登場人物の運命を変え
それがまた、間接的にほかの登場人物の心理に関わり…
という具合にリレーされてゆく。
いずれも、ある街を舞台に起こる
それぞれせっぱ詰まった人々の「ラッシュライフ」。
「ラッシュ」は、つづり違い(lush、lash、rash、rush)で
いろんな意味がたくさんあるそう。
「豊富な」「むちうつこと」「無分別な」「突進する」などなど。
この本の中に登場する人たちが抱えるもの、それは
怒り、やるせなさ、孤独、滑稽さ、あきらめなど。
それが、またさらに新たな怒りややるせなさを生んでゆく。
そのおかしみ。
ままならぬ人生に、乗り続けるか降りるか。
正解などない。
降りる=負けではないのだ、と気づく。
「誰だって自分の人生に関して、アマチュアなのだ」
という登場人物の言葉がいい。
アマチュアらしく、思いきりバットを振り、滑り込めばいい。
そうこうしているうちに
ひょんなことで、ありふれた日常にふと訪れる非日常。
「ラッシュライフ」は、誰の人生にもあてはまる。
誰でもハマりこむ現実なのだと、思う。
そのわりに、タイトルの欠片も思い出せないんだけど…。
とにかく群像劇で、数人の登場人物が入れ代わり立ち代わり
話を繋いでいくスタイル。
たしか、ルームシェアしている若者たちの話で
あるアパートを舞台に展開していたような…。
「群像劇」というスタイルは
書くのも撮るのも大変だろうと思う。
それとも、一度流れに乗ってしまうと
そうでもないのかな。
共通項や繋ぎが効果的でないと
なんにもおもしろくない。
「で、だから?」って。
少し前に読んだ本について。
『ラッシュライフ』(伊坂幸太郎著・新潮社)
ある登場人物が遭遇する出来事が
次の登場人物の運命を変え
それがまた、間接的にほかの登場人物の心理に関わり…
という具合にリレーされてゆく。
いずれも、ある街を舞台に起こる
それぞれせっぱ詰まった人々の「ラッシュライフ」。
「ラッシュ」は、つづり違い(lush、lash、rash、rush)で
いろんな意味がたくさんあるそう。
「豊富な」「むちうつこと」「無分別な」「突進する」などなど。
この本の中に登場する人たちが抱えるもの、それは
怒り、やるせなさ、孤独、滑稽さ、あきらめなど。
それが、またさらに新たな怒りややるせなさを生んでゆく。
そのおかしみ。
ままならぬ人生に、乗り続けるか降りるか。
正解などない。
降りる=負けではないのだ、と気づく。
「誰だって自分の人生に関して、アマチュアなのだ」
という登場人物の言葉がいい。
アマチュアらしく、思いきりバットを振り、滑り込めばいい。
そうこうしているうちに
ひょんなことで、ありふれた日常にふと訪れる非日常。
「ラッシュライフ」は、誰の人生にもあてはまる。
誰でもハマりこむ現実なのだと、思う。
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