salt&pepper days 

ともすれば、子どもとの時間に埋もれそうな日々。でもやりたいことは他にもいっぱい。刺激を求めて悪あがき中。

声をあげること

2010-01-23 00:50:24 | 出来事
30代は「助けて」と言えない世代、だそうです。


最初に書いておきますが、今日のは長いです。
それでいて、おもしろくないです。

でも、書いておかないと、と思う。


数日前、NHKのクローズアップ現代を見た。

「助けて」と言えないまま苦しんでいる、30代について。

去年放送された同番組で
生活に困り、餓死した人の部屋を見た。
独居老人ではなく、30代男性。
そして、30代のホームレスとなった人の生活を追っていた。
ネット上で、共感の声が集まったそう。

今回は、同じ人の今現在を取り上げていた。、

「こう(ホームレス)なったのは、自分のせい」と
自分を責め続けていた彼が
気の進まないまま、生活保護を受け始めていた。
まだ若くて働けるのに、こんなふうに助けてもらうなんて、と
やはり自分を責めながら。

これは自己責任、なんだろうか??

ホームレスになってしまったとか、
仕事がないとか、正社員になれないとか、
全部が全部、自己責任という風潮は、確かにある。
豊かな日本、右肩上がりの日本を作ってきたという
自負のある上の世代の人って、厳しい人が多い気がする。

たしかに、自己責任の人もいるけど。
支給された、生活を立て直す支援のお金もらって
逃げちゃう人もいるし。

NPOの人が
「自己責任だと突き放すのは、自分が相手を助ける気がないから」
ということを言っていた。
ゲストの作家、平野啓一郎さんは
「今日この番組を見て、“大変なことだ”と思う人も
明日、あさってには、だんだん忘れていく」
と言っていた。
それが多くの人の現実生活だと思うし
批判したり、嘆くことはできない。
たぶん、私もその一人だから。

話を聞いていて、
『ぼくがラーメンたべてるとき』という絵本を思い出した。


だからといって
「思い立ったらすぐ寄付を簡単にできるしくみを」
というのは、どうなんだろう、ちょっと疑問。
「助けて」と言えない人が
素直に寄付を受け取るだろうか。
税金からの支給ではなく、個人の好意だから
少しは気楽だろうということだろうけれど
自尊心が傷つき、引け目を感じるのは同じ気がするなあ。

けど、なにもしないよりはましなんだろう。

世の中には「関係ない」「理解できない」といって
通り過ぎるだけではいけない問題が
たくさんあるのだと、つくづく思う。
貧困の問題に限らず。

ここ最近、テレビで見たことや新聞で読んだこと、
人の話を聞いて、考えちゃうことが多くて。

具体的になにもできないんだけど
心に留めておかねば、と思い
まとまらないまま、書いてしまいました。

ただ、30代は助けてと言えない世代、というのは
かろうじて対象世代の身としては
「本当にそうかなあ」と思ってしまう。

たしかに、物事がうまくいかないとき
「自分のせい」とか「努力が足りない」と
思う傾向はあるけれど…。

ぐちゃぐちゃな内容ですいません。


暗闇読書の味方

2010-01-20 09:44:56 | Weblog
これ、前からほしかったんだー。

写真の右上はしっこに写っている光。

歯医者さんで、治療のときに照らされるライトみたい。



・・・歯医者さんのライトがほしかったわけじゃありませんよ。

これは「LEDブックライト」です。

暗いところでも読書ができる。
電気をつけられないときとか
本を読むための明かりを確保できます。

といっても、そんなに使う機会は多くないんだけど…。
夜中、子どもが寝ていて電気はつけられないけど
寝るには早く、ちょっと本読みたいときとか。

電気スタンドは持ち歩けないけど
これは持ち運び可能。
旅行にも持っていける。
文庫本に対しての大きさが
写真の感じです。

本にはさんでも、立てても使えます。
けっこうな明るさです。

某旅行予約サイトでたまったポイントで
交換できました。


本の感想・繊細と鈍感のあいだ

2010-01-19 00:33:09 | 本・雑誌
時々、といっても
本当にめったにないことで
何年かに一度、十年に一度くらいかもしれないけれど
「あ、なんかこの人、自分に似てるのかも」
と思う人に出会ったりする。

顔ではないです。
性格、いや、性質が、かな。

今回、歌人の穂村弘さんのエッセイを2冊読み
勝手に、本当にものすごく勝手なんだけど
共鳴してしまいました。
共感、というよりもっと切羽詰った感じ。
なんかもう、どっかで見た姿を突きつけられた感じがして
オロオロしてしまった。
実際に会ったわけじゃないけれど。



『本当はちがうんだ日記』(集英社)

『にょっ記』(文藝春秋)

正確にいえば、最初に読んだ『本当は~』のほうで。

穂村さんが、ぽつんと水面に落とした石が
波紋をつくり
そのわずかな揺れが伝わってきて
寄せてくる波紋が消えない。

わからない人には、絶対に感じ取れない波動。
むしろ、感じ取らないほうが幸せかもね。

過剰な自意識と、自信のなさ。
両方を抱えて生きている。
客観的に見て、生きにくいだろうな、と。

繊細さと鈍さ。
欲深さと謙虚さ。

誰もが併せ持ってはいるけれど
そのバランスがときとして大崩れして
笑えたり、泣けたり。

恥も自己嫌悪も、書いて公開しちゃうところが
したたかでもあったりして。
そりゃまあ、仕事だからね。
自分をネタにもするのも厭わない、
そうやって突き抜けられたら、強さともいえる。
その点は、とてもうらやましい。
私はまだまだ。
まだまだ恥かきが足りませんかね?

『にょっ記』のほうは
『本当は~』に比べると
また一味違うキャラ。
ふざけたり、妄想入ってたりして、
けっこうバカバカしく(ほめてるのよ)て
気ままに読める。

けど、ところどころかいま見える
気弱さやもろさが
「どうかこの人を、いじめないでね」
という気持ちにさせられるのは
穂村さんの人徳かもねー。

けれど、自分に似ている人と一緒にいると
けっこう、つらいこともありますよね。
そんな感覚も、思い出してしまいました。


書を捨てよ、端末を持て?

2010-01-14 21:43:07 | 出来事
年が明けても、相変わらず読書週間。
今年は国民読書年だとか。
国が提唱することなの?
何か義務が?
小学生のときの、読書感想文を思い出す。
まあ、国民に読書感想文の提出は求めないだろう。

アマゾンの読書端末が日本に本格上陸という話もあり
読書の形態は、ここ数年で変わるんだろうな。
読んでいてわからないことが出てきたら
すぐ検索できたり。

個人的には、端末で雑誌や小説を読む、というのを
受け入れられるか、不安。
いやいや、不安というのは大げさなんだけど
小説なんか特に、作品の印象が変わるような。
周りに「重い本なんて持ち歩かないで、端末で読めば」
とか言われながら
「何を言う! 不届き者!
 書籍で重さを感じてこそ、作り手の心がわかるってものよ!」
とか言っていそうな気もする。

紙の本がいきなりなくなり
すべて電子書籍になることはないにしても
少なくはなるはずだし
短編小説が、一篇ずつバラ売りで端末で読めるかも、
なんていう話を聞くと、ものすごく違和感。

たとえば絵本とか
子どもたちがDSみたいなので読む時代も!?
紙で読めよ!って取り上げたくなるだろうな。
手触りも冷たく、ツルツルで無機質な感じ。

一方で、ビジネス書とか、ハウツー本なんかの
実用書の類は、部分的に購入して端末で読めるのは
読者にとってはいいのかも。
そうなると、編集者というより、コンテンツ制作者?
「作品」という感じもしなくなる。
雑誌や書籍の編集に携わり、今も細々ライターやっている身としては
そこに、さみしさがあるのかも。

けど、はたと気づく。
私がここ数年やっているライター仕事は
PC、携帯サイトのコンテンツなので
そこはもう、割り切って仕事をしていて
時代は変わったねえ、とは思うものの
特にさみしさは感じてない。
ライターという自覚はあるけれど
編集者という気持ちは薄れている。

それでも、作り手側の仕事の仕方が
ガラリと変わるわけではなく
編集者なくして小説は生まれないし
情報だって、心でキャッチし、頭を使い、
足を使って人間が集めるわけで。

あ、紙を使わない電子書籍は、地球にもやさしい?
値段も割安だったりするかも?

でもでもでもなー。


あれれ、今日はエッセイ2冊を紹介するつもりだったのに
そこに行き着くまでに、こんなに長くなってしまいました。

なので、いったんおしまい。
で、予告。
後日、穂村弘さんのエッセイをご紹介させていただきます。
新年早々、はまりました。



またしても、カフェ難民

2010-01-11 01:19:33 | カフェ
カフェにはちょっとうるさいです。

といっても、東京、横浜周辺のカフェなら
たいてい知っているとかでもない。
むしろ、新規開拓的なことは
最近はあまり興味がない。

雑誌によく登場する有名店、世間で人気のカフェが
必ずしも自分にもハマルと限らないと
数年前までのカフェめぐりで
痛いほど知ったため。

あの街ならここ、この街ならここ、と
カフェ難民にならない程度に
お気に入りの場所があればいいかな。

ただ、場所によって
なかなか落ち着けるカフェ、喫茶店がない所も。

ちょくちょく行くことのある町田も
入る店で困ることが多い。
ファストフードやスタバをはじめとした
コーヒーショップ、パン屋さん系カフェは
それなりに多いんだけど
あの街の体質上、そういう店はわさわさしていて。

そんな町田にあって、ものすごい穴場だった
よくぞあってくれた! と、初めて行ったときは感激した
「Lega Cafe」が、閉店です。
アジアン雑貨「Lega」併設のカフェで
ベトナムコーヒーやバリコーヒーや
アレンジティーが、ものすごい充実してた。
ケーキもどれも、おいしかった。

アジア好きということもあってか
あの人がやたら多い町で
本当に心をゆるめられる場所だった。

閉店すると知ったとき
ああ、一体これから私は
町田でお茶を飲むとき、どこへ行けばいいのだ、と
同じように、本読んだり、もの思いにふけったりしてる
ほかの一人客たちと並んで、(勝手に)途方に暮れました。

閉店直前、これが最後と
買い物帰り、用事もないのに町田に寄ってLegaへ。
紅茶シフォンとアイスジャスミンティー。
あー、ホント、好きだったな、この店。
ここに流れてる時間。

私が行くと、だいたい7割の確率で遭遇した
外国人のおじいちゃん。
今日もいらっしゃいました。
今日は目が合わなかったけれど
ふと目が合うと、笑いかけてくれたり
帰り際、Bye、と笑顔を送り合ったり。
こういうのも、なんだか外国の街カフェみたいでしょ。
これが日本人のおじさんだったら
ヘンな気持ちになるかも知れないけど(笑)。

この人ともたぶん、もう会わないのかな。
それとも、きっと店の好みが似ていそうだから
またどこかでお会いするかも?

ちなみに、カフェ併設のLegaは、鶴ヶ島にもあるそうだけど
遠い…、というか、行けないわけじゃないけど
ほかに用事がない…のよね。


今年はこれ、使います

2010-01-08 15:13:59 | 出来事
今年初の更新です。
今年もよろしくお願いします。

さて、昨年中に用意しておいた手帳を
元日から使い始めました。

何軒か見てまわって選んだ
写真の一番奥、大判の濃いピンクの表紙が
今年のメインの手帳。

日本能率協会マネジメントセンター発行のもの。
すごい名前だね。
自己管理ばっちりで
効率よく働こうという意気込みを感じる…?
特にそういうわけではないのですが。
書くスペースが多いのが決め手で
参考したのは、糸井重里さんの手帳。
1日1ページのスペースに、思いついたこと、おもしろかったことを
どんどん書き込んでいるのをテレビで見て
2010年はこのやり方でいこう、と決めました。
1日1ページは多いかもと思い、1ページが2日分。
それと別に、月間予定表が独立しているのも重要。

そして手前左の模様入り手帳は
通販フェリシモでいただいたもの。
暦や、季節の行事、豆知識などが載っていて
コンパクトでもあり、書くスペースもそれなりに。
これは子ども日記用。

そして手前右の薄いピンクの手帳は
思わずもらってしまった、ミスド手帳。
中を見てみたら、書き込みスペースの土日の部分が少なく
メイン手帳には難ありで、サブ手帳に。
ネタ帳、創作管理用に。
けどこの手帳の使い方は、まだ未知数。
探りながらのお付き合いになりそう。

3冊も手帳がいるのか、と聞かれれば
いるのです。
メモ魔、手帳好きという自分を
あらためて知りました。