salt&pepper days 

ともすれば、子どもとの時間に埋もれそうな日々。でもやりたいことは他にもいっぱい。刺激を求めて悪あがき中。

疲れたときはSOSを

2005-11-28 00:52:16 | ママ生活
ここのところ、夫の帰りは25時をまわり、休日も出勤続き。
私とひよこはかたときも離れず、毎日ひたすら一緒。
あたりまえ? うん、まあそうなんですが…。
でもでも…。

最近のひよこは暴れんぼうのおてんば娘。
ハイハイで家中をはいずりまわり
お着替えも、離乳食を食べさせるのも一苦労。
よく食べるんだけど、自分の手で触りたがって
かぼちゃの日なんて、ひよこも私もかぼちゃだらけ…。

離乳食だけでは足りず、私がごはんを食べていると
ひざにのしあがってきたり、テーブルの上に手をのばし
なんでもかんでも欲しがる。
私もだんだんめんどくさくなってきて
最初は神経質に「離乳食しかあげられない」、と思っていたけれど
今ではパンも煮物もシチューに入っている具も
私が食べているお菓子も、ちょっとずつあげちゃう。

そんな格闘の日々、コンペはあるし
引っ越し後の部屋は片付かないし、体調も悪くなったり
でも夫はまったく頼れない。
ひよこ、私がちょっとそばを離れると、「ままままま~」
と大泣きするし…。
精神的にまいっちゃって、ついに実家にSOS。
ひよこを5時間預かってもらって、詞を書くために外に出た。

そういうのって、なんかダメダメ母みたいな気がして
甘いのかな~なんて思って、実家に頼むのも気が引けたけど
どうにも煮詰まってしまって…。
考えてみれば、外で働くお母さんは保育園に預けるでしょ。
家で仕事をする人は、子ども見ながらできるって思われがちだけど
いつもそれは無理。
集中力が全然違う。

子どもはとっても大切で、私にとってどんなやりがいのある仕事よりも
たぶん作詞よりも大切。
だけど、いつもいつもふたりきりだと
抱えなくてもいいストレスを感じてしまうのも事実。
ママ友達に相談もいいんだけど、そういうときは
まったく子どもと切り離された世界に入ったほうが
私にとってはいいみたい。

結果的に、そうして正解でした。
でも本屋さんで、菊田まりこさんのエッセイ
『だっこしておんぶして』を立ち読みして
おもわずウルウルしながら買ってしまった。
やっぱやっぱ、ひよこ大好き~、え~ん…みたいな…。

ちょっと離れて、またピッタリくっついて。
そんな感じでいきましょう。
早く一緒に外出を楽しめるようになれば、また気持ち的にも
違うんだろうけどね。

できればいつも前向きでいたい

2005-11-21 00:59:08 | 出来事
作詞コンペの日々。
厳しいねえ~。
好きでやっていることとはいえ、厳しいね~…。
〆切のキツサは仕方ない。
でも、「ああ、作家なんて使い捨てだな~」とか
「結局、人間関係を巧みに築いたもの勝ちか」
と思わされる出来事があったりもして、ブルー。
私が書けなくても、代わりはほかにいるんだ。
私の必死さは、相手にとってはどうでもいいこと。

なんて、ちょっと不て腐れ
捨て鉢にな気分になっていたところに
昨日の東京女子マラソン。
Qちゃんの走りに、優勝コメントにシビレた。

「走ることを通して、どん底にいる人にも
夢を持つことの素晴らしさを伝えたい」
「今日のことでも、3年後のことでもいいから目標を持つことで
1日が充実する」

わりと普通の言葉かもしれないけれど
彼女の走りを見た後だから、すごい説得力。
夢とか目標という言葉を、なんのてらいもなく
口にできることが、うらやましい。

暗闇の中での手探りは、いやんなっちゃうことも多くて
自分と向き合いすぎて、しんどいときもある。
でもでも、投げ出したら終わってしまう。

いつも前向き、は無理なときもあるけれど
いっときの感情で、大切なものをなくさないようにしなくちゃね。

至福の時間

2005-11-19 00:57:18 | 音楽
久々にコンサート。
東京国際フォーラム、ASKAさんのシンフォニックコンサート
with 服部隆之氏、東京ニューシティ管弦楽団。

時に大きなうねりとなって空気を揺るがし
時に、時間を紡ぐように、やわらかに流れる旋律。
そこに挑み、あるいは身を委ね、溶けてゆく声。
温もりを増したメロディー、ドラマティックに展開し
心をざわつかせる曲たち。
今まで慣れ親しんできた楽曲がアレンジされ
良い意味で、新鮮というより、前からそういう曲だったかのように
管弦楽器たちと仲良くなっていた。

最初のうち、いつもよりもお行儀良くしていたボーカルも
しだいにうちとけ、ほぐれていったよう。
いつものライブのように、前のめり気味というより
ゆったりとシートに身を沈め
音、声、言葉の色や景色、手触りを楽しむ
そんな時間が持てました。

シンフォニックコンサート、またやってくださいね、ASKAさん。


懐かしくも、痛々しくもあり・・・

2005-11-17 11:32:27 | 出来事
引越しに伴い、荷物の整理をしていたとき
今ではもう使わず、奥深くにしまいこんでいたもの
すっかり忘れていたものなどが、いろいろ出てきた。

会社に勤めていた頃に読んでいた本や
資料として買った本、雑誌、企画書。
その頃、考えていたことや、興味があったこと
企画していた仕事、しばらく忘れていた気持ちなんかも思い出した。
働く女性に関する本や特集雑誌や、ヒーリングものの記事、
お店情報などなど。
読んでいたエッセイなんかも、当時考えていたことや
悩んでいたことを思い出す。
今ではもう、あんまり心惹かれないものが多い。

あと、「なんでこんなキツイ色の口紅…」って思うような
使いかけの口紅も出てきた。
ためしに塗ってみたけど、全然似合わない…。
おそらく、当時も似合ってなかった。

それを買った頃、自分が人からどう見られたかったかがわかる。
きちんとした、働くオンナを気取りたかったんだろう…。
ちょっと恥ずかしい(笑)。
自分の場所や道を確立するために、内面外面ともムリしてたなー。

着なくなった服も多いし。
会社をやめたり、仕事のやり方や内容が変わったせいもあるけど
けっこうあるスーツも、今はあんまり必要ない。

変わっていないようで、時間が経ったんだな~。
必要なくなったもの、なくても大丈夫になったものは
感謝の気持ちを込めて処分した。


何はともあれ、お引っ越し

2005-11-16 02:19:54 | 出来事
“手放す”ことが、本当に下手。
変わりたい、変わらなきゃ、っていう思いがあるわりに
動けなかったり。

そんな私が、必要に迫られてやっと引っ越した。

引っ越し準備中は、どの部屋で片づけをしていても
手にした物やら窓の景色やら、何かを引金に
そこに住んだ7年間の記憶に引きずられて
いきなりセンチメンタルな気持ちになったりもして。

実家を出て初めて住んだ部屋は、私にとって
自由と孤独を味わい、挫折と向き合い
かけがえのないものを手にした場所。
ひよこを産む前と後とで、部屋の空気は本当に変わったけど。
この部屋でひとりでいた時間には、もう戻れない。

そんなあれやこれや、物思いにふける場合ではなく
最後の最後は、箱詰め、間に合わない! と大騒ぎ。
親にひよこのお守りに来てもらい
ついには掃除まで手伝わせ、やっとなんとかなった。

なぜか連日のように作詞コンペも重なって
ダンボールの積み重なった部屋で、作詞。
こんな時なんだから、パスしちゃえばよかったんだけど
そういう思いきりもなくて…。

引っ越しもストレスの原因になる、と何かで読んだ。
つらいこと、イヤなことだけじゃなく
結婚とか転職とか、要は変化が伴なうものはすべて
心に負担がかかり、ストレスの原因になるらしい。
今回、それを実感した。

まあ、ともあれ、新居に移りました。